三くだり半と縁切寺 江戸の離婚を読みなおす

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三くだり半と縁切寺 江戸の離婚を読みなおす

ミクダリハントエンキリデラエドノリコンヲヨミナオス

講談社現代新書

夫による一方的な「追い出し離婚」と、不法に耐えかねて駆け込む哀れな妻。江戸は女性にとって暗黒時代だったのだろうか。タテマエとホンネを使いわけた離婚の実態を解き明かしつつ、江戸女性の地位の読みかえを迫る。


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目次

●江戸時代は女性にとって暗黒の時代か
 上州の「かかあ天下」……夫を追い出す女房
●三くだり半とはどのようなものか
 離縁状は再婚免状……なぜ三行半に書いたのか
●三くだり半を読みなおす
●三くだり半のタテマエとホンネ……先渡し離縁状
●縁切寺へ駆け込む女たち
 アジールの名残……寺法離縁から内済離縁へ
●縁切り駆け込みのいろいろ
 夫の手に負えぬ所……夫を誣告する女房
●したたかに生きた江戸の女性たち
 女房汚れ金十二両の話……遊女通いと妾囲いに対抗する女房

書誌情報

紙版

発売日

1992年03月17日

ISBN

9784061490925

判型

新書

価格

定価:814円(本体740円)

通巻番号

1092

ページ数

254ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介

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