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阿弥陀聖 空也 念仏を始めた平安僧
アミダヒジリクウヤ ネンブツヲハジメタヘイアンソウ
- 著: 石井 義長

一たびも南無阿弥陀仏という人の蓮のうえにのぼらぬはなし
いかなる凡夫愚人も、ただ「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで極楽往生で生きる……法然の浄土宗より200年の昔、ただひとり市中に遊行し、「一念往生」の思想を実践した空也。「捨ててこそ」の一念に貫かれた思想と行動、その本質とは。浄土教の歴史を塗り変える、本格的「空也」伝。
【目次】
まえがき
一、念仏の祖師の開いた安心の道
1 空也の実像を求めて
2 阿弥陀聖の登場
3 あたたかい思想
4 捨てて生きる
二、謎の出生と遍歴修行
1 空也の名をどう読むか
2 謎の出生と生育
3 少壮の日の遍歴
4 剃髪出家の謎
5 一切経を読む
6 孤島・湯島観音の祈り
7 奥羽巡錫の謎
8 山中修行
三、阿弥陀聖の念仏唱導
1 市聖
2 卒塔婆の歌
3 神泉苑の病女
4 南都興福寺
5 一同の念仏
四、東山道場の仏事
1 比叡山の大乗戒
2 十一面観音像を祀る
3 金字大般若教書写供養
4 西光寺の草創
5 慈悲行
6 閻魔への書状
五、入滅とその後
1 入滅往生
2 金鼓と錫杖
3 六波羅蜜寺と空也の墓の謎
六、心に所縁なし 空也念仏の風光とその思想
1 発心求道
2 市中はこれ道場
3? 捨ててこそ
4 空と慈悲の念仏
5 結び
略年譜
資料『空也上人の為に金字大般若経を供養する願文』(原漢文の訓み下しと略註)
あとがき
索引
- 前巻
- 次巻
目次
まえがき
一、念仏の祖師の開いた安心の道
1 空也の実像を求めて
2 阿弥陀聖の登場
3 あたたかい思想
4 捨てて生きる
二、謎の出生と遍歴修行
1 空也の名をどう読むか
2 謎の出生と生育
3 少壮の日の遍歴
4 剃髪出家の謎
5 一切経を読む
6 孤島・湯島観音の祈り
7 奥羽巡錫の謎
8 山中修行
三、阿弥陀聖の念仏唱導
1 市聖
2 卒塔婆の歌
3 神泉苑の病女
4 南都興福寺
5 一同の念仏
四、東山道場の仏事
1 比叡山の大乗戒
2 十一面観音像を祀る
3 金字大般若教書写供養
4 西光寺の草創
5 慈悲行
6 閻魔への書状
五、入滅とその後
1 入滅往生
2 金鼓と錫杖
3 六波羅蜜寺と空也の墓の謎
六、心に所縁なし 空也念仏の風光とその思想
1 発心求道
2 市中はこれ道場
3? 捨ててこそ
4 空と慈悲の念仏
5 結び
略年譜
資料『空也上人の為に金字大般若経を供養する願文』(原漢文の訓み下しと略註)
あとがき
索引
書誌情報
紙版
発売日
2003年11月12日
ISBN
9784062582858
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
通巻番号
285
ページ数
250ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
著者紹介
1932年東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、NHK入社。経営企画室主管などを経て退職後、東洋大学大学院博士課程修了。文学博士。専門は中世仏教学。東洋大学文学部非常勤講師を経て、現在、仏教文化研究所研究員。著書に、『空也上人の研究 その行業と思想』(法蔵館)がある。
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