写経入門

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写経入門

シャキョウニュウモン

講談社学術文庫

「真心をこめて綴れば、その一字ずつが仏になっていく」。
七世紀末、仏教流通のための経典書写から始まった写経は、
信仰の拠り所となり、室町時代には文字を護摩符として服用するのが流行るほど
霊験あらたかなものでした。
何故これほどまでに、写経は日本人の心を虜にできたのか。
そのはじまりや写経所作の歴史的意味、一七字詰めの理由や
美しい書体バランス考察や毛筆の選び方・使い方まで、ていねいに説明。
仏教や日本文化を深く知るための「写経」という知見を、
現代仮名書壇の基礎を築いた名書家が、豊富な手本図版とともに細やかに披露する。

この底本は1971年、創元社より刊行されました。
文庫化にあたり、巻頭カラー頁を図版解説項へ移し、
付録頁を「講談社BOOK倶楽部」内『写経入門』サイトへ移行しています。

目次

1 写経とは
2 感謝の生活
3 神と仏
4 神仏混淆ということ
5 信仰と信念
6 清浄心
7 写経のはじまり
8 写経の方式
9 写経の作法
10十七字詰の解
11写経の用度
12写経の順序
13願文の書き方
14皇室と心経
15観音さま
16心経の略説
17心経の書写文字
18学習にはーー手本のこと
19筆写体と辞典体
20細楷の練習法
21装幀について
22所用料紙数の概算
23文人墨客の写経
24写経と私

図版一覧
図版解説


ⒸKeizo Tanaka

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目次

1 写経とは
2 感謝の生活
3 神と仏
4 神仏混淆ということ
5 信仰と信念
6 清浄心
7 写経のはじまり
8 写経の方式
9 写経の作法
10十七字詰の解
11写経の用度
12写経の順序
13願文の書き方
14皇室と心経
15観音さま
16心経の略説
17心経の書写文字
18学習にはーー手本のこと
19筆写体と辞典体
20細楷の練習法
21装幀について
22所用料紙数の概算
23文人墨客の写経
24写経と私

図版一覧
図版解説

書誌情報

紙版

発売日

2022年08月12日

ISBN

9784065290798

判型

A6

価格

定価:1,012円(本体920円)

通巻番号

2729

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2022年08月10日

JDCN

06A0000000000532193P

初出

本書の底本は1971年、創元社より刊行されました。文庫化にあたり、巻頭カラー頁を図版解説項へ移し、付録頁を講談社BOOK倶楽部製品ページ(本ページ)内へ移行しています。

著者紹介

著: 田中 塊堂(タナカ カイドウ)

たなか・かいどう 1896年- 1976年。岡山県生まれ。書家。帝塚山学院大学教授。本名は英市。川谷尚亭に師事、書を学ぶ。仮名(かな)の表現範囲を広め、現代仮名書壇の基礎を築いた。古写経の調査・研究分野でも知られる。著書に『日本写経綜鑒』『かな描法』『田中塊堂 現代書道教室』『日本古写経現存目録』、編著に『古写経綜鑒』など。

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