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特上カバチ!!-カバチタレ!2-(23)
トクジョウカバチカバチタレツー

「カバチ」とは広島弁で、文句や屁理屈のこと。法を知れば、それまで泣き寝入りしていた人もカバチをタレて(言って)、自分たちの生活を守ることができるのだ。 主人公の田村は、行政書士の大野と出会ったことでそのことに気づき、大野事務所に入所した。そんな田村が補助者として積んださまざまな経験を綴ったのが前作『カバチタレ!』。そして、試験に合格し晴れて行政書士となった田村が、新たに登場する女行政書士・住吉美寿々とともに、これまで以上にカバチをタレるのが『特上カバチ!!─カバチタレ!2─』である。
昭和45年。若き大野は事件屋として裏の世界で働いていた。先輩の覚えもめでたく、後輩からの信頼も厚く、着々と業界での地盤を固めていた大野だったが、仕事に入れ込むあまり、付き合っていたミクに苦しい決断をさせてしまう。そのことがきっかけとなり、大野の仕事は次第に荒れ始める。他にも田村が出歯亀依頼者に振り回される、のぞき編を完全収録!
Ⓒ田島隆/東風孝広
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目次
禁じられた視界
のぞいていいもの、悪いもの
君にのぞかれて…喝!!
恋のENDはいつも目障り
ハメて撮ったら即解決
ありのままのぼく
夜明け前の残影
男たちの流儀
愛が殺した愛
青年には向かない手法
書誌情報
紙版
発売日
2010年10月22日
ISBN
9784063729498
判型
B6
価格
定価:586円(本体533円)
ページ数
208ページ
シリーズ
モーニング KC
電子版
発売日
2012年03月23日
JDCN
0637294900100011000H
初出
『モーニング』2010年32号~42号
著者紹介
1972年広島県呉市生まれ。高校を卒業後、設計・製図会社に就職するが「漫画家になる」と社長に宣言し、1年で退職。96年(24歳)、従兄弟の田島隆氏の紹介により青木雄二氏に出会い、大阪を出ることを決意。半年間『ナニワ金融道』の作画を手伝う。98年(25歳)、処女作『五番街』で週刊ヤングマガジンのちばてつや賞ヤング部門入賞。99年5月、モーニングにて『カバチタレ!』の連載を開始。2001年8月よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。05年7月よりモーニングにて『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。大阪府大阪市在住。
原作: 田島 隆(タジマ タカシ)
1968年広島県呉市生まれ。高校を中退して以降、独立して生計を営み、トラック運転手、花屋、クリーニング屋、ビル清掃業、営業マン、新聞配達など約30種の職を経験した。20歳のとき法律家を志し、司法書士補助者を経て、1991年、海事代理士試験に合格。呉市に田島海事法務事務所を開業、現在まで海事代理士・行政書士として法律実務に携わる。1999年よりモーニングにて『カバチタレ!』の連載を、2001年よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。2005年7月より『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。広島県在住。