講談社文庫作品一覧

木を植えた男を訪ねて <ふたりで行く南仏プロヴァンスの旅>
講談社文庫
夫婦二人旅の提案。テーマは植樹と環境問題。植樹は平和運動であるーー『アルプスの少女ハイジ』の舞台をスイスに訪ねた夫妻が、次の目的地に選んだのは、「環境文学」の先駆的な名作『木を植えた男』の作者ジオノの故郷。後年、『千の風になって』を作ることになる作家夫妻による夢紀行。植樹とは平和運動なのであると知る「発見の旅」に、さあ出かけよう! 南仏旅行・必携のガイド。

警視庁捜査一課事件簿 生首岬の殺人
講談社文庫
都内の住宅街で偶然カメラマンが写真に捉えた、男の生首をくわえた黒犬の姿。そして時を同じくして、女性銀行員の誘拐事件が発生。犯人の要求は、指定する5つの会社に融資を行うこと。各社は倒産寸前という共通点のほか、何のつながりも見当たらない。奇妙な2つの事件の、点と点が結びついた先には……。(講談社文庫)
都内の住宅街で偶然カメラマンが写真に捉えた、男の生首をくわえた黒犬の姿。そして時を同じくして、女性銀行員の誘拐事件が発生。犯人の要求は、指定する5つの会社に融資を行うこと。各社は倒産寸前という共通点のほか、何のつながりも見当たらない。奇妙な2つの事件の、点と点が結びついた先には……。

シルバー・スター
講談社文庫
D・ハンドラー最新作
太っちょ映画批評家&美人警官が事件に挑む
転落死の直前 謎めく電話が
コネティカット州の閑静な村ドーセット。映画批評家ミッチ・バーガーが住むこの地は、若きハリウッド・スター夫婦と2人を追うマスコミのせいで最近騒がしい。そして突然起きた、衝撃的な転落死事件。ミッチと女性駐在デズが死の真相を探る中、人々の意外な素顔や関係が明らかに……。人気シリーズ第3作。

百寺巡礼 第五巻 関東・信州
講談社文庫
喧噪の巷から一歩入った境内には、大きな空が広がる。江戸の賑わいをいまに伝える浅草寺。漁師の篤い信仰が支えた築地本願寺。寅さんへの憧憬を込めて眺める柴又帝釈天。鎌倉武士たちの孤独を癒した建長寺や円覚寺。阿弥陀如来との結縁(けちえん)を果たす善光寺――。江戸、鎌倉、信州。真実の街の姿をいま、目の当たりに。
第5巻 関東・信州 市井にたたずむ古刹へ
喧噪の巷から一歩入った境内には、大きな空が広がる。江戸の賑わいをいまに伝える浅草寺。漁師の篤い信仰が支えた築地本願寺。寅さんへの憧憬を込めて眺める柴又帝釈天。鎌倉武士たちの孤独を癒した建長寺や円覚寺。阿弥陀如来との結縁(けちえん)を果たす善光寺――。江戸、鎌倉、信州。真実の街の姿をいま、目の当たりに。

新装版 最期のメッセージ
講談社文庫
ありえない世界のありふれた日常! 傑作ショートショート集ーー許せない。生かしてはおけない……。惚れたホステスは、とんでもない悪女だった。貯金をはたき、会社の金を使い込み、あげくにクビ。まじめ男の梨本は、5年がかりの復讐を実行するが……。という表題作「最期のメッセージ」を含め、全42編のショートショート集。ありふれた日々の風景が、いつのまにか異世界へすべり落ちていく。

迫るアジア どうする日本の研究者 理系白書3
講談社文庫
転落した科学技術国家・日本のこれからの戦略。弱いニッポンの再生法ーー2006年、中国人研究者の発表論文数は、米国に次いで世界2位となった。引用された論文数や引用回数では、まだ日本が多いものの、理学分野では、抜かれるのも時間の問題だ。工学分野においても、韓国をはじめとする電機メーカーに、シェアで抜かれている。日本人研究者は、いま何をすべきなのか?

大きな棺の小さな鍵 本格短編ベスト・セレクション
講談社文庫
鍵を開けるのはあなた
本格ミステリが投げかける10の謎!
森の奥深くにある別荘で起こった密室殺人、覆面レスラーの悲しい殺意、2本の鍵が握る、遺言の行方……。本格ミステリ作家クラブが厳選した、ファン必読のアンソロジー。
〈収録作家〉小林泰三、山口雅也、竹本健治、伯方雪日、柳広司、三雲岳斗、柄刀一、鳥飼否宇、高橋葉介、天城一 解説・小森健太朗

機巧館のかぞえ唄 名探偵夢水清志郎事件ノート
講談社文庫
「わき目もふらずお読みなさい。童心に満ちたあのころに返って、妖しくも楽しい赤い夢を結ぶことができると、保証しよう。」――辻真先
シリーズ屈指の「本格指数」!
霧に包まれる機巧館(からくりやかた)。館に住む老推理作家は密室の書斎から煙のように消えた。机に残された『夢の中の失楽』という題名の推理小説。やがて作中のかぞえ唄の通りに見立て殺人が起きて……。どこまでが現実でどこまでが夢なのか。名探偵夢水清志郎をして、「謎を解くのが怖い」と言わしめた事件の真相とは!?

空は青いか 萬月夜話其の一
講談社文庫
愛する駄犬・ブビヲ(雄)とともに、ゆるゆる歩く、読む、書く日々。ブルースフルな日記エッセイ。「孤独ってみじめだけど、孤独にならないと先に進まないこともある」と愛犬・ブビヲに呟きつつ、お好み焼きに淫し、資料に痺れ、刻むように書く毎日。「私の愛車」「エロティックな腹部」「ハウス・ロッキン!!」「胡蝶の夢」「レガシィ・ホテル1~6」など、作家の細胞のかたちが見える、極上の日記エッセイ。(講談社文庫)
愛する駄犬・ブビヲ(雄)とともに、ゆるゆる歩く、読む、書く日々
ブルースフルな日記エッセイ
「孤独ってみじめだけど、孤独にならないと先に進まないこともある」と愛犬・ブビヲに呟きつつ、お好み焼きに淫し、資料に痺れ、刻むように書く毎日。「私の愛車」「エロティックな腹部」「ハウス・ロッキン!!」「胡蝶の夢」「レガシィ・ホテル1~6」など、作家の細胞のかたちが見える、極上の日記エッセイ。(講談社文庫)

どうで死ぬ身の一踊り
講談社文庫
こんなくだらない男でも生きている
平成の世にいきなり出現した衝撃の私小説!
大正時代に極貧の生活を赤裸々に描いた長篇小説『根津權現裏』が賞賛されながら、無頼ゆえに非業の死を遂げた藤澤清造。その生き方に相通じるものを感じ、歿後弟子を名乗って全集刊行を心に誓いつつ、一緒に暮らす女に暴力を振るう男の、捨て身とひらき直りの日々。平成の世に突如現れた純粋無垢の私小説。

ゆげ福 博多探偵事件ファイル
講談社文庫
博多中洲のラーメン屋台〈ゆげ福〉の息子・弓削匠(ゆげたくみ)は、ラーメンには目がない私立探偵。老舗ラーメン店の兄弟争いから起きた殺人事件や“替え玉”受験のプロ殺人事件を、体を張った捜査で解決してゆく。探偵になるきっかけとなった父親の失踪の謎に迫ろうとする匠に危険が迫る! 連作8編収録。(講談社文庫)
著者渾身のイン☆ポケット連載待望の文庫化福岡中洲。探偵〈ゆげ福〉は父親の失踪の謎を追う中で、奇妙な事件に遭遇する。次々に起こる残酷な事件を鋭い嗅覚と、取り巻く人々の温かい人情で乗り越えてゆく

ユルユルカ 薬屋探偵妖綺談
講談社文庫
人間を信じると馬鹿を見る。妖(あやかし)と人は相容れないのか? 3つの物語が綾なすシリーズ問題作。人と妖は一緒に暮らすことができるのだろうか。子供が交通事故で入院した夜、刑事に一本の電話があった。病院が血に塗られているという第1話――妖怪のお祭りがある。楽しみにしていたリザベルだったが、師匠・秋を責める妖に出会う第2話――人と妖の話が綾なし、一点へ向けて突き進む、シリーズ11作。(講談社文庫)
人間を信じると馬鹿を見る。妖(あやかし)と人は相容れないのか? 3つの物語が綾なすシリーズ問題作。人と妖は一緒に暮らすことができるのだろうか。子供が交通事故で入院した夜、刑事に一本の電話があった。病院が血に塗られているという第1話――妖怪のお祭りがある。楽しみにしていたリザベルだったが、師匠・秋を責める妖に出会う第2話――人と妖の話が綾なし、一点へ向けて突き進む、シリーズ11作。

タイタニア3 旋風篇
講談社文庫
タイタニア一族が揺れ 宇宙混迷す
宇宙が変わり始めたのか、それとも人類が求めたのか。磐石だったタイタニア支配の綻びが広がる。敗戦の報復と地位回復のため、圧倒的戦力をもって戦を仕掛けたタイタニアだったが、ファン・ヒューリックはさらなる策で対抗する。そんな折、タイタニア一族に内乱が……。人類未来を彩る大叙事詩、待望の第3巻。
※本書は2004年4月、スクウェア・エニックスEXノベルズとして刊行されました。

にっぽん・海風魚旅5 南シナ海ドラゴン編
講談社文庫
泡盛熱風 沖縄をぐるり ついでにベトナムひとっ飛び
沖縄をぐるり周って泡盛を追い求め、海と島を巡る旅は、続いてしまなみ街道へ。再度久米島から渡名喜島に渡り、さらには日本海沿いを行く。一転、冬景色の青森、酒田に飛ぶと、今度は西伊豆を発作的に訪ね、ついにいきあたりばったりの旅は、海を越えベトナム南海へと至る。大人気フォトエッセイの完結編。

誰も書けなかった石原慎太郎
講談社文庫
なぜ、彼はこの半世紀、人びとの関心を集め続けてきたのか。「男が惚(ほ)れる男」だった父・潔と、「日本で最も愛された男」と言われた弟・裕次郎へのコンプレックスから、新銀行東京問題までを徹底取材。大衆の心にひそむ欲望を、無意識に、しかし過剰なまでに映し出す鏡であり続けてきた慎太郎の本質を暴く! (講談社文庫)
石原慎太郎への「退場勧告」
「太陽の季節」から「落陽の季節」へ
なぜ、彼はこの半世紀、人びとの関心を集め続けてきたのか。「男が惚(ほ)れる男」だった父・潔と、「日本で最も愛された男」と言われた弟・裕次郎へのコンプレックスから、新銀行東京問題までを徹底取材。大衆の心にひそむ欲望を、無意識に、しかし過剰なまでに映し出す鏡であり続けてきた慎太郎の本質を暴く!

青雲遙かに 大内俊助の生涯
講談社文庫
学問への志と恋の挫折 江戸の青春と数奇な運命
伊達家の大番士の子息・大内俊助は、江戸で儒教を究めて身を立てようと昌平坂学問所の門を敲く。全国から集った俊秀たちと研鑽を積むものの、黒船が来航して世情が騒がしくなるにつれ学問に身が入らなくなる。明治へと時代の歯車が大きく動いていく中で、数奇な人生を歩んだ名もなき若侍を描いた長編小説。

ガール
講談社文庫
すべての女性に「これって、私のこと!」と言わしめた爽快ベストセラー
生涯一ガール。結婚しても、仕事してても。
わたし、まだオッケーかな。ガールでいることを、そろそろやめたほうがいいのかな。滝川由紀子、32歳。仕事も順調、おしゃれも楽しい。でも、ふとした時に、ブルーになっちゃう(表題作)。ほか、働く女子の気持ちをありえないほど描き込み、話題騒然となった短編集。あなたと彼女のことが、よくわかります。

読むだけで「いい夫婦」になる本
講談社文庫
迷いを解消する30のヒント! 幸せを取り戻す方法ーー「なんとなくうまくいかない」「最近、会話がない」と結婚生活に迷いを感じ、離婚カウンセリングに訪れた1万組を超える夫婦を通して、見えてきたものは何か? ズレはじめたポイント、すれ違いの深層の考察から、夫婦関係を再生させる「ちょっとした」コツを教えます。<『「いい夫婦」になるシンプルな30のヒント』改題作品>

ふふふ
講談社文庫
苦笑、失笑、嘲笑、哄笑――。世の中、笑い事ではないけれど、ぐるっと見回せばあちこちにつつきどころがあふれんばかり。言葉のもつ面白さ、政治と社会への溜め息、文化が受け継いで来たぬくもり……。シニカルながら温かい、著者ならではの視点が光る! 日々の思いを綴った現代版『徒然草』的エッセイ集。(講談社文庫)
世の中を、嘲いに嗤って笑い倒す当世の『徒然草』
苦笑、失笑、嘲笑、哄笑――。世の中、笑い事ではないけれど、ぐるっと見回せばあちこちにつつきどころがあふれんばかり。言葉のもつ面白さ、政治と社会への溜め息、文化が受け継いで来たぬくもり……。シニカルながら温かい、著者ならではの視点が光る! 日々の思いを綴った現代版『徒然草』的エッセイ集。

アフリカにょろり旅
講談社文庫
世界で初めてニホンウナギの産卵場所を特定した東京大学海洋研究所の「ウナギグループ」。今回の目標は、全18種類のウナギのうち、唯一まだ採集されていない「ラビアータ」を見つけることだった。過酷な状況下、幻のウナギを求めて、2人の研究者が繰り広げる爆笑アフリカ冒険記。第23回 講談社エッセイ賞受賞作!
「誰がなんと言おうと、いつの時代にも、どんな世界にも、やっぱり冒険は必要だよ」――<本文より>
幻のウナギ捕獲に命をかけた東京大学研究者たちの爆笑アフリカ冒険記!
第23回 講談社エッセイ賞受賞作
世界で初めてニホンウナギの産卵場所を特定した東京大学海洋研究所の「ウナギグループ」。今回の目標は、全18種類のウナギのうち、唯一まだ採集されていない「ラビアータ」を見つけることだった。過酷な状況下、幻のウナギを求めて、2人の研究者が繰り広げる爆笑アフリカ冒険記。