講談社文庫作品一覧

がんで死ぬのはもったいない
がんで死ぬのはもったいない
著:平岩 正樹
講談社文庫
外科医が綴る執念の記録「患者よ、がんと闘おう!」 がんとはどんな病気なのか。医者はなぜ嘘をつくのか。「どうせ死ぬ」から治療は無意味なのか。患者が主治医にすべき質問とは……。癌の100パーセント告知など診療情報を完全公開、最新治療法を積極的に取り入れてきた著者。日本の癌医療をめぐる問題点を抉りつつ、医師と患者の共闘を説く感動のドキュメント。
霧の路 <見届け人秋月伊織事件帖>
霧の路 <見届け人秋月伊織事件帖>
著:藤原 緋沙子
講談社文庫
元女郎おひろから、東北訛りの侍の用心棒を頼まれた見届け人・秋月伊織は、他国に逃げる資金をはたいておひろを身請けした侍の背景に、ただならぬ事情を察する。藩主襲撃事件をきっかけに対立する陸奥広岡藩と盛山藩の遺恨が、江戸に舞台を移して燻っているのか――。文庫書き下ろしシリーズ、待望の第4弾。(講談社文庫) 刃に光るは一途な男の愛と涙 人気集中! シリーズ第4弾 元女郎おひろから、東北訛りの侍の用心棒を頼まれた見届け人・秋月伊織は、他国に逃げる資金をはたいておひろを身請けした侍の背景に、ただならぬ事情を察する。藩主襲撃事件をきっかけに対立する陸奥広岡藩と盛山藩の遺恨が、江戸に舞台を移して燻っているのか――。文庫書き下ろしシリーズ、待望の第4弾。
電子あり
ヒラムの儀式(下)
ヒラムの儀式(下)
著:エリック・ジャコメッティ,著:ジャック・ラヴェンヌ,訳:吉田 花子
講談社文庫
はじめに肩、続いてうなじ、最後は額。 そうやって、フリーメーソンの伝説上の創始者・ヒラムは3人の石工仲間によって撲殺された――。 本国フランスでも話題沸騰のベストセラーに 「テーバイの石」を奪ったパレスチナ人の殺し屋は、イスラエルからの尾行を許し、石のテキストを読むための重要な書類を隠したために謎の組織から拷問を受ける。ジャドも親友を殺した女にパリの街中で拉致されてしまう。が、危機一髪で脱出した彼女とともにマルカスは謎の組織が求める秘密へと迫っていく。
ヒラムの儀式(上)
ヒラムの儀式(上)
著:エリック・ジャコメッティ,著:ジャック・ラヴェンヌ,訳:吉田 花子
講談社文庫
謎を解く鍵は、石と古文書とフレスコ画。 そこには、伝説の大親方・ヒラムが守りとおしたフリーメ=ソンの起源をめぐる秘密が隠されていた―― メーソンの儀式の指導者と非メーソンのジャーナリストの共著による息もつかせぬ長編スリラー。 古文書をエルサレムへ届ける途中でローマのジャドの元に立ち寄った女性が奇妙な方法で殺された。親友への償いを誓う彼女と、メーソンの歴史について講演するため現地に居合わせたマルカスが仏政府の密命により捜査を始めるが、エルサレムの研究者も同じ手口で殺されていた。メーソンを襲う彼らの狙いは?
俺たちの宝島
俺たちの宝島
著:渡辺 球
講談社文庫
感覚を信じて生きる! 何もないゴミの島でも、希望だけは残されていたーー東京湾に浮かぶゴミの島で生まれた鉄夫は、ゴミの山から集めた品々を、物々交換することによって生き抜いていた。島の住人の多くは、助け合いながら平穏に暮らしていたが、犬井という男が住み着いたことから、事態は一変する。近未来の東京を舞台に、現代の過当な競争や格差社会の歪みを照らし出した問題作。
電子あり
医療大崩壊
医療大崩壊
著:藤田 紘一郎
講談社文庫
医者選びで寿命は決まる!! 医療現場はいま大混乱だ。OECDの調べで医師数が不足していることは明らかなのに、政府が放置したため、救急患者のたらい回し、お産難民、医療ミス……次々に問題が顕在化したのだ。医師の問題、制度の問題、そして患者の問題を考えることにより、患者ができる防衛策、病院選びを考察する。〈文庫書き下ろし〉
電子あり
壁画修復師
壁画修復師
著:藤田 宜永
講談社文庫
直すのは人の心、自らの過去ーーフランスの田舎町を渡り歩きながら、中世フレスコ画の修復に打ち込む、孤独で風変わりな日本人男性・アベ。名も無き人々が胸に秘めた想いに接し、さながら神父(アベ)のように彼らを受け止めるうちに、アベは町に溶け込んでいく。人生の哀歓と男の手仕事の魅力を絡めて描かれた、著者独自の世界が広がる、5つの連作短編集。
電子あり
ネコソギラジカル(上) 十三階段
ネコソギラジカル(上) 十三階段
著:西尾 維新
講談社文庫
全ての終わりは――まだ始まったばかりだ。 「戯言シリーズ」最終章! 始まりがあれば終わりがある、それは確かに真理ではあるのだろうが、しかしとは言え、終わりがあるから始まりもあったはずだなどと考えるのはあまりに短絡的だ。どころか事実はまるで逆で、大抵の事象は始まる前から既に終了し切っていて、開かれずともお開きだ。真理をあえて真理として語らず、事実をあえて事実として語らず、黙することの美徳を誰よりも心得ている誠実な正直者、つまりこのぼくは、9月、ある階段を昇ることになる。《十三階段》。それは奇野頼知(きのらいち)であり、またノイズであり、あるいは絵本園樹(えもとそのき)であり、そして澪標高海(みおつくしたかみ)と澪標深空(みおつくしみそら)だった。だが、その階段を昇った先でぼくを待ち構えている終わりの終わりは、あまりに荒唐無稽で、あまりに懐かしく――戯言シリーズ第6弾
電子あり
九州新特急「つばめ」殺人事件
九州新特急「つばめ」殺人事件
著:西村 京太郎
講談社文庫
男女の死体、襲われる目撃者 十津川の捜査を阻む巨大な闇。鹿児島・指宿(いぶすき)の海岸で、男女の死体が発見された。2人は東京在住で、死因から殺人事件と断定される。所持品に搭乗券があったが、空路の時刻、特急「つばめ」の乗務員・宏子が列車内で2人を目撃していた。そして宏子に襲いかかる不可解な事故。捜査を進める十津川警部の前に、巨大な力が立ちふさがる! (講談社文庫) 男女の死体、襲われる目撃者 十津川の捜査を阻む巨大な闇 鹿児島・指宿(いぶすき)の海岸で、男女の死体が発見された。2人は東京在住で、死因から殺人事件と断定される。所持品に搭乗券があったが、空路の時刻、特急「つばめ」の乗務員・宏子が列車内で2人を目撃していた。そして宏子に襲いかかる不可解な事故。捜査を進める十津川警部の前に、巨大な力が立ちふさがる!
電子あり
死出の門松<こんな葬式がしたかった>
死出の門松<こんな葬式がしたかった>
著:高橋 繁行
講談社文庫
「自宅マンションから旅立ちたい」「エンバーミング技術で美しい死に顔に」「夫人の亡骸と最後の晩餐を」人生の最後にあたり大切な人のために残された者ができること、してあげたいこと。葬儀を行わないという選択や近年増加する生前葬について。お寺に収めるお布施のあれこれ。身元不明者の葬儀や孤独死の送り方など、著者が葬儀屋さんに聞いた実例を元に真摯にしかし軽妙な筆致で葬儀について考える。(講談社文庫) 「おくりびと」=「葬儀屋さん」が明かす旅立ちのドラマ! 肉親や連れ合い、親しい友人が亡くなったとき、どう弔ってあげたらいいのか?自分自身の場合はどうだろうか?「自宅マンションから旅立ちたい」「エンバーミング技術できれいな死に顔に」「夫の亡骸と最後の晩餐を」「お葬式は不要、直葬に」「生前葬をしたい」。葬儀屋さんに聞いた、心に残るお葬式。〈文庫書き下ろし〉
電子あり
新装版 柴錬捕物帖 岡っ引どぶ(続)
新装版 柴錬捕物帖 岡っ引どぶ(続)
著:柴田 錬三郎
講談社文庫
電子あり
特殊防諜班 組織報復
特殊防諜班 組織報復
著:今野 敏
講談社文庫
どうする!?真田!! 空港で発生した爆破テロの被害者の中に真田たちの味方・ザミルがいた。時を同じくしてダライ・ラマの密命でチベット仏教の高僧が芳賀舎念のもとを目指していた。 成田空港で爆破テロが発生した。当初、過激派の犯行と思われたが、真相は新たなる攻撃だった。新人類委員会の行動は再開されていたのだ。恵理、舎念(しゃねん)、そしてチベット仏教の高僧の生命が危険にさらされている。ただ1人の特殊防諜班・真田の戦いが始まる。 ※この作品は1987年1月廣済堂出版より刊行された『“新人類戦線シリーズ2”聖卍(スワスチカ)コネクション』を改題したものです。
電子あり
ペルソナ探偵
ペルソナ探偵
著:黒田 研二
講談社文庫
作家を志し同人誌を作る6人の男女が、チャットルーム「星の海」に集まった。星の名前をハンドルネームにした彼らに面識はなく、プライベートは秘することを約束事にしていた。だが、そのことがすべての事件の伏線となり、真の悲劇を招き寄せる。それぞれの謎が環となって、予測不能の最終章へと繋がる衝撃作! (講談社文庫) 謎と謎が絡みあう! 極上のクライマックス 作家を志し同人誌を作る6人の男女が、チャットルーム「星の海」に集まった。星の名前をハンドルネームにした彼らに面識はなく、プライベートは秘することを約束事にしていた。だが、そのことがすべての事件の伏線となり、真の悲劇を招き寄せる。それぞれの謎が環となって、予測不能の最終章へと繋がる衝撃作!
電子あり
二度死んだ少女
二度死んだ少女
著:ウィリアム.K・クルーガー,訳:野口 百合子
講談社文庫
児玉清氏絶賛!「男らしさ、優しさ、その裏にあるゆらぎ――主人公の魅力はユニークで、読むほどに心に温かい。」――<「解説」より> 行方不明の少女を捜索中に遭難の危機に瀕したコーク。彼を救ったのは少女の魂か? アンソニー賞最優秀長編賞受賞!人気シリーズ第4弾 行方不明になった女子高校生の捜索に加わった元保安官コークは、吹雪に行く手を阻まれるが、不思議な影に助けられる。その影こそが彼女の魂なのではないか?ミネソタの大自然と家族を愛する男は、広大な谷がのみ込んでいた真相に驚愕する。アンソニー賞最優秀長編賞を受賞した傑作ハードボイルド第4弾。
逃げ出した死体<伊集院大介と少年探偵>
逃げ出した死体<伊集院大介と少年探偵>
著:栗本 薫
講談社文庫
14歳の少年探偵は、伊集院を超えられるか! 14歳の秋本元気が家に帰ってきた時、玄関に見ず知らずの死体が転がっていた。ところが5分後、警察を伴って家に戻ってみると死体は消えていた。翌朝になっても母親は帰ってこない。当惑し、1人母親の帰りを待つ元気は何者かに襲われる。伊集院に憧れる少年がたどり着いた結末とは……。シリーズ第16弾。(講談社文庫) 14歳の少年探偵は、伊集院を超えられるか! 14歳の秋本元気が家に帰ってきた時、玄関に見ず知らずの死体が転がっていた。ところが5分後、警察を伴って家に戻ってみると死体は消えていた。翌朝になっても母親は帰ってこない。当惑し、1人母親の帰りを待つ元気は何者かに襲われる。伊集院に憧れる少年がたどり着いた結末とは……。シリーズ第16弾。
電子あり
さようなら、私の本よ!
さようなら、私の本よ!
著:大江 健三郎
講談社文庫
国際的な作家である長江古義人と建築家の繁。この「おかしな二人組」は幼い頃から因縁があり、時を経て病院のベッドで再会を果たす。老人の愚行としてテロを画策する繁に巻き込まれていく古義人は、組織の青年達と精神の触れあいを深めながらも、「小さな老人(ゲロンチョン)」の家に軟禁されるのであった。二人の行き着く先には。 大江健三郎流テロリズムとは? 国際的な作家である古義人と建築家の繁。この「おかしな2人組」は幼い頃から因縁があり、時を経て病院のベッドで再会を果たす。老人の愚行としてテロを画策する繁に巻き込まれていく古義人は、組織の青年達と精神の触れあいを深めながらも、「小さな老人(ゲロンチョン)」の家に軟禁されるのであった。2人の行き着く先には。
電子あり
恋は強気な方が勝つ!
恋は強気な方が勝つ!
著:衿野 未矢
講談社文庫
本当に幸せな人生をおくるための恋愛術が満載。 目からウロコの実践的恋愛エッセイ。弱点がすぐわかる、チェックリストつき 本当に幸せになるための恋愛とは?今の彼とこのままつき合っていていいの?今すぐ不毛な恋愛にピリオドを打って、愛と幸せを手に入れましょう。本物の自信を持っている女性は、強気な恋で幸せを引き寄せる!〈弱点チェックリスト〉つき。恋する女性たちの悩みにずばり答える、実践的恋愛エッセイ。 ※本書は2004年9月16日に河出書房新社より刊行された『いまの彼でホントにいいの?』を改題、大幅加筆した作品です。
40 翼ふたたび
40 翼ふたたび
著:石田 衣良
講談社文庫
人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が。会社を辞めて、投げやりにプロデュース業を始めた喜一・40歳の元を訪れる、40代の依頼人たち。凋落したIT企業社長、やりての銀行マン、引きこもり……。生きることの困難とその先にある希望を見つめて、著者が初めて同世代を描いた感動長編。(講談社文庫) 「人生終わりと思っていたら、40歳が始まりだった。」――石田衣良 投げやりに始めたプロデュース業。だが同世代の依頼人との出会いが喜一を変えた。挫折の先にある希望を見つめた感動長篇。 人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が。会社を辞めて、投げやりにプロデュース業を始めた喜一・40歳の元を訪れる、40代の依頼人たち。凋落したIT企業社長、やりての銀行マン、引きこもり……。生きることの困難とその先にある希望を見つめて、著者が初めて同世代を描いた感動長編。
電子あり
百寺巡礼 第六巻 関西
百寺巡礼 第六巻 関西
著:五木 寛之
講談社文庫
俗世を離れた山中の寺、人とともに生きる市井の寺。すべてが融け込む西国の旅へ。ここには聖なる高野山があり、「黄泉の国」と呼ばれる熊野がある。1400年の時を超え、庶民に愛される四天王寺がある――。安珍と清姫の道成寺、花と星の観心寺、西行ゆかりの弘川寺。すべての名刹で紡がれてきた「物語」を感じよう。 第6巻 関西 物語と伝説の世界へ 俗世を離れた山中の寺、人とともに生きる市井の寺。すべてが融け込む西国の旅へ。ここには聖なる高野山があり、「黄泉の国」と呼ばれる熊野がある。1400年の時を超え、庶民に愛される四天王寺がある――。安珍と清姫の道成寺、花と星の観心寺、西行ゆかりの弘川寺。すべての名刹で紡がれてきた「物語」を感じよう。
電子あり
死の谷’95
死の谷’95
著:青山 真治
講談社文庫
折り合いの悪かった兄・一郎が突然、次郎を訪ねてくる。用件は妻の浮気調査。金に困っていた次郎は気楽に引き受けるが、尾行した嫂(あによめ)は霧の太平洋に入水自殺した……。10年後、探偵となった次郎は同じ頃に失踪した女を捜して苦い記憶の地へ。そして東京湾を挟んだ悲しい運命の糸が――。著者初のサスペンス長篇。
電子あり