
マイページに作品情報をお届け!
包み結びの歳時記
ツツミムスビノサイジキ
- 著: 額田 巌

古代、人は生きるために必要にかられて、結ぶこと・包むことを考えました。神が人間だけに授けた特殊な技法「包みと結び」が私たちの精神文化の基調となり、“礼法”という域に昇華するまでには、どんな変遷を辿ったのでしょうか。今や当たり前の景色となった「包み」と「結び」の起源を年中行事や風習から訪ね、由来と意味を解説。日本人の豊かな美の世界を堪能する!
本書は、1991年10月、福武書店より刊行されました。
目次
はしがき
一 年中行事と歳時
はじめに 1年中行事の始まりと広がり 2「包み」の働き 3「結び」のしくみ 4暮らしの中の包み結び 5年中行事と包み結び 6中国の歳時記
二 新年の季寄
はじめに 1門松 2しめ飾り 3結び昆布 4生花初め 5馬騎初め 6着衣始め 7おけら祭り 8お年玉 9掛鯛 10幸木 11猿廻し 12しめ縄の四手 13綱引き 14包み蓬莱 15屠蘇散 16綯い初め 17縫初め 18初髪結い 19箸包み 20常陸帯の神事 21宝引縄 22万歳と鼓 23結び柳 24大黒天と布袋
三 春の季寄
はじめに 1梅若忌 2事始め 3桜餅 4凧 5新茶 6針供養 7三つ葉
四 夏の季寄
はじめに 1青簾 2菖蒲打ちと菖蒲の枕 3葵祭り 4鵜縄 5団扇 6扇子 7蚊帳 8柏餅 9祇園会 10鱚 11薬玉 12三社祭り 13代掻きと田植え 14襷 15端午の節句と粽 16茅の輪 17夏帯 18夏足袋 19夏場所 20匂い袋 21袋掛け 22 浴衣 23蚊遣り火
五 秋の季寄
はじめに 1牛祭り 2風祭り 3霞網 4鴨 5菊供養 6島田帯祭り 7ずいき祭り 8相撲節会と衣裳 9晴明神社祭 10俵編み 11七夕 12中元 13盆行事 14重陽 15風呂敷
六 冬の季寄
はじめに 1綾取り 2亥の子餅 3襟巻 4縁結び 5事納め 6紙衾 7角巻 8七五三と紐解き 9しめ作り 10障子 11頭巾 12歳暮祝い 13鎮魂祭 14縄跳び 15袴着 16日蔭の鬘 17鰤 18頬被り 19足袋 20羽織と胸紐 21節分
七 通過儀礼
はじめに 1新生児 2誕生祝い 3褌祝い 4結納祝い 5婚礼 6岩田帯 7還暦祝い 8葬礼 9法要 10水引 11熨斗(のし) 12袱紗(ふくさ)
八 日本文化における包み結び
はじめに 1神道的なもの 2仏教的なもの 3陰陽五行的なもの 4再び年中行事を考える 5包み結びとのかかわり
あとがき
ⒸKeiko Nukada
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
目次
はしがき
一 年中行事と歳時
はじめに 1年中行事の始まりと広がり 2「包み」の働き 3「結び」のしくみ 4暮らしの中の包み結び 5年中行事と包み結び 6中国の歳時記
二 新年の季寄
はじめに 1門松 2しめ飾り 3結び昆布 4生花初め 5馬騎初め 6着衣始め 7おけら祭り 8お年玉 9掛鯛 10幸木 11猿廻し 12しめ縄の四手 13綱引き 14包み蓬莱 15屠蘇散 16綯い初め 17縫初め 18初髪結い 19箸包み 20常陸帯の神事 21宝引縄 22万歳と鼓 23結び柳 24大黒天と布袋
三 春の季寄
はじめに 1梅若忌 2事始め 3桜餅 4凧 5新茶 6針供養 7三つ葉
四 夏の季寄
はじめに 1青簾 2菖蒲打ちと菖蒲の枕 3葵祭り 4鵜縄 5団扇 6扇子 7蚊帳 8柏餅 9祇園会 10鱚 11薬玉 12三社祭り 13代掻きと田植え 14襷 15端午の節句と粽 16茅の輪 17夏帯 18夏足袋 19夏場所 20匂い袋 21袋掛け 22 浴衣 23蚊遣り火
五 秋の季寄
はじめに 1牛祭り 2風祭り 3霞網 4鴨 5菊供養 6島田帯祭り 7ずいき祭り 8相撲節会と衣裳 9晴明神社祭 10俵編み 11七夕 12中元 13盆行事 14重陽 15風呂敷
六 冬の季寄
はじめに 1綾取り 2亥の子餅 3襟巻 4縁結び 5事納め 6紙衾 7角巻 8七五三と紐解き 9しめ作り 10障子 11頭巾 12歳暮祝い 13鎮魂祭 14縄跳び 15袴着 16日蔭の鬘 17鰤 18頬被り 19足袋 20羽織と胸紐 21節分
七 通過儀礼
はじめに 1新生児 2誕生祝い 3褌祝い 4結納祝い 5婚礼 6岩田帯 7還暦祝い 8葬礼 9法要 10水引 11熨斗(のし) 12袱紗(ふくさ)
八 日本文化における包み結び
はじめに 1神道的なもの 2仏教的なもの 3陰陽五行的なもの 4再び年中行事を考える 5包み結びとのかかわり
あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2023年01月13日
ISBN
9784065303849
判型
A6
価格
定価:968円(本体880円)
通巻番号
2756
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2023年01月12日
JDCN
06A0000000000595226N
初出
本書の原本は、1991年10月、福武書店より刊行されました。
著者紹介
1911年(明治44年)岡山県生まれ。工学博士。文学博士。1935年早稲田大学理工学部を卒業、日本電気に入社。回路接続から「結び」に興味を持ち、1962年「日本における結縛の歴史、民俗学的研究」で東京教育大学文学博士号を取得。世界各地の結びについて調査、執筆する。 1953年(昭和28年)以降、当時の科学捜査研究所の依頼により、三億円事件はじめ、数々の刑事事件の結びの鑑定や、人気ドラマ『刑事コロンボ』で犯行に使われた結び紐についての、分析解説にも携わる。日本電気技師長、工場長、研究所長、副支配人、日本経営データセンター代表取締役社長も兼ねる。『結び方の研究』『結び目の謎』など著書多数。1993年没。
オンライン書店一覧
関連シリーズ
-
死と生の民俗
-
日本動物民俗誌
-
「大東亜民俗学」の虚実
-
風景の生産・風景の解放
-
弥勒 宮田登
-
今を生きる思想 宮本常一
-
女神誕生
-
世界の音 楽器の歴史と文化
-
女人禁制
-
日本人の死生観
-
埋もれた日本地図
-
日本の古式捕鯨
-
言霊の民俗誌
-
土葬の村
-
日本人の原風景 風土と信心とたつきの道
-
民俗学
-
神主と村の民俗誌
-
おとこ・おんなの民俗誌
-
江戸東京の庶民信仰
-
ニッポンの奇祭
-
氏神さまと鎮守さま 神社の民俗史
-
神々の精神史
-
言霊と他界
-
故郷七十年
-
滑稽の研究
-
「怪異」の政治社会学
-
日本古代呪術
-
金太郎の母を探ねて
-
霊山と日本人
-
魚の文化史
-
地名の研究
-
東北学/もうひとつの東北
-
民間暦
-
物語の中世 神話・説話・民話の歴史学
-
江戸滑稽化物尽くし
-
憑霊信仰論 妖怪研究への試み
-
明治大正史 世相篇
-
民俗学の旅
-
魔の系譜
-
年中行事覚書
-
日本藝能史六講
-
日本の鬼 日本文化探求の視角
-
東北学/忘れられた東北
-
生態と民俗 人と動植物の相渉譜
-
桃太郎の母
-
庶民の発見
-
蛇
-
子守り唄の誕生
-
山の神 易・五行と日本の原始蛇信仰
-
熊野詣
-
金枝篇
-
境界の発生
-
早川孝太郎 花祭
-
花の民俗学
-
塩の道
-
ももんがあ対見越入道 江戸の化物たち
-
ふるさとの生活
-
ニライカナイから届いた言葉 声に出して味わいたいウチナーグチ