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江南 中国文雅の源流
コウナン チュウゴクブンガノゲンリュウ
- 著: 中砂 明徳

『雅』にして『俗』――江南が中国の知を生んだ!
「上に天堂あり、下に蘇杭あり」――。
その昔、蘇州・杭州の富、美、快楽を称え、地上の天国と謳われた江南。
空前の書画骨董ブーム、繁栄する出版業、朱子学の興隆。
芳醇かつ猥雑な都市文化が生み出した中国史上の南の豊かさを解き明かす。
【目次】
序章 中国史上の南北問題
第一章 趣味の市場
第二章 学術の市場
第三章 通鑑一族の繁衍
第四章 北虜南倭
第五章 動乱の時代と南人
第六章 技を片手に
終章 中国史における「南」
註
関連年表
あとがき
人名索引
- 前巻
- 次巻
目次
序章 中国史上の南北問題
第一章 趣味の市場
第二章 学術の市場
第三章 通鑑一族の繁衍
第四章 北虜南倭
第五章 動乱の時代と南人
第六章 技を片手に
終章 中国史における「南」
註
関連年表
あとがき
人名索引
書誌情報
紙版
発売日
2002年10月10日
ISBN
9784062582506
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
通巻番号
250
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
著者紹介
1961年、大阪府生まれ。京都大学文学部卒業後、同大学大学院文学研究科東洋史学専攻博士課程単位取得退学。現在、京都大学大学院文学研究科助教授。専攻は中国近世史。主な論文に「士大夫のノルムの形成――南宗時代」(『東洋史研究』、1995年)、「江南史の水脈」(岩波講座『世界歴史11』、1997年)などがある。
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