「膝栗毛」はなぜ愛されたか 糞味噌な江戸人たち

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「膝栗毛」はなぜ愛されたか 糞味噌な江戸人たち

ヒザクリゲハナゼアイサレタカ クソミソナエドジンタチ

講談社選書メチエ

現代人は本当の面白さを知らない!

現代人は本当の面白さを知らない! ヤジさんキタさんは江戸っ子ではない? しかも同性愛関係にあった? 艶笑と猥歌に満ちた内容から、このような設定が現代日本人の知識から切り離されてしまった「膝栗毛」。20年にわたって書き継がれ、200年にわたって享受された大ヒット作の「笑いの本質」と「文化現象の構造」に肉迫する。

【目次】
関連地図
はじめに
第一章 『道中膝栗毛』の笑い
1 『道中膝栗毛』理解のための基礎知識
2 『東海道中膝栗毛』の執筆方針
3 嘘と失敗だらけの二人組
4 色気と食い気
5 性的視線と「表裏」の文学
第二章 「膝栗毛物」という文化
1 受容史二〇〇年
2 『道中膝栗毛』のマルチメディア展開
3 『道中膝栗毛』の言語史
4 数々の異本「膝栗毛物」
5 大ヒットの原因
補章 『道中膝栗毛』の出版と作者十返舎一九について
おわりに

索引


  • 前巻
  • 次巻

目次

関連地図
はじめに
第一章 『道中膝栗毛』の笑い
1 『道中膝栗毛』理解のための基礎知識
2 『東海道中膝栗毛』の執筆方針
3 嘘と失敗だらけの二人組
4 色気と食い気
5 性的視線と「表裏」の文学
第二章 「膝栗毛物」という文化
1 受容史二〇〇年
2 『道中膝栗毛』のマルチメディア展開
3 『道中膝栗毛』の言語史
4 数々の異本「膝栗毛物」
5 大ヒットの原因
補章 『道中膝栗毛』の出版と作者十返舎一九について
おわりに

索引

書誌情報

紙版

発売日

2004年03月12日

ISBN

9784062582940

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

通巻番号

294

ページ数

210ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

著者紹介

著: 綿抜 豊昭(ワタヌキ トヨアキ)

1958年、東京生まれ。中央大学文学部大学院修士課程修了。博士(文学)。筑波大学図書館情報学系教授。専門は和歌、連歌作者についての研究。近年は図像学に研究対象を広げ、「庶民の知識化」をテーマにしている。主な著書に、『近世越中和歌・連歌作者とその周辺』(桂書房)、『近世前期猪苗代家の研究』(新典社)などがある。

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