江戸の性談―男は死ぬまで恋をする

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江戸の性談―男は死ぬまで恋をする

エドノセイダンオトコハシヌマデコイヲスル

するは極楽この世は地獄

愛する乳母と引き裂かれても、美貌をお殿様に見初められても、
妻を間男に寝取られても、吉原で遊女にふられても、
江戸の男は、求めてやまない。

武士文化が花開いた江戸に生きた男たち。
その性愛のかたちが多彩であったことは多数の春画や文献によってよく知られている。
そのおおらかさをうらやむ現代人も多いはずだ。だが、その多彩さを生んだのは「天下泰平」だけでなく、貧しさや武士社会の理不尽なモラルといった「死ととなりあわせの生」でもあった。
いつ死んでもおかしくない、だからこそ切実に追い求めた「性の快楽」。
春情の目覚めから老いらくの恋まで、「人間らしい生きざま」を江戸の男たちに探る。


書誌情報

紙版

発売日

2003年08月10日

ISBN

9784062683852

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

242ページ

シリーズ

The New Fifties

著者紹介

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