講談社文庫作品一覧

厭魅の如き憑くもの
講談社文庫
戦慄の本格ホラー推理!山深い村に蔓延る恐怖の連続! 神々櫛(かがぐし)村。谺呀治(かがち)家と神櫛(かみぐし)家、2つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。戦争からそう遠くない昭和の年、ある怪奇幻想作家がこの地を訪れてまもなく、最初の怪死事件が起こる。本格ミステリーとホラーの魅力が圧倒的世界観で迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ第1長編。
憑き物の恐怖 カカシ様の戦慄 連続する人死にの謎
戦慄の本格ホラー推理!山深い村に蔓延る恐怖の連続!神々櫛(かがぐし)村絵図、現場見取り図を追加、待望の文庫化!
神々櫛村。谺呀治(かがち)家と神櫛(かみぐし)家、2つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。戦争からそう遠くない昭和の年、ある怪奇幻想作家がこの地を訪れてまもなく、最初の怪死事件が起こる。本格ミステリーとホラーの魅力が圧倒的世界観で迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ第1長編。
※本書は2006年2月、原書房より単行本として刊行されました。

サーカス市場
講談社文庫
都市の死角に佇む、怪しくもミステリアスな街の物語!
毛鉤をピアス代わりにつける謎の美女を追いかけたサラリーマン2人組が、足を踏み入れたのは……。都市の中心部で、密かに口を開けて待っている異界“サーカス市場”。死者のためのサーカスが行われていたり、裏切りの重さが量れる天秤を持つ質屋があったり。幻想味あふれる「奇妙な味」の傑作連作短篇集!

邪馬台洞の研究
講談社文庫
「主人公・比夏留の名字“諸星”は諸星大二郎さんからいただいたものです」――作者
「本当です。」――諸星大二郎
女子高生・諸星比夏留(ひかる)は、古武道〈独楽(こま)〉の達人で、民俗学研究会所属の大食い少女だが、部活の仲間たちと、いつも摩訶不思議な事件に巻き込まれる。学校の裏で邪馬台国を探す表題作をはじめ、子供たちが洞窟の中で消失する「人喰い洞の研究」など、今回もめちゃめちゃ笑えるトンデモ伝奇「私立伝奇学園」シリーズ。第2弾

発達障害<うちの子がヘンと言われたら>
講談社文庫
教育学・医学の対処法を解説!
「うちの子は、いったいどうなってしまうのだろう」。ADHDやLD、アスペルガー症候群といった発達障害を子どもが患ってしまったら、親は途方にくれるばかりだ。増える軽度発達障害の傾向と対策から、子どもの成長過程のなかで親は何ができるのかまでを、教育学と医学の立場で専門家がわかりやすく解説。

クリスマス・テロル<invisible×inventor>
講談社文庫
佐藤友哉の問題作!本人による25Pの解説
女子中学生・小林冬子。苫小牧から船に乗り、行き着いた先は見知らぬ孤島。いったいここは――後頭部を殴られ小屋に寝かされた冬子は、監視の役目を依頼される。「見る」者と「見られる」者の関係が逆転するとき、事態は一変する。話題をさらった佐藤友哉の問題作ついに文庫化。著者本人による25頁の解説つき。

泣く子と小三郎 <半次捕物控>
講談社文庫
剣をとっては日の本一と半次も認める蟋蟀小三郎がなぜか国表から舞い戻り、皆川道場の暴れ者・宮川周五郎に敗れたという噂が。寸止めしたと言い張る小三郎は、小網町の水夫(かこ)と人形町の火消しの若者の喧嘩に首を突っ込み、火消し側についた宮川と真剣勝負で決着(かた)をつけることに……。絶好調の大人気シリーズ。(講談社文庫)
お騒がせ男・蟋蟀小三郎がまたまた大暴れ!御奉行が買った衝立障子の真贋、水夫の若者と火消し組の喧嘩……面倒なことはすべて半次のもとへ持ち込まれる。何かあるといつもあいつが顔を出してはかき回す。

妖怪アパートの幽雅な日常2
講談社文庫
1冊の“魔道書”が、俺の運命を変えていく。
半年間の寮生活を経て、寿荘に舞い戻ってきた夕士。妖怪、人間入り乱れての日々がふたたび始まった。ある日手にした「魔道書」の封印を解き、妖魔たちを呼び出してしまった夕士は、除霊師の卵・秋音に素質を見込まれ、霊力アップの過酷な修行をするはめに……。大ブレイクの好評シリーズ、怒濤の第2弾!

カラ売り屋
講談社文庫
日本経済の闇に蠢く怪しい奴ら
カラ売り専業ファンド、破綻企業サルベージ屋……道を踏み外した男たちの大勝負を描く短篇集。
国際金融小説の旗手が切り開いた新境地
人の弱みにこそ勝機あり。理念無き利益操作が支える「危ない株」も、村おこしとは名ばかりの錬金術も、途上国へのハイリスク融資も、経済の闇に蠢く魑魅魍魎にとっては宝の山だ。金融界のまっとうな道を踏み外した男たちのカネへの執念が生んだ熱い物語。国際経済小説の旗手が切り開いた新境地、全4篇。

『ギロチン城』殺人事件
講談社文庫
探偵のナコと学生の頼科が見つけた写真には、ギロチンの前で助けを求める女性の姿が。2人は彼女を救うため、不吉な過去をもつ『ギロチン城』へ。外界から隔絶された密室で、犯人探しに挑む。連続する新たな密室殺人。一体、誰が何のために!? 不可能を可能にしたトリックとは? 〈城〉シリーズ第4弾。(講談社文庫)
人間の人形化がもたらした悲劇とは?
何かしなければ崩壊する。でも何かしても崩壊する。そんな局面に立たされたら、人間はどうしたらいいのだろう――本文より
探偵のナコと学生の頼科が見つけた写真には、ギロチンの前で助けを求める女性の姿が。2人は彼女を救うため、不吉な過去をもつ『ギロチン城』へ。外界から隔絶された密室で、犯人探しに挑む。連続する新たな密室殺人。一体、誰が何のために!? 不可能を可能にしたトリックとは? 〈城〉シリーズ第4弾。

妖人白山伯
講談社文庫
維新で暗躍した謎の怪人・大山師・モンブラン伯爵! ーーパリの日本公使館で、老残を湛えた謎の紳士が、原敬に流暢な日本語で声をかけてきた。彼こそは、幕末から明治にかけて、日本とフランスを手玉にとった、実在の大山師・モンブラン伯爵、漢名・白山伯。文学・芸術も巻き込んで、政治史の裏面で暗躍した怪人の姿を、フランス文学研究の第一人者が描く、異色の長編小説。

嫁盗み 重蔵始末(四)長崎篇
講談社文庫

考える技術
講談社文庫
経済激変のこれからは思考力格差の時代だ!
世界経済は急激に変化している。これまでの原則がまったく通じない新しい経済状況の中で、ビジネスマンに求められるもの――それが「考える技術」だ。論理思考を身につける具体的方法、アイデアの生み出し方、先見性を磨く術……。「思考力格差」の時代を生き抜くための、大前研一流・知的パワーアップ法を開陳。

ボクの彼氏はどこにいる?
講談社文庫
アイドルの女の子を好きなふりをしたり、気になる男子の名を寝言で呼んだらどうしようと修学旅行で眠れなかったり――著者がゲイであることに悩み、認め、周りにカミングアウトしていく、さわやかで感動を呼ぶ青春記。同性愛の人はもちろん、異性愛の人にも勇気と希望を与えてくれます。(講談社文庫)
同性愛であることに悩み、認め、カミングアウトしていく さわやかで感動を呼ぶ青春記
40ページ超の文庫のための書下ろし収録
「彼がゲイであるかどうかなど、最初から問題ではなかったのだ。この本のペパーミントのような爽快さのなかにあるシンプルな真実に、きっと誰もが胸を打たれることだろう。」――<石田衣良(解説より)>
アイドルの女の子を好きなふりをしたり、気になる男子の名を寝言で呼んだらどうしようと修学旅行で眠れなかったり――著者がゲイであることに悩み、認め、周りにカミングアウトしていく、さわやかで感動を呼ぶ青春記。同性愛の人はもちろん、異性愛の人にも勇気と希望を与えてくれます。

武士の約定 武者とゆく(六)
講談社文庫
犬連れの剣客 桜井俊吾は卑怯な手合いを許さない!
文庫書下ろし時代小説好評シリーズ
桜井俊吾は金では転ばぬ。だが身すぎ世すぎは厄介だ。俊吾の手習い所の窮状を見透かして、毒鼠の音松親分が用心棒の口を持ちかけた。断る俊吾に、今度は腕自慢の刺客を差し向けてくる。手習い所では御家人の悪童と町人の子らとの諍いが勃発。俊吾は分け隔てなしの早朝剣術稽古を始めるが!?〈文庫書下ろし〉

百寺巡礼 第七巻 東北
講談社文庫
みちのくの地に、輝く闇を求めて――。平泉で生まれて消えた幻の黄金郷。都から遠く離れ、奥州藤原三代がみた夢の跡を偲ぶ、中尊寺と毛越寺。山間に隠された桃源郷、恐山での胸を衝かれる死者との邂逅。そして美しい松島と瑞巌寺から彼方の浄土を想う。この深く静かで強い大地から、心の安らぎが匂い立つ。
五木寛之の『百寺巡礼』圧倒的好評の全10巻!
第7巻 東北 輝く闇を求めて
みちのくの地に、輝く闇を求めて――。平泉で生まれて消えた幻の黄金郷。都から遠く離れ、奥州藤原三代がみた夢の跡を偲ぶ、中尊寺と毛越寺。山間に隠された桃源郷、恐山での胸を衝かれる死者との邂逅。そして美しい松島と瑞巌寺から彼方の浄土を想う。この深く静かで強い大地から、心の安らぎが匂い立つ。

ショートショートの花束1
講談社文庫
意外性の連続攻撃!すぐ面白い傑作65編
一本2800字以内の世界に繰り広げられる、極限まで無駄をそぎ落とした超濃密な“おもしろさ凝縮のブラックホール”、それがショートショートだ。短編小説の名手・阿刀田高氏が選び抜いた意表をつく傑作65編に全作品の選評も収録。『ショートショートの広場』改め新シリーズ第1弾!〈文庫オリジナル〉

陪審法廷
講談社文庫
米国フロリダに住む日本人少年、研一。隣人の少女パメラは、養父からレイプされていることを彼に打ち明ける。彼女を救うため研一は養父に向けて拳銃の引鉄(ひきがね)をひいた……。第一級殺人罪で裁かれる少年は、終身刑か無罪か。陪審員である12人の普通の市民が出した評決は? 国際派作家が描く迫真の法廷サスペンス。(講談社文庫)
市民が市民を裁く意味とは――裁判員制度に一石を投じる法廷サスペンス
少年は無罪か終身刑か?
米国フロリダに住む日本人少年、研一。隣人の少女パメラは、養父からレイプされていることを彼に打ち明ける。彼女を救うため研一は養父に向けて拳銃の引鉄(ひきがね)をひいた……。第一級殺人罪で裁かれる少年は、終身刑か無罪か。陪審員である12人の普通の市民が出した評決は? 国際派作家が描く迫真の法廷サスペンス。

小説 離婚裁判<モラル・ハラスメントからの脱出>
講談社文庫
カリスマ弁護士が、日本でも急増中の精神的虐待「モラル・ハラスメント」の実態を描いた、ドキュメント・ノベル! ーーモラル・ハラスメントとは、今、日本でも深刻な問題となりつつある、精神的虐待のこと。加害者も被害者も、認識の無いまま、恒常的に繰り返された結果、被害者は精神的に支配され、最終的に人格が崩壊していく。男女関係の案件については日本一の経験を持つ著者が、「モラハラ」の実態と、その法廷闘争を描く!

大江戸妖美伝
講談社文庫
洗練された品々が並ぶ日本橋十軒店の雛市。上野・寛永寺の清水堂から眺める桜と不忍池。屋根船に乗って、深川洲崎の潮干狩り。水道橋の名店・森山のうなぎに舌鼓……。現代から文政の江戸へ転時した洋介と、辰巳芸者いな吉が、春から初夏にかけての江戸を巡り歩く。好評「大江戸シリーズ」第7弾! (講談社文庫)
文政の江戸…なんと粋で豊かで知的な世界!
江戸時代へ転時した洋介が出会った、芸者いな吉。二人で出歩く日本橋十軒店の雛市、根岸の里の佇まい、深川洲崎の潮干狩り……豊富な図版も楽しい長編時代小説。
雛市、唄稽古、潮干狩り 芸者と歩く「江戸の粋」
洗練された品々が並ぶ日本橋十軒店の雛市。上野・寛永寺の清水堂から眺める桜と不忍池。屋根船に乗って、深川洲崎の潮干狩り。水道橋の名店・森山のうなぎに舌鼓……。現代から文政の江戸へ転時した洋介と、辰巳芸者いな吉が、春から初夏にかけての江戸を巡り歩く。好評「大江戸神仙伝シリーズ」第7弾!

直江山城守兼続(上)
講談社文庫