講談社文庫作品一覧

そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノート
講談社文庫
誰もが幸せになれる解決法とは?
夏休みの遊園地。衆人環視の中で“伯爵”と名乗る怪人が、天才児4人を次々に消してみせた。亜衣たち岩崎家の隣人で自称名探偵、夢水清志郎が颯爽と登場!と思いきや「謎はわかった」と言ったまま、清志郎はなぜか謎解きをやめてしまう……。年少読者に大人気、誰もが幸せになれる噂の本格ミステリ、文庫化!!
「はやみねかおるさんは子供たちだけのものではありません。」

編集者T君の謎
講談社文庫
天才か変人か。とにかく棋士は半端じゃない。電線にとまる雀の数を瞬時に当てる、1秒間に1億3手読めるなど伝説は枚挙に暇ない。名人たちの奇抜な行動に目をみはり、本を1冊しか読んだことがない専門誌の編集者に打ちのめされる。非凡で強靱な情熱を傾ける人びとを描き出す、笑いと感動の初エッセイ! (講談社文庫)
将棋に魅せられた者には鬼が降りる瞬間がある!?
天才か変人か。とにかく棋士は半端じゃない。電線にとまる雀の数を瞬時に当てる、1秒間に1億3手読めるなど伝説は枚挙に暇ない。名人たちの奇抜な行動に目をみはり、本を1冊しか読んだことがない専門誌の編集者に打ちのめされる。非凡で強靱な情熱を傾ける人びとを描き出す、笑いと感動の初エッセイ!

エミリーの不在(下)
講談社文庫
複雑に絡まる謎と絆
“不在ゆえの存在”に誰もが苦しめられている
ようやくエミリーを探し出し無事を確かめたバンクスに、相次いで2つの知らせが届く。町の札付きが散弾銃で殺され、一方ではエミリーの友人が不審な死を遂げていた。一見無関係な事件がやがて結びつくとともに新たな犠牲者が生まれる――。私生活でも苦悩を深めるバンクスがついに掴んだ驚愕の真相とは!?

エミリーの不在(上)
講談社文庫
家出娘の裸身がポルノサイトに
首席警部バンクスはロンドン最奥部へ踏み込む
「あの子を見つけ出してほしい」英国北部の田舎町で犯罪捜査部首席警部を務めるアラン・バンクスは、家出した上司の娘エミリーの所在を追い、ロンドンの退廃的区画に足を踏み入れた。手がかりは、彼女があられもない姿を晒しているポルノサイトのみ――。英国抒情派ミステリーの実力派が放つ、胸震わせる物語。

乱歩賞作家 白の謎
講談社文庫
ミステリーの最前線!最強のラインナップ!!
豪華執筆陣 夢の競演!
旗本の三男・波之助が発見した女の水死体。首筋には不思議な痣が/県警本部に乱入した男と、たれ込み電話の関連/伝説のスナイパー、その容赦ない攻撃の手口/病院長、童子女(うない)の前に現れた予想外の客/江戸川乱歩賞受賞作家による豪華アンソロジー第2弾。

理系白書
講談社文庫
日本の高度経済成長を支えながらも、文系優位の社会で、その存在がかすみがちな「理系」。深刻な科学離れが叫ばれるいま、その地位、報酬、研究、カルチャー、教育、結婚など、理系のすべてを初めて浮き彫りにした渾身のレポート。はたして、理系は報われているか? 第1回科学ジャーナリスト大賞受賞作品。
◎養老孟司氏推薦! ーー日本人が「なぜ?」という問いかけができなくなったのは、本当の「科学する心」が失われたからではないかと思う。この本は、そのわけを解き明かしている。

輝く日の宮
講談社文庫
女性国文学者・杉安佐子は『源氏物語』には「輝く日の宮」という巻があったと考えていた。水を扱う会社に勤める長良との恋に悩みながら、安佐子は幻の一帖の謎を追い、研究者としても成長していく。文芸批評や翻訳など丸谷文学のエッセンスが注ぎ込まれ、章ごとに変わる文章のスタイルでも話題を呼んだ、傑作長編小説。(講談社文庫)
女ざかりの研究者が追う『源氏物語』幻の一帖。
女性国文学者・杉安佐子は『源氏物語』には「輝く日の宮」という巻があったと考えていた。水を扱う会社に勤める長良との恋に悩みながら、安佐子は幻の一帖の謎を追い、研究者としても成長していく。文芸批評や翻訳など丸谷文学のエッセンスが注ぎ込まれ、章ごとに変わる文章のスタイルでも話題を呼んだ、傑作長編小説。

いいとこどりの女
講談社文庫
クルマもオンナもハイブリッドの時代!
愛されるだけの女ではなく、戦うだけの女でもない。それが「いいとこどりの女」だ。屈せず、戦わず、ものごとのいい所だけを自分のものにしていく。いまの時代に必要なのは、低燃費、高出力で走るハイブリッド・カーのような発想。超ご都合主義をあなたもはじめませんか。(『ハイブリッド・ウーマン』改題)

「超」発想法
講談社文庫
ヒラメキを得るための「基本五原則」とは?
発想は既存のアイディアの組み換えで生じる。模倣なくして創造なし!まず必要なのはデータを頭に詰め込む作業、すなわち勉強だ! などなど「超」発想法の“基本五原則”に基づくノウハウを野口教授が惜しみなく公開する。ブレイクスルーのためのコツと技術が満載。こんな親切な本が、他にあるだろうか。

光武帝(下)
講談社文庫
連弩(れんど)の威力、劉秀の即位!
更始帝の乱脈をのりこえ、青年劉秀の河北統一成る。妻を娶らば陰麗華、愛を貫く男の純情と政略。倭の国に金印をもたらした者は?
新帝国ついに滅亡。王莽(おうもう)も最期を遂げる。しかし長安に入った更始帝政権は乱脈を極め、いったんは服属した赤眉(せきび)に背かれて崩壊する。混乱が続くなか、謀臣馮異(ふうい)の献策により河北を制圧して自立した劉秀は、紀元25年に皇帝となって後漢を建国。洛陽を都として中国を統一する。中国歴史巨編、堂々の完結!

光武帝(中)
講談社文庫
赤眉(せきび)の乱、緑林党、新帝国!
王莽の帝国新は、いま崩壊直前。中原を疾駆する兵たちのどよめき!陰謀と恋の渦巻くなか、青年劉秀の希求する理想と夢。
各地で新帝国への反乱が勃発するなか赤眉(せきび)は役人崩れの樊崇(はんすう)、悪少年出身の力子都(りきしと)率いる二軍に分かれて、都をめざす。一方、蜂起した南陽劉氏一族にあって、劉秀は昆陽の戦いで十倍以上の新帝国軍に勝利して頭角を現す。だが劉氏内部の対立から兄の劉演が、更始帝として即位した劉玄により粛清されてしまう。

光武帝(上)
講談社文庫
知られざる後漢の皇帝、劉秀
遊学帰りの三男坊劉秀は、心ならずも反乱に身を投じる。新資料により、2000年前の人物の盛衰を迫力十分に描く、傑作長編!
紀元九年、安漢(あんかん)公・王莽(おうもう)が前漢を乗っ取り新帝国を建てる。だが儒教原理主義的な政策は民衆の反発を呼び、「赤眉(せきび)の乱」が発生。漢帝室の血を引く豪族・南陽劉氏の御曹司劉秀も武張った兄劉演たちとともに否応無く反乱に巻き込まれてゆく。後漢帝国の創始者、光武帝劉秀の活躍を描く、新感覚の中国歴史巨編。

悪魔と詐欺師 薬屋探偵妖綺談
講談社文庫
無関係な6人の死
共通点はどこにある?
毒死した京都の外科医、轢死(れきし)した東京のプログラマー、失血死した鳥取の書店員…場所も日時も別々で互いに無関係な6人の死。自殺、事故死、殺人としてすべて解決したはずのこれらの事件の共通点とは何か? 薬屋探偵3人組の良心座木(くらき)が難攻不落の謎に挑む! 個性派キャラが続々登場する好調シリーズ第3弾。

至福の境地
講談社文庫
生活し、読書してこそ、意味のある人生になる。心の豊かさのためにーー生活と読書、そのどちらも、私にとっては、なくてはならない快楽である。直接体験したことに、書物から光を当てたとき、人生は、より多角的で、陰影の深いものになるだろう……。心の豊かさを求め、自分が自分という人間の主人公でありたいと、願ってやまない人たちに贈る、「自分の顔、相手の顔」シリーズ第4弾。

新装版 柴錬捕物帖 岡っ引どぶ
講談社文庫

透きとおった糸をのばして
講談社文庫
女子3人、それぞれが抱える心の痛み。泣きたいくらいつらいのに、どうして泣けないんだろう? ――親友との関係に思い悩む、中学2年生の香緒(かお)。研究に熱中することで、なにかを忘れようとする、香緒のいとこで大学院生の知里(ちり)。一緒に住んでいた二人のもとに、知里の過去を知る、るう子が転がりこんでくる。奇妙な共同生活を送る中で、明らかになる三者三様の苦悩の正体とは? 第40回講談社児童文学新人賞受賞作品。

老人のための残酷童話
講談社文庫
昔話の裏側にある摩訶不思議な世界。鬼に変貌していく老婆を捨てた息子と、その嫁の意外な末路とは……。「姥捨山(うばすてやま)」や、織女(おりひめ)と牽牛(けんぎゅう)の「天の川」といった、有名な昔話をベースにしながらも、独特の解釈で綴られた10の物語。大ベストセラー『大人のための残酷童話』の著者が、性欲や物欲、羞恥心といった、人間の奥底にひそむ感情を見事に描きだす。
昔話の裏側にある摩訶不思議な世界
鬼に変貌していく老婆を捨てた息子と、その嫁の意外な末路とは……。「姥捨山(うばすてやま)」や、織女(おりひめ)と牽牛(けんぎゅう)の「天の川」といった、有名な昔話をベースにしながらも、独特の解釈で綴られた10の物語。大ベストセラー『大人のための残酷童話』の著者が、性欲や物欲、羞恥心といった、人間の奥底にひそむ感情を見事に描きだす。

文庫版 今昔続百鬼 雲
講談社文庫

中山道の雨 臨時廻り同心日下伊兵衛
講談社文庫
行方が定まらぬのは事件よりも人の心
息子新一郎のために臨時廻りに転じた同心伊兵衛。事件は一筋縄でいかず、妻萩乃との縒(よ)りは戻りそうにもない。新内の師匠おさわが唯一の安らぎだった。だがおさわに、呉服問屋松島屋の後妻の話が舞い込み、伊兵衛の心は揺らぐ。しかも縁談に反対していた松島屋の娘が拐(かどわか)されたというのだが?〈文庫書下ろし〉

リストラ離婚
講談社文庫
離婚で人生、やり直し。
明るい未来をつかめ!
貴女の人生は貴女のもの。自分の人生をやり直したいなら、離婚もひとつの「リストラ策」では?――自らの離婚体験をもとに綴った元夫とのバトルの日々。そして、次々持ち込まれる奇妙で可笑しい離婚相談の実例。夫婦問題コンサルタントとして活躍中の著者の活動のエッセンスを凝集。文庫オリジナル版。