文芸(単行本)作品一覧

江戸は廻灯籠
江戸は廻灯籠
著:佐江 衆一
文芸(単行本)
江戸の息遣いを活写する“円環小説” 屋根職人、剣士、銀細工師、盗賊、目明し……。八百八町の片すみで懸命に生きぬく人々を鮮やかに描く、連作短篇集。
狐罠
狐罠
著:北森 鴻
文芸(単行本)
いやあ、おもしろい……というより、実に恐ろしい世界である。まさに百鬼夜行の骨董業界、その裏また裏が見事なまでに描かれている。何よりも、骨董の世界で生き抜こうというヒロインの熱い息づかいが行間から聞こえてくるのがいい。それはすなわち、ミステリの世界で生き抜こうという作者の熱い決意に他ならない。この一作で、北森鴻はミステリ界の最前線に参戦した!――真保裕一
路傍の熱血ポンちゃん!
路傍の熱血ポンちゃん!
著:山田 詠美
文芸(単行本)
ファン待望、『熱血ポンちゃん』シリーズ! 5冊目の熱血は路傍のワイルド・スタイル。12年に一度の幸運期を迎えたポンちゃんが、大好きなことだけ探求しました。いとおしいものたちで一杯のエッセイ集
萌え立つ山河 藩士堀修一郎の青春
萌え立つ山河 藩士堀修一郎の青春
著:藤井 素介
文芸(単行本)
深溝松平(ふこうずまつだいら)の藩政を救った堀修一郎の〈愛と誠〉 刈谷から福知山へ、そして島原へ。新封地での藩政の幾多の危機を救い、下級武士から側用人に登りつめた青年藩士の人間的魅力。書下ろし長篇時代小説。
恋愛空間
恋愛空間
著:髙樹 のぶ子
文芸(単行本)
女の恋、大人の愛はふたごころから。 人の一生には第一次恋愛期と第二次恋愛期がある。女の恋はふたごころから、そして大人の愛は再会がキ-ワ-ド。恋愛小説の名手が贈る心に響く恋愛エッセイ集。
蛮骨の剣
蛮骨の剣
著:鳥羽 亮
文芸(単行本)
民家に火を放ち、大店(おおだな)を襲う─。“閻魔党(えんまとう)”を名乗る一派が深川を恐怖に落とし入れた。深川の安寧を陰で支えてきた蓮見宗二郎たち始末人と、閻魔党の死闘が始まる。宗二郎の渋沢念流(しぶざわねんりゅう)、謎の老剣客が操る実貫流(じつかんりゅう)……。必殺の剣と剣が深川の闇を舞台に火花を散らす!
超・真・贋
超・真・贋
著:野崎 六助
文芸(単行本)
ツボで問われる〈サギ師〉のウツワ。 贋作騒動から30年、「世紀のツボ」が衆人環視のなか忽然と消えた!怪盗、その幼なじみの警官、往年の映画スターらが入り乱れる新感覚コン・ゲーム誕生!!
庭からの贈りもの
庭からの贈りもの
著:ジュディス・ハンデルスマン,訳:南野 茉莉
文芸(単行本)
ヒーリング・ガーデンへようこそ。植物とのふれあいを通して、人の心は癒されてゆく。園芸コンサルタントの著者が、心にしみるエピソードで綴る、植物たちの神秘的な力。
さくらんぼのお酒
さくらんぼのお酒
著:ヤニス・クサンスリス,訳:福田 千津子
文芸(単行本)
甘ずっぱくて、ほろ苦い。1957年クリスマス。10歳のふたごと15歳の姉は、互いに結婚しようと心に決めていた……。あのクリスマスの日、ぼくら3人は地下室の醸造所で結婚式を上げた。今でも覚えているが、ぼくらは2時間というもの、彼女の胸の上に唇をぴったりつけたままでいた……。 子供たちの愛と性の息吹をエロチックに描く異色作。
文章作法 小説の書き方
文章作法 小説の書き方
著:伊藤 桂一
文芸(単行本)
小説の構想はどうたてるのか? 小説の主事の要締は? 成功作と失敗作の分岐点は? 小説講座18年、新人育ての名手が、実作者としての体験を披露して綴るプロ作家への確かな道。
雨のなかの犬
雨のなかの犬
著:香納 諒一
文芸(単行本)
はぐれ人の彷徨を切なく描く著者初の短篇連作集。 親しかったヤクザのひとりがつまらない喧嘩で命を落とし、時代おくれのトップ屋がひとり、何日も音信不通だった。ヤバい事件に挑んでみるさ。そんなふうにいっていた男だ。ふたりとも、飲むと陽気な仲間だった。飲んでいないときの暮らしは知らない。私も知られたいとは思わなかった。ここ数週間の私はといえば、ろくな仕事もないままに、事務所ちかくの飲み屋で毎晩同じように酒を飲み、同じようにけだるい朝を迎えていた。そんな昼下がり、女がひとり、有楽町のガード下にある事務所を訪ねてきた。依頼人が女の場合、とりあえず歳格好に興味がいく。仕事をやる気がない昼下がりとなればなおさらだ。<本文抜粋>
天魔信長
天魔信長
著:高橋 直樹
文芸(単行本)
孤独と闇―― 内なる力に突き動かされ破壊の野を駆け抜けた若き日の信長。 時代小説の旗手が放つ新しい信長像。
ピアノの音
ピアノの音
著:庄野 潤三
文芸(単行本)
この数年前から夫婦の晩年を主題にした小説を書きたいという気持ちが私にある。 子供が大きくなり、みんな結婚して、家に妻と二人だけで暮らすようになって年月がたった。孫の数もふえて、賑やかになる。そんな夫婦がいったいどんなふうにして日常生活を送っているかを書いてみたい。──あとがきより
風光る
風光る
著:落合 恵子
文芸(単行本)
心に沁みる13の短編たち いつも風があった、花があった。 女と男、女と女、寄り添い、離れる、ある季節。 花と風が、しずかに見つめあうように。 今日を明日に紡ぐ、癒しの時。
佐高信の寸鉄刺人
佐高信の寸鉄刺人
著:佐高 信
文芸(単行本)
硬派の論客が“日々の良心”を鋭く直言! 批判精神と権力に媚びない気概の持ち主である著者が、人を斬り、書を斬り、事件を斬る注目のエッセイ集。倫理を忘れた現代への警鐘でもあり、庶民を勇気づける本
新・天狼星 ヴァンパイア 異形の章
新・天狼星 ヴァンパイア 異形の章
著:栗本 薫
文芸(単行本)
一夜にしてスターの地位を獲得したシンデレラボーイ竜崎晶の身辺で次々に起こる殺人事件。容疑者となった晶と、その晶に異常な愛を感じる殺人鬼・刀根一太郎。 魔人・シリウスの影。再び現れた強力な敵を前にして、名探偵・伊集院大介の名推理が展開される。好評『ヴァンパイア 恐怖の章』に続く話題作!
薔薇戦争
薔薇戦争
著・編:ジョン・バ-トン,著・編:ピ-タ-・ホ-ル,訳:木下 順二
文芸(単行本)
白薔薇と紅薔薇、15世紀イギリスを二分した壮絶なる王位争奪戦を、シェイクスピアの作品から再構成、木下順二氏の格調高い名訳で贈る。 本書は、薔薇戦争の発端から終結までを扱ったシェイクスピア初期の作品、『ヘンリ6世』1-3部と『リチャード3世』の4作を整理編集した3部作全75景の一大人間ドラマである。
元の皇帝フビライ
元の皇帝フビライ
著:岡本 好古
文芸(単行本)
鎌倉時代、2度にわたって日本を攻め、蒙古襲来と恐れられながら、“神風”にあって退散した元の皇帝フビライ。 争闘にあけくれながら、心優しい人間性を失なわなかった雄大な生涯を描く。
浅き夢
浅き夢
著:中山 あい子
文芸(単行本)
新宿が熱く燃え、輝いていた時代。ゴールデン街・二丁目界隈の酒場にたむろし、生き唄い酔いしれた懐かしい仲間たち。あの名物ママの「まえだ」もいまはない……。
中年シングル生活
中年シングル生活
著:関川 夏央
文芸(単行本)
一人で暮らしたい。 でも一人では生きられない。 あなたは本当にひとりで死ぬ覚悟があるか。 いまだ道の途中の生活者に捧ぐエッセイ集。