自由学問都市大坂 懐徳堂と日本的理性の誕生

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自由学問都市大坂 懐徳堂と日本的理性の誕生

ジユウガクモントシオオサカカイトクドウトニホンテキリセイノタンジョウ

講談社選書メチエ

「天下の台所」大坂の町人が、日本の知を覆す。
天才言語学者富永仲基、「無神論者」山片蟠桃――自らの理性のみを武器とし、一切の偏見から自由な思想を展開した懐徳堂同人たち。18世紀大坂に開花した「近代的知性」の軌跡を描く。

【目次】
はじめに よみがえる近世大坂の「知」
第一章 町人学問所懐徳堂
第二章 江戸対大坂 知の権威への反抗
第三章 富永仲基 夭逝の天才学者
第四章 中井履軒と上田秋成 夢と虚構の世界
第五章 心学と懐徳堂 二つの「かわしまものがたり」
第六章 武士無用論 中井竹山の「草茅危言」
第七章 近代的知の濫觴 懐徳堂の洋学
第八章 理性と合理主義 山片蟠桃「夢の代」の世界
おわりに 懐徳堂から適塾へ=「自由学問都市」の終焉
参考文献
あとがき
索引


  • 前巻
  • 次巻

目次

はじめに よみがえる近世大坂の「知」
第一章 町人学問所懐徳堂
第二章 江戸対大坂 知の権威への反抗
第三章 富永仲基 夭逝の天才学者
第四章 中井履軒と上田秋成 夢と虚構の世界
第五章 心学と懐徳堂 二つの「かわしまものがたり」
第六章 武士無用論 中井竹山の「草茅危言」
第七章 近代的知の濫觴 懐徳堂の洋学
第八章 理性と合理主義 山片蟠桃「夢の代」の世界
おわりに 懐徳堂から適塾へ=「自由学問都市」の終焉
参考文献
あとがき
索引

書誌情報

紙版

発売日

2002年02月08日

ISBN

9784062582322

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

通巻番号

232

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

著者紹介

著: 宮川 康子(ミヤガワ ヤスコ)

1953年東京都生まれ。神戸大学文学部卒業。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。千葉大学留学生センター助教授を経て、現在、京都産業大学日本文化研究所助教授。専攻は日本思想史、文化理論。著書に、『富永仲基と懐徳堂』(ぺりかん社)が、訳書にテツオ・ナジタ『懐徳堂――18世紀日本の「徳」の諸相』(共訳 岩波書店)がある。

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