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ロシアのユーモア 政治と生活を笑った三〇〇年
ロシアノユーモア セイジトセイカツヲワラッタサンビャクネン
- 著: 川崎 浹

「共産主義時代にも盗みはあるでしょうか」「ないでしょう。社会主義時代にぜんぶ盗まれていますから」体制にとって「危険な世論」でありつづけたアネクドートは、口から口へと広まる。辛辣に権力を嗤いつづけたロシア人の過激な「笑い」を通して、ピョートル大帝期から現代にいたる、激動のロシア300年を読む。
【目次】
プロローグ ロシアの「危険な世論」
第一章 アネクドートの誕生
1 近代国家の祖=ピョートル大帝の笑い
2 機知に富んだエカテリーナ女帝
3 近代アネクドートの最盛期
第二章 民衆たちのテーブル・トーク
1 市民たちが見たレーニンとスターリン
2 抑圧の絆がゆるんだとき フルシチョフの時代
3 花開く「風刺」と「皮肉」 ブレジネフの時代
第三章 混迷の時代を生きる
1 ユーモアのペレストロイカ
2 金持ちロシア人を嗤う
エピローグ ユーモアとロシアン人
参考文献
あとがき
索引
- 前巻
- 次巻
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目次
プロローグ ロシアの「危険な世論」
第一章 アネクドートの誕生
1 近代国家の祖=ピョートル大帝の笑い
2 機知に富んだエカテリーナ女帝
3 近代アネクドートの最盛期
第二章 民衆たちのテーブル・トーク
1 市民たちが見たレーニンとスターリン
2 抑圧の絆がゆるんだとき フルシチョフの時代
3 花開く「風刺」と「皮肉」 ブレジネフの時代
第三章 混迷の時代を生きる
1 ユーモアのペレストロイカ
2 金持ちロシア人を嗤う
エピローグ ユーモアとロシアン人
参考文献
あとがき
索引
書誌情報
紙版
発売日
1999年05月10日
ISBN
9784062581585
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
通巻番号
158
ページ数
254ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
電子版
発売日
2015年06月26日
JDCN
0625815800100011000F
著者紹介
1932年福岡県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、同大学大学院博士課程修了。現在、早稲田大学教育学部教授。専攻はロシア文学。 主な著書に、『カタストロイカへの旅』(岩波書店、1993年)、『権力とユートピア』(岩波書店、1995年)、『「英雄」たちのロシア』(岩波書店、1999年)などがある。
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