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西遊妖猿伝 大唐篇(7)
サイユウヨウエンデンダイトウヘン
- 著: 諸星 大二郎

第4回手塚治虫文化賞・マンガ大賞受賞。「西遊記」と中国史を絡めて描く漫画史上屈指の痛快大伝奇冒険活劇!!
2008年秋、モーニングにて漫画界待望の続篇「西域篇」がスタートした血湧き肉躍る諸星版西遊記の、第一部!
※作者の意向により、新装にあたって従来の「大唐篇」「河西回廊篇」をまとめて「大唐篇」全10巻としました。
赤子の姿をした霊芝「人参果」に隠された秘密。人参果の持ち主、強敵・与世同君の繰り出す千変万化の幻術を、悟空は打ち破れるのでしょうか? 悟空を執拗に追いつづける刺客・黄袍や玄奘をつけ狙う紅孩児らも入り交じり、危機また危機、戦いまた戦いの第7巻。巻末には、諸星大二郎×藤田和日郎のスペシャル対談(前編)を収録。「怪」と「活劇」を描き続ける二人が、『妖猿伝』を、漫画を語りつくします!
ⒸDaijiro Morohoshi
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目次
第65回 人参を求めて三夫 山に入り 嬰児を偸られて木精 谷を擡がす
第66回 袖裏乾坤 逃れること如何 人参果樹 何んぞ生を得ん
第67回 方相 市を鬧がして蛮力を誇り 李靖 花を摘まんと鸚鵡を贈る
第68回 同君 畫より出でて車輪を飛ばし 両雄 大いに狼頭堡を鬧がす
第69回 扶桑夫人 砂漠に幻化し 阮兄弟 暴虎馮河す
第70回 悟空 暴虎して戦場を走り 玄奘 馮河して行路を拓く
第71回 百年の仙根 まさに絶えんとし 連理の霊樹 永に生きんとす
ろく得城の章
第72回 前門に黄狼 待ち受け 後門に双虎 追い来る
第73回 紅孩児 空寺に僧を追い 石方相 廃院に塔を撃つ
スペシャル対談(前篇)諸星大二郎X藤田和日郎
書誌情報
紙版
発売日
2009年04月23日
ISBN
9784063756968
判型
B6
価格
定価:1,058円(本体962円)
ページ数
432ページ
シリーズ
KCデラックス
電子版
発売日
2013年12月20日
JDCN
0637569600100011000W
初出
潮出版刊「西遊妖猿伝」全16巻を、章立て、サブタイトル等の一部を変更し、新に編集したもの。
著者紹介
東京都出身。1949年生まれ。70年、「COM」掲載の『ジュン子・恐喝』でデビュー。74年、『生物都市』が第7回手塚賞に入選。ホラー、SF、歴史物、ファンタ ジー、ギャグなど描く作品の幅は広く、独自の作風は多くの漫画家やクリエーターに影響を与え続けている。『稗田礼二郎(妖怪ハンター)シリーズ』『暗黒神話』『マッドメン』『栞と紙魚子シリーズ』など代表作は多数。92年に『ぼくとフリオと校庭で』『異界録』で第21回日本漫画家協会賞優秀賞を、2000年に『西遊妖猿伝』で第4回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。著作には小説(『キョウコのキョウは恐怖の恐』『蜘蛛の糸は必ず切れる』)もある。