文芸(単行本)作品一覧

寿司屋のかみさんうちあけ話
寿司屋のかみさんうちあけ話
著:佐川 芳枝
文芸(単行本)
春夏秋冬寿司の“旬”を味わうために――すぐに役立つとっておきの話こっそり教えます 寿司の値段/盛りこみと別盛り/シャリ炊きとシャリ切り/今日のおすすめ/寿司の賞味期限/仕込みの話など 寿司につられて、寿司屋に嫁いでから20年が過ぎた。わが家は10坪ほどの小さな店だが、様々ななりわいのお客さんがおみえになる。この店の中で、お客さんと一緒に、笑ったり、怒ったり、涙ぐんだりしたことなどを、7年位前からノートに書きとめておくようになった。また、寿司がなにより好きな私にとって、四季それぞれに顔ぶれが変る魚(寿司タネ)に出会うのも大きな楽しみで、そのおいしさも書き加えておいた。――あとがきより
境に居て
境に居て
著:高橋 たか子
文芸(単行本)
高橋たか子の文学と魂の軌跡を自身で描く。著者は、高橋和巳と出会い、その死、そして小説家への道から、すべてをすててキリスト教の宗教者へと、驚異的道を歩んできた。そのすべてをここに明らかにす。
迷宮
迷宮
著:星原 夢彦
文芸(単行本)
愛とは、これほども惜しみなく奪うのか 蟻地獄が近づく虫を食べて華麗な薄羽カゲロウに変身するように、愛する男たちを死に迫いやって成功する超美貌のヒロイン。現代の愛を、性を、濃艶に描き尽くす。
<地獄の火>殺人事件
<地獄の火>殺人事件
著:仁賀 克雄,解説:島田 荘司
文芸(単行本)
切り裂きジャックを背景に描く連続殺人事件19世紀末のロンドン。市民は切り裂きジャック事件の次の殺人に怯えていた。そこへ名門男爵家で、交霊会の霊媒の予言通り、次々と男爵家の家族が殺されていく―
百面相
百面相
著:内海 隆一郎
文芸(単行本)
老芸人を父に持つ久江と、その家族の奮闘!芸能生活70年、“百面相”をオハコにする波野栄一と、小料理屋「こい津」を営む娘夫婦・孫とのほのぼのした家族愛。芸界最長老の芸人と彼の一家を描く長編小説
いつか帰る森
いつか帰る森
著:本山 賢司
文芸(単行本)
山歩きの楽しみが実践的に分かる面白体験記アウトドアとは無縁のお父さんが一念発起して山歩きを始めた。次々にぶつかる問題。靴は?服装は?食糧は?火は?雨具は?野山に過ごす実践的テクニックの全て。
透明な方舟
透明な方舟
著:薄井 ゆうじ
文芸(単行本)
『透明な方舟』の題材はヴァーチャル・リアリティの世界である。「仮想現実感」「VR感覚」といわれたりもするこの題材、SFでは今までにも多く扱われてきたが、この作品ほど文学的水準の高いものは初めてのように思う。 死んだ両親に、今はない故郷の家で会うくだり、まさか、まさかとたたみかける最後のくだりが特によく、エンターテインメントとして佳作だと思う。――(「筒井康隆の文藝時間」より)
仮面舞踏会―伊集院大介の帰還
仮面舞踏会―伊集院大介の帰還
著:栗本 薫
文芸(単行本)
パソコン通信が生みだした幻のアイドル〈姫〉の正体をめぐって通信仲間は大騒ぎを繰り広げていた。まだ誰も見たことのない、その〈姫〉がとうとう姿を現すという。約束の当日、待合わせの場所で1人の女子大生が殺された!彼女は本当に〈姫〉なのか?
空夜
空夜
著:帚木 蓬生
文芸(単行本)
生きる歓びに目覚めさせてくれた愛。人はそれを不倫というが……。透明感溢れる書下ろし恋愛小説! 絢爛たる桜、一面の菖蒲、燃え上がる櫨(はぜ)の並木。見なれたふる里の風景がこんなにも違って見える。九州の四季の移ろいの中に揺れ動くふた組の、不倫を越えた純愛を描く。
クロイツェル・ソナタ
クロイツェル・ソナタ
著:夏樹 静子
文芸(単行本)
甘美な名曲のテープに隠された、戦慄の秘密。――死刑を超える刑罰は存在するのか。殺した者、殺された者にとって、復讐とは、救いとは? 最愛の娘を惨殺された父親の無念。自らの手で犯人への復讐は可能か。 可哀相な優子。お前のように素直で清純な子が、どうしてあれほど残酷な運命を強いられなければならなかったのか? どれほどの凶悪事件でも、殺された被害者が1人で、犯人が未成年の場合には、まずほとんど死刑にはならない。
午後の坂道
午後の坂道
著:森内 俊雄
文芸(単行本)
「食」を題材に生きる本質を追求した短篇集危うい心の断崖に立たされている人がいる。そこに彼を暖かく包む家族がいる。孤独や不安は癒されるだろうか。「食」をテ-マに生きることの本質を追求した短篇群
風塵
風塵
著:池宮 彰一郎
文芸(単行本)
一命を散らす侍たち! 侍の生死のまぎわを、一瞬照らす女の命を描く「九思の剣」、全く新しい家康像を創った「風塵」等。士道の厳しさと哀しみを見事に伝える傑作集!
生ムギ生ゴメ生アクビ
生ムギ生ゴメ生アクビ
著:荻野 アンナ
文芸(単行本)
最新エッセイ集、読むオギノ式ワイドショ-時には香具師のように、時には小宮悦子のようにダジャレでつなぐ事件と事件、体当りで見せる物事の真実。連立政権からヘアヌ-ドまで、断筆否弾筆のエッセイ集
春高楼の
春高楼の
著:清水 義範
文芸(単行本)
平成の日本に青春の意味を問う明治熱血小説明治33年夏一人の青年が田舎から上京してきた。樋口淳一郎、22歳。東京帝国大学へ入学したのだ。多くの友人に囲まれ社会主義の波にさらわれ明治の青春は輝く
男の美学
男の美学
編:佐高 信
文芸(単行本)
悔いのない生き方をしたい。 小伝、エッセイ、詩、川柳、小説。何かしら勇気が湧いてくるヒントの数々。 誰もが出世を望んでいるわけではない。それよりも、さわやかな生き方、あるいは見事な生き方をしたい、と願っている。こんな時に、何を基準に、どう自分の生き方を決めたらいいのか?(「はじめに」より)
夏至祭
夏至祭
著:佐藤 洋二郎
文芸(単行本)
第17回野間文芸新人賞受賞! 故郷に生かされる。生きていく孤独は抱えながらも故郷に根を下ろそうとする人間の力強い生命力を描く作品集 廃坑の町を棄て、人を不幸にした負い目を抱きながら少年は都会に出ていった。いま中年になって、生きていく孤独は癒えない。故郷の土地の匂い、山の息吹が無性に懐しい。呼び戻されるように帰った故郷は、しかし逞しい変貌の中にあった。その活力を受けて、帰郷者はこの地に根を下ろし始める。
自動車密約
自動車密約
著:杉田 望
文芸(単行本)
中国市場をめぐる日中米の知られざる戦い!日本第一のビッグビジネスのなかで、何かが起っている――経済記者の鋭い感覚は、世界をゆるがす日中米の自動車戦争の見えざる領域へ一歩一歩、踏みこんでゆく。
みだれ絵双紙 金瓶梅
みだれ絵双紙 金瓶梅
文:皆川 博子,絵:岡田 嘉夫
文芸(単行本)
大活劇!破調「金瓶梅」 悪徳、淫蕩の限りをつくす西門慶(せいもんけい)と、3人の美女、金蓮・瓶児・春梅の絢爛たる絵巻。加えて猛虎あり、大盗賊あり、半魚人ありの大チャンバラ異色版!描くは当代きって皆川博子・岡田嘉夫の妖しのコンビ。
黄金バット
黄金バット
著:永倉 万治
文芸(単行本)
若さだけが爆発!悪戦苦闘、汗と涙の青春譜 1970年、作者22歳、劇団「東京キッドブラザース」に所属。ロック・ミュージカル「黄金バット」でニューヨーク公演。懐かしくもほろ苦い日々を描く長編青春小説。
タイムショップ
タイムショップ
著:川人 博
文芸(単行本)
「過労死110番」の弁護士、長編問題作!時間を売る店が開店した。ノルマ締めつけに泣く銀行員も御三家受験の小学生も、裁判官も高校教師もサラリ-マンも、1日26時ほしい人は今すぐタイムショップへ