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美味の構造 なぜ「おいしい」のか
ビミノコウゾウナゼオイシイノカ
- 著: 山本 隆

なぜ、空腹にまずいものなしなのか? なぜ、デザートは別腹なのか? 「うま味」と「こく」の不思議な関係とは? 遺伝子レベルの「おいしさ」、学習される「おいしさ」、欠乏による「おいしさ」……。奥深き美味の不思議を、味覚・嗅覚のしくみと大脳処理から徹底的に解明する。
【目次】
第一章 「おいしさ」とはなにか
1 情動としてのおいしさ
2 変動するおいしさと五つの要因
第二章 おいしさにはどんな感覚があるのか
1 原始的感覚と相互作用
2 雑食・草食・肉食
第三章 噛むことの効用
1 なぜ噛むのか?
2 軟食と硬食と歯根膜の働き
第四章 味と味覚の意味
1 味覚の機能
2 五つの基本味と味覚異常
3 味覚の発達
第五章 味覚のしくみ
1 抹消受容機構について
2 情報伝達と中枢処理
第六章 味覚増強物質
1 香辛料と脂肪・油のパワー
2 「うま味」と「こく」の関係
3 発酵食品とアルコールの魅力
第七章 脳はどうおいしさを認識するのか
1 脳の構造
2 おいしさ・まずさと脳内物質
3 食行動を調節する物質
第八章 学習される「おいしさ」
1 味を学ぶということ
2 味の記憶
エピローグ おいしさと生きること
引用文献ならびに参考文献
あとがき
索引
- 前巻
- 次巻
目次
第一章 「おいしさ」とはなにか
1 情動としてのおいしさ
2 変動するおいしさと五つの要因
第二章 おいしさにはどんな感覚があるのか
1 原始的感覚と相互作用
2 雑食・草食・肉食
第三章 噛むことの効用
1 なぜ噛むのか?
2 軟食と硬食と歯根膜の働き
第四章 味と味覚の意味
1 味覚の機能
2 五つの基本味と味覚異常
3 味覚の発達
第五章 味覚のしくみ
1 抹消受容機構について
2 情報伝達と中枢処理
第六章 味覚増強物質
1 香辛料と脂肪・油のパワー
2 「うま味」と「こく」の関係
3 発酵食品とアルコールの魅力
第七章 脳はどうおいしさを認識するのか
1 脳の構造
2 おいしさ・まずさと脳内物質
3 食行動を調節する物質
第八章 学習される「おいしさ」
1 味を学ぶということ
2 味の記憶
エピローグ おいしさと生きること
引用文献ならびに参考文献
あとがき
索引
書誌情報
紙版
発売日
2001年08月07日
ISBN
9784062582193
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
通巻番号
219
ページ数
248ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
著者紹介
1944年生まれ。大阪大学歯学部卒業。同大学院歯学研究科博士課程修了。大阪大学歯学部助教授、同人間科学部教授を経て、現在、同大学院人間科学研究科教授。専攻は、行動心理学、口腔生理学。日本味と匂学会会長、うま味研究会会長。2004年国際味覚嗅覚シンポジウム組織委員長。著書に、『脳と味覚――おいしく味わう脳のしくみ』(共立出版)、共著書に、『うま味――味覚と食行動』(共立出版、“Conditioned Taste Aversion:Memory of a Special Kind”Oxford University Press)、分担執筆に、『おいしさの科学』『最新味覚の科学』(ともに朝倉書店)などがある。