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西遊妖猿伝 大唐篇(8)
サイユウヨウエンデンダイトウヘン
- 著: 諸星 大二郎

第4回手塚治虫文化賞・マンガ大賞受賞。「西遊記」と中国史を絡めて描く漫画史上屈指の痛快大伝奇冒険活劇!!
2008年秋、モーニングにて漫画界待望の続篇「西域篇」がスタートした血湧き肉躍る諸星版西遊記の、第一部!
※作者の意向により、新装にあたって従来の「大唐篇」「河西回廊篇」をまとめて「大唐篇」全10巻としました。
河西回廊の甘州までたどり着いた玄奘と悟空は、一升金という少女の家に宿をとることに。これが女難の連鎖の始まりでした。廃墟に潜む妖怪・白骨夫人、快楽殺人者のごとき女盗賊・羅刹女…続々と現れる恐ろしい女たち。そして一升金の周囲には、なぜか巫蠱の呪術師の気配が立ち込めて …。巻末には諸星大二郎×藤田和日郎のスペシャル対談(後編)を収録。いよいよ話は、それぞれの創作活動の深奥に及びます!
ⒸDaijiro Morohoshi
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目次
第74回 真の聖僧 水滸に宿を借り 仮の玄奘 甘州に言を弄す
第75回 故城に玄奘 帰路を失い 甘州に八戒 心経を講ず
第76回 屍魔 三たび大聖に戯れ 児女 故城に死母を訪ぬ
第77回 童女 養家を捨て 凶女 故城に走る
火井鎮の章
第78回 陰風 凄々として砂漠を吹き 聖僧 促々として荒野を過ぐ
第79回 凶風吹いて行客 貨を守り 強刃閃いて旅僧 災いを脱る
第80回 武尉 石を投じて河中に入り ニ客 津を求めて旧知に遭う
第81回 山中に心猿 巫蠱を知り 草庵に妖蛇 蜥蜴を呑む
第82回 火井鎮に巫 刀桿を上り 析易庵に僧 蠱毒に中る
唐初の突厥勢力図
スペシャル対談(後篇)諸星大二郎X藤田和日郎
書誌情報
紙版
発売日
2009年04月23日
ISBN
9784063756975
判型
B6
価格
定価:1,058円(本体962円)
ページ数
400ページ
シリーズ
KCデラックス
電子版
発売日
2013年12月20日
JDCN
0637569700100011000A
初出
潮出版刊『西遊妖猿伝』全16巻を、章立て、サブタイトル等の一部を変更し、新たに編集したもの。
著者紹介
東京都出身。1949年生まれ。70年、「COM」掲載の『ジュン子・恐喝』でデビュー。74年、『生物都市』が第7回手塚賞に入選。ホラー、SF、歴史物、ファンタ ジー、ギャグなど描く作品の幅は広く、独自の作風は多くの漫画家やクリエーターに影響を与え続けている。『稗田礼二郎(妖怪ハンター)シリーズ』『暗黒神話』『マッドメン』『栞と紙魚子シリーズ』など代表作は多数。92年に『ぼくとフリオと校庭で』『異界録』で第21回日本漫画家協会賞優秀賞を、2000年に『西遊妖猿伝』で第4回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。著作には小説(『キョウコのキョウは恐怖の恐』『蜘蛛の糸は必ず切れる』)もある。