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日本的なもの、ヨーロッパ的なもの
ニホンテキナモノヨーロッパテキナモノ
- 著: 大橋 良介

日本人は“あるべき近代”をどう模索したか 漱石、西周、西田、九鬼、和辻らの思索を通して浮かび上がるヨーロッパ近代の射程とそれを受容した近代日本の歴史的特質。日本の思想的伝統をめぐる鮮やかな考察
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目次
【序】日本的なもの
第1章 日本美を貫く「一なるもの」――芭蕉と利休
第2章 西洋思想「ヒロソヒ」の翻訳――西周
【破】日本の「近代」とヨーロッパの「近代」
第3章 近代への不安――夏目漱石
第4章 禅から哲学へ――西田幾多郎
第5章 「いき」からの傾斜――九鬼周造
第6章 「間」の倫理――和辻哲郎
第7章 近代の超克――京都学派
【急】テクノロジーの時代
第8章 ハイ・テク時代の日本的なもの
第9章 「歴史時間」は加速する
第10章 テクノロジーと宗教
[付録]西周の訳語一覧
書誌情報
紙版
発売日
2009年05月13日
ISBN
9784062919500
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
1950
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
1992年に新潮社より刊行された同名書籍を底本とし、加筆をほどこしたもの。
著者紹介
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