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文禄・慶長の役〔壬辰・丁酉倭乱〕 文学に刻まれた戦争
ブンロクケイチョウノエキジンシンテイユウワランブンガクニキザマレタセンソウ
- 著: 崔 官

近世初頭、東アジアをゆるがす一大事件が勃発した。壬辰・丁酉倭乱……。朝鮮半島を血に染めた、秀吉の野望のまたの名である。民族の記憶としてその惨禍は、両国民の心性に深く刻みこまれる。時代のうねりのなかで潤色される史実。天竺徳兵衛、論介、つむがれた多くの物語……。極限の文化接触=戦争を、歴史・文学の両面からとらえなおす意欲作。
【目次】
まえがき
第一部 史実としての壬辰倭乱
第一章 東アジアの地殻変動
第二章 極限の文化接触
第二部 文学のなかの壬辰倭乱
第三章 晋州城攻防戦
第四章 歌舞伎に登場する朝鮮の名将
第五章 朝鮮の妓生と日本の豪傑
第六章 深いひび――文学と国家意識
註
参考文献
あとがき
索引
- 前巻
- 次巻
目次
まえがき
第一部 史実としての壬辰倭乱
第一章 東アジアの地殻変動
第二章 極限の文化接触
第二部 文学のなかの壬辰倭乱
第三章 晋州城攻防戦
第四章 歌舞伎に登場する朝鮮の名将
第五章 朝鮮の妓生と日本の豪傑
第六章 深いひび――文学と国家意識
註
参考文献
あとがき
索引
書誌情報
紙版
発売日
1994年07月04日
ISBN
9784062580229
判型
四六
価格
定価:1,602円(本体1,456円)
通巻番号
22
ページ数
286ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
著者紹介
著: 崔 官(チェ グァン)
1958年、韓国かん平に生まれる。高麗大学日本文学科卒業。同大学付設民族文化研究所の講師をへて、1989年より日本に留学。東京大学大学院総合文化研究科比較文化専攻博士課程。「江戸文学に現れる壬辰倭乱」「芥川龍之介の『金将軍』と朝鮮との関わり」などの論文がある。
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