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ブルジョワ 近代経済人の精神史
ブルジョワキンダイケイザイジンノセイシンシ
- 著: ヴェルナー・ゾンバルト ,
- 訳: 金森 誠也

20世紀初め、マックス・ヴェーバーが自ら後継者に指名したドイツの経済学者の代表的大著。資本主義に関する特殊研究を数多く発表してきたゾンバルトは、本書では「経済生活における精神とは何か」を問う。原著:Werner Sombart,Der Bourgeois,Zur Geistesgechichte des modernen Wirtschaftsmenschen,1913
20世紀初め、マックス・ヴェーバーが自ら後継者に指名したドイツの経済学者の代表的大著。
『近代資本主義』でゲルマン人企業家のなかに「ファウスト」的精神を見出し、『ユダヤ人と経済生活』でユダヤ人をメフィストフェレスに擬えるなど、資本主義に関する特殊研究を数多く発表してきたゾンバルトは、本書では「経済生活における精神とは何か」を問い、資本主義の精神の発生をとらえようと試みる。
その視点は中世ヨーロッパからアメリカ合衆国まで縦覧し、かつての海賊から現代ブルジョワまでの流れをたどり、企業精神の起源を探っていく。
原著:Werner Sombart,Der Bourgeois,Zur Geistesgechichte des modernen Wirtschaftsmenschen,1913
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目次
はじめに
第一巻 資本主義精神の発展
第一部 企業精神/第二部 市民精神/第三部 資本主義の精神の国民別発展/第四部 ブルジョワ 過去と現在
第二巻 資本主義の精神の源泉
第一部 生物学的基礎/第二部 道徳的諸力/第三部 社会的状況
おわりに
書誌情報
紙版
発売日
2016年12月10日
ISBN
9784062924030
判型
A6
価格
定価:1,925円(本体1,750円)
通巻番号
2403
ページ数
624ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2016年12月23日
JDCN
0629240300100011000A
初出
本書は、1990年に中央公論社より刊行された、『ブルジョア 近代経済人の精神史』(金森誠也訳)を原本とし文庫化したものです。
著者紹介
1863~1941 ドイツの経済学者、社会学者。ベルリン商科大学教授、ベルリン大学教授を歴任。著書に『近代資本主義』『恋愛と贅沢と資本主義』『戦争と資本主義』等がある。
1927年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。NHK勤務の後、広島大学、亜細亜大学、静岡大学、日本大学等の教授を歴任。1993年に日本独学史学会賞、2007年に国際文化表現学会賞受賞。訳書にゾンバルト『恋愛と贅沢と資本主義』『戦争と資本主義』、ショーペンハウアー『孤独と人生』、モール『ドイツ貴族の明治宮廷記』、『カント「視霊者の夢」』ほか多数。
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