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氏神さまと鎮守さま 神社の民俗史
ウジガミサマトチンジュサマジンジャノミンゾクシ
- 著: 新谷 尚紀

日ごろ意識することは少なくとも、初詣や秋祭り、七五三のお宮参りと、私たちの日常に神社は寄りそっている。我々にとって、神とは、そして日本とはなにか? 民俗調査の成果をふまえ、ごくふつうの村や町の一画に祭られる「氏神」や「鎮守」をキーワードに、つねに人びとの生活とともにあった土地や氏と不可分の神々や祭礼を精緻に探究。日本人の神観念や信心のかたちとしての神や神社の姿と変容のさまを、いきいきと描き出す。
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目次
はじめに
第一章 神社とは何か
第二章 氏神と鎮守と
第三章 神社の変遷史
第四章 神と神社と民俗学と
おわりに
あとがき
注
書誌情報
紙版
発売日
2017年03月11日
ISBN
9784062586481
判型
四六
価格
定価:1,815円(本体1,650円)
通巻番号
645
ページ数
264ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
電子版
発売日
2017年03月24日
JDCN
0625864800100011000T
著者紹介
1948年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部史学科卒業。同大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。現在、國學院大學教授、総合研究大学院大学・国立歴史民俗博物館名誉教授。社会学博士。『ケガレからカミへ』(新装版、岩田書院)、『なぜ日本人は賽銭を投げるのか--民俗信仰を読み解く』(文春新書)、『神々の原像--祭祀の小宇宙』『柳田民俗学の継承と発展--その視点と方法』『民俗学とは何か--柳田・折口・渋沢に学び直す』(吉川弘文館)、『伊勢神宮と出雲大社--「日本」と「天皇」の誕生』『伊勢神宮と三種の神器--古代日本の祭祀と天皇』(講談社選書メチエ)など多数の著書がある。
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