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イギリス貴族
イギリスキゾク

政・官・軍のリーダーとして大英帝国を支えつつ、空前の豊かな生活を送った貴族たち。その知られざる実態とは!?
イギリスの貴族は、国の主導者として法律を作り、政治を司り、軍隊を指揮する一方で、宏壮な邸宅では社交、狩猟、スポーツに熱中した。今では世界中に広がる「英国的」な文化にも、彼らエリートが育んだものが多い。イギリスを知るには、貴族への理解が不可欠なのだ。とはいえ、そうした貴族の実態は、多くのイギリス人にとって謎に包まれてきた。
たとえば、貴族の身分はどのように決まるのか、カントリー・ハウスでの豪奢な生活はどのようなものか。貴族と紳士の違いは何か。どのような社会的役割を果たし、他方で社交に興じていたのか。そもそも、貴族の起源とは? 多くの事例とともに、軽妙な語り口でわかりやすく紹介する好著。(解説・新井潤美)
プロローグ――大英帝国の先頭に立つ者
第一章 貴族は稀族
第二章 貴族の豊かな生活
第三章 貴族の教育
第四章 ノブレス・オブリージュ
第五章 金と暇が生み出したもの
第六章 貴族の生き残り作戦
エピローグ されど、貴族
参考文献
あとがき
解説 新井潤美
ⒸTakako Saito
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書誌情報
紙版
発売日
2022年07月14日
ISBN
9784065289174
判型
A6
価格
定価:946円(本体860円)
通巻番号
2724
ページ数
200ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2022年07月13日
JDCN
06A0000000000523155H
初出
本書は、1991年に講談社現代新書の一冊として刊行されました。
著者紹介
1949-2021年。東京生まれ。上智大学大学院文学研究科修了ののち,同志社女子大学教授を経て,上智大学文学部教授。専攻はイギリス文学,文化。主な著書に『イギリス王室物語』『イギリス名宰相物語』(ともに講談社現代新書),『コーヒー・ハウス』『イギリス紳士のユーモア』(講談社学術文庫)などがある。
解説: 新井 潤美(アライ メグミ)
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