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重力波で見える宇宙のはじまり 「時空のゆがみ」から宇宙進化を探る
ジュウリョクハデミエルウチュウノハジマリジクウノユガミカラウチュウシンカヲサグル
- 著: ピエール・ビネトリュイ ,
- 監・訳: 安東 正樹 ,
- 訳: 岡田 好惠

宇宙の進化を司っているのは「重力」だった!重力――もっとも弱く、謎に包まれていた力が、この宇宙に大きな影響を与えている。アインシュタインが重力波を予言してから100年。重力波天文学によって、我々の宇宙観はどう変わるのか? インフレーション、ブラックホール、量子真空、ダークエネルギー、量子重力理論……。宇宙を理解する上で欠かせない問題をやさしく解説しながら、宇宙誕生と進化の謎に迫る。
宇宙の進化を司っているのは「重力」だった!
「重力波天文学」が明らかにする新しい宇宙の姿
重力――もっとも弱く、謎に包まれていた力が、この宇宙に大きな影響を与えている。
アインシュタインが重力波を予言してから100年。
“アインシュタイン最後の宿題”と言われた重力波の観測が成功したことで、「重力波天文学」がついに幕を開けた。
それによって、我々の宇宙観はどのように変わるのだろうか?
インフレーション、ブラックホール、量子真空、ダークエネルギー、量子重力理論……。
宇宙を理解する上で欠かせない問題をやさしく解説しながら、宇宙誕生と進化の謎に迫る。
■おもな内容
序章 変貌する宇宙
第1章 重力、この未知なるもの ――ガリレイ、ニュートン、アインシュタインの見解
第2章 一般相対性理論 ――重力の理論から宇宙の理論まで
第3章 宇宙を観察する
第4章 2つの無限 ――両者は共存できるか?
第5章 宇宙誕生の瞬間 ――インフレーションから最初の光が現れるまで
第6章 ダークエネルギーと量子真空
第7章 闇を学ぶ ――ブラックホール
第8章 重力のさざ波 ――重力波とは何か
第9章 重力波の直接探知に成功 ――We did it!
第10章 宇宙の未来
- 前巻
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目次
序章 変貌する宇宙
第1章 重力、この未知なるもの ――ガリレイ、ニュートン、アインシュタインの見解
第2章 一般相対性理論 ――重力の理論から宇宙の理論まで
第3章 宇宙を観察する
第4章 2つの無限 ――両者は共存できるか?
第5章 宇宙誕生の瞬間 ――インフレーションから最初の光が現れるまで
第6章 ダークエネルギーと量子真空
第7章 闇を学ぶ ――ブラックホール
第8章 重力のさざ波 ――重力波とは何か
第9章 重力波の直接探知に成功 ――We did it!
第10章 宇宙の未来
書誌情報
紙版
発売日
2017年08月17日
ISBN
9784065020272
判型
新書
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
通巻番号
2027
ページ数
368ページ
シリーズ
ブルーバックス
著者紹介
Pierre Binetruy 1955年生まれ。フランスの理論物理学者。欧州宇宙機関(ESA)の宇宙重力波望遠鏡ミッション(LISA)の協力メンバー。フランスにおける重力波研究の第一人者。パリ大学(ディドロ校)教授職を経て、2005年に同校付属の宇宙物理学研究機関APC(AstroParticule et Cosmologie)の設立メンバーとなり、2013年まで所長。2017年、逝去。重力に関する無料の英仏オンライン講座〈Gravite! Du Big Bang aux trous noirs〉を生涯にわたって主宰し、一般の人々に重力の知識を広めることに貢献した。1999年、ポール・ランジュバン賞受賞。
監・訳: 安東 正樹(アンドウ マサキ)
1971年岡山県生まれ。京都大学理学部卒業。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。同大学助教、京都大学理学研究科物理学・宇宙物理学専攻特定准教授、国立天文台光赤外研究部重力波プロジェクト推進室准教授などを経て、現在、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻准教授。専門は、重力波天文学・相対論実験。日本の重力波望遠鏡KAGRAの建設とそれによる観測、宇宙重力波望遠鏡DECIGOの推進に携わる。国内の重力波研究コミュニティJGWCの運営委員長、欧米のLIGOやVIRGOの外部諮問委員も務めるなど、重力波の観測研究をリードする。
青山学院大学仏文科卒。主な著書に『アインシュタイン』(講談社火の鳥文庫)、『ピカソ 型破りの天才画家』(講談社青い鳥文庫)など。主な訳書に『デルトラ・クエスト』シリーズ(岩崎書店)、『勇者ライと3つの扉』『スター・オブ・デルトラ』各シリーズ(KADOKAWA)、『小公女セーラ』『岩くつ王』『三銃士』(学研プラス)、『みんなが知らない美女と野獣』『ウォルト・ディズニー伝記』『新訳ジャングル・ブック』、絵本『アンジェリーナ』シリーズ(以上講談社)、『灯台の光はなぜ遠くまで届くのか』(講談社ブルーバックス)など。
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