リーダーシップを鍛える ラグビー日本代表「躍進」の原動力

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リーダーシップを鍛える ラグビー日本代表「躍進」の原動力

リーダーシップヲキタエルラグビーニホンダイヒョウヤクシンノゲンドウリョク

部下が言うことを聞かなくて困っている管理職も
初めて部下ができて戸惑っている中堅社員も
自分はリーダーになんてなれないと思っている若手社員も
すべてのビジネスパーソン必読の書!

ラグビー日本代表のメンタルを「変革」した元メンタルコーチ荒木香織氏が届ける
「リーダーシップの鍛え方」

〈欧米や日本で「組織におけるリーダーシップ」を見て学んできた私が本書でもっともお伝えしたいのは、
リーダーシップはスキルであり、鍛えることができるという点です。
特別な才能のある人だけが持ち合わせる「資質」ではなく、誰でも伸ばすことができる「技術」なのです。
つまり、技術を習得するための適切な取り組みを理解すれば、リーダーシップは誰にでも身に付けることができるのです〉
ーープロローグより

荒木氏はラグビーW杯日本大会でイングランドを準優勝に導いた名将エディー・ジョーンズの右腕だった。
エディー氏と荒木氏で作り上げた「デュアルリーダーシップ」が日本代表のメンタルを変えた。
W杯で一勝しかしたことのなかったチームに「勝ちの文化」を植え付けたのだ。

〈現状を抜け出すために、工夫しながら新しい経験を積んでいく状態を、
心理学では「Power of Yet/パワーオブイエット」と表現します。
「まだまだこれから」という状態が持つパワーです。
目標に向かうときに、リーダーはフォロワー(部下)それぞれが限界を超える経験ができるような課題を
設定する必要があります。
「能力に限界はない」というマインドセットが浸透している組織では、フォロワーがリーダーの「想定外」の結果を達成することがあります。
その瞬間こそが、真のリーダーシップのかちであり、リーダーの醍醐味だと言えるでしょう〉

リーダーシップはスキルであり、誰でも身に付けることができる。
変革型リーダーシップ、デュアルリーダーシップ、シェアド・リーダーシップ、チェンジ・エージェント。
それぞれのキーワードが意味するものとは?
本書はすべてのビジネスパーソンに深い学びを与えるはずだ。


ⒸKaori Araki 2019

  • 前巻
  • 次巻

目次

第1章 可能性を信じるーーマインドセットから始まるリーダーシップ
日本代表の歴史を変えた2015年の南ア戦/エディーさんとの出会い/成長の土台となるマインドセット/行動や成果を好転させるマインドセット(1新しい経験を拒まない2習得への情熱を持つ3限界を決めない)

第2章 「成長するチーム」のリーダーシップ
成長するための6つのポイント(1コミットメントとモチベーション2自信3コミュニケーション力4フィードバックとコメントの受け止め方5集団凝集性とリーダーシップ6個々の心理的スキル)/エディーさんが提案したデュアルリーダーシップ/W杯で1勝しかしたことのないチームが「勝ちの文化」を考えた/選手が徹底的に「君が代」を学ぶ理由/チーム作りの要となった外国人選手とのコミュニケーション/1年目の手ごたえ/2年目の「バディーシステム」/波乱の3年目/選手が掲げた目標ーー主体性/日本代表を生まれ変わらせた「イノベーション」/「この試合は、プライドなんだ」/コラム1コミュニケーションの本質は「聞くこと」

第3章 変革型リーダーシップがチームを進化させる
リーダーにカリスマ性はいらない/日本型組織の機能不全/組織を活性化させる変革型リーダーシップ(1理想的な影響力2モチベーションの鼓舞3個々への配慮4思考力への刺激)/誰もが「チェンジ・エージェント」になれる組織こそ最強/従来型リーダーシップの問題点とは?/シェアド・リーダーシップで全体の3割をリーダーに/コラム2「清掃人、郵便配達人に聞いてみる」

第4章 成功をもたらすハードワークとレジリエンス
成功に欠かせないハードワーク/ハードワークに必要な3つのマインドセット/マインドセットを前向きにする「レジリエンス」の力/スポーツにおけるレジリエンス/レジリエンスを鍛える10の方法/レジリエンスで困難に挑戦した人たち/コラム3女性の時短制度、本当は誰のため?

第5章 フォロワーの可能性を引き出す
部下のやる気が出ないのは、部下のせい?/リーダーのNGワード、NG行動/いまどきコミットメント/なぜ生産性が上がらないのか

書誌情報

紙版

発売日

2019年12月18日

ISBN

9784065171882

判型

四六

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

ページ数

192ページ

電子版

発売日

2019年12月17日

JDCN

06A0000000000178385B

著者紹介

著: 荒木 香織(アラキ カオリ)

園田学園女子大学人間健康学部教授。博士(Ph.D.スポーツ科学)。中高及び大学在学中は陸上競技短距離選手。スポーツ心理学などを学び、米・北アイオワ大学大学院で修士、ノースカロライナ大学大学院グリーンズボロ校で博士課程を修了。 エディー・ジョーンズHCに請われて、2012年から15年までラグビー日本代表のメンタルコーチを務めた。現在は大学での教育・研究活動のほか、最新の科学的知見を取り入れたメンタルトレーニングのプログラムやセミナーを、アスリートやアーティスト、そしてビジネスパーソンに提供している。アジア南太平洋スポーツ心理学会副会長や日本スポーツ心理学会理事など役職も多数。 著書に『ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」』(講談社+α新書)。(株)CORAZONチーフコンサルタント。https://corazonmental.com

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