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西遊妖猿伝 大唐篇(9)
サイユウヨウエンデンダイトウヘン
- 著: 諸星 大二郎

第4回手塚治虫文化賞・マンガ大賞受賞。「西遊記」と中国史を絡めて描く漫画史上屈指の痛快大伝奇冒険活劇!!
2008年秋、モーニングにて漫画界待望の続篇「西域篇」がスタートした血湧き肉躍る諸星版西遊記の、第一部!
※作者の意向により、新装にあたって従来の「大唐篇」「河西回廊篇」をまとめて「大唐篇」全10巻としました。
次々と現れる巫蠱(ふこ)使いの呪術師たち。悟空を“兄さん”と慕う美少女・一升金(いっしょうきん)の真の目論見は? そして悟空との決着を熱望する紅孩児(こうがいじ)は「火輪車」を駆り、悟空と玄奘の行く手に立ちふさがります。一方、唐の刺客・黄袍(こうほう)もまた、悟空を仕留めるべく入念な罠を…一難去ってまた一難、強敵続出の第9巻であります。
ⒸDaijiro Morohoshi
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目次
第83回 両雄 空村に戦い 孤僧 巫蠱を破る
第84回 金箍月牙 刀桿を回り 蜥蜴巫蠱 水泡に帰す
第85回 羅刹女 蠱嬰児を逃し 紅孩児 火輪車を駆る
巫蠱の章
第86回 瓜州に至りて強風 更に吹き 玉門を前に法師 心乱る
第87回 唐僧 貞婦の供養を受け 貪吏 孤老に布施を与う
第88回 瓜州城に妖人 甕を転がし 岩窟院に悟空 柩を倒す
第89回 悟空 暗中に仇敵と戦い 玄奘 窟坊に鬼僧に遭う
第90回 孫行者 岩窟院を脱れ 丘秀才 金蚕蠱を調う
書誌情報
紙版
発売日
2009年05月22日
ISBN
9784063757200
判型
B6
価格
定価:1,047円(本体952円)
ページ数
408ページ
シリーズ
KCデラックス
電子版
発売日
2013年12月20日
JDCN
0637572000100011000A
初出
潮出版刊『西遊妖猿伝』全16巻を、章立て、サブタイトル等の一部を変更し、新たに編集したもの。
著者紹介
東京都出身。1949年生まれ。70年、「COM」掲載の『ジュン子・恐喝』でデビュー。74年、『生物都市』が第7回手塚賞に入選。ホラー、SF、歴史物、ファンタ ジー、ギャグなど描く作品の幅は広く、独自の作風は多くの漫画家やクリエーターに影響を与え続けている。『稗田礼二郎(妖怪ハンター)シリーズ』『暗黒神話』『マッドメン』『栞と紙魚子シリーズ』など代表作は多数。92年に『ぼくとフリオと校庭で』『異界録』で第21回日本漫画家協会賞優秀賞を、2000年に『西遊妖猿伝』で第4回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。著作には小説(『キョウコのキョウは恐怖の恐』『蜘蛛の糸は必ず切れる』)もある。