講談社文庫作品一覧

新版 サイキック戦争1
講談社文庫
血の中に眠る<力>を解き放て。圧倒的な伝説の伝奇アクションが甦る! ーー不吉な夢を見る雪山から東京へ。姉の失踪事件を追い、さらに戦火のヴェトナムへ。だがどこへ行っても、竜王翔(りゆうおうかける)は、自分自身を巡る異様な秘密に直面する。〈力(アンタンシテ)〉とは? 〈炎の竜に君臨する王者〉とは? 金色の眼(レジユー・ドール)の男や、迎えの者だという美女は、何を知っているのか? 熱狂を呼んだ伝説の伝奇アクション、ここに復活! <全2巻>

牙をむく都会(下)
講談社文庫
ソ連の日本人収容所、スペイン内戦、そして現代の東京。ハリウッドの大物や政財界の要人が深く関わる疑惑を、岡坂神策の受けた二つの依頼が引き寄せる。第二次大戦後、日ソ間で交わされたという密約と鍵を握るスパイの正体を巡り、繰り広げられる情報戦。半世紀前に封印された「真実」に岡坂が挑む長編サスペンス。
戦後史を覆す疑惑に岡坂神策が迫る
岡坂シリーズの真骨頂
ソ連の日本人収容所、スペイン内戦、そして現代の東京。ハリウッドの大物や政財界の要人が深く関わる疑惑を、岡坂神策の受けた二つの依頼が引き寄せる。第二次大戦後、日ソ間で交わされたという密約と鍵を握るスパイの正体を巡り、繰り広げられる情報戦。半世紀前に封印された「真実」に岡坂が挑む長編サスペンス。

牙をむく都会(上)
講談社文庫
行きつけのバーで出会った女は、業界最大手の広告会社の社員だった。彼女の依頼で、現代調査研究所所長・岡坂神策は、映画祭プロジェクトのPRを手がけることに。一方、新聞社が主催するスペイン内戦シンポジウムのコーディネーターも引き受ける。二つの依頼の背後から、戦後史の重大な疑惑が浮上する。
映画祭とスペイン内戦 2つの依頼を結ぶ謎
現代史の闇に迫る長編
行きつけのバーで出会った女は、業界最大手の広告会社の社員だった。彼女の依頼で、現代調査研究所所長・岡坂神策は、映画祭プロジェクトのPRを手がけることに。一方、新聞社が主催するスペイン内戦シンポジウムのコーディネーターも引き受ける。二つの依頼の背後から、戦後史の重大な疑惑が浮上する。

殺意の北八ヶ岳
講談社文庫
最愛のアキが人質に!?
縦走中の釣部渓三郎白骨死体を発掘する
競輪場を出た現金輸送車の八億円が強奪され、北多摩署の蟹沢、相馬らは捜査に追われる。釣部渓三郎(つるべけいざぶろう)が取材で親密になったタレントの亜夕子(あゆこ)は、西湖(さいこ)で溺死。無関係な事件を繋(つな)いだのは、北八ヶ岳で幽霊茸の下から釣部が発見した白骨死体だった。恋人のアキに婚約者を紹介され、傷心の釣部、奮起の推理が始まる。

あやめ横丁の人々
講談社文庫

鳴風荘事件 殺人方程式2
講談社文庫
奇天烈な洋館に集まった人々は目を疑った。
六年前に殺された女流作家そっくりに、その妹が変貌していたのだ。
そして姉の事件と同じ月蝕の晩、惨劇が彼女を襲う。
“不思議な力”を持っているという黒髪を切られる手口も酷似して――。
必要な手掛かりをすべて提示して「読者へ挑戦」する新本格ミステリの白眉!

新装版 北斗の人(下)
講談社文庫

恋情
講談社文庫
時を隔てて燃え上がるエロチックな世界!
70歳を目前にして、突然離婚を迫られた主人公が人生を振り返ると、いつも脳裏に浮かぶのは、炭坑で出会った彼女の姿だった。海岸や木々に隠れて逢瀬を繰り返していたのに突然去った君枝。あれから50年、思わぬドラマが、主人公を待ち受けていた。自伝的要素を含むエロチックで叙情的な勝目文学の真骨頂。

熊の場所
講談社文庫
猫殺しの少年「まー君」と僕はいかにして特別な友情を築いたのか(『熊の場所』)。おんぼろチャリで駅周辺を徘徊(はいかい)する性格破綻(はたん)者はゴッサムシティのヒーローとは程遠かった(『バット男』)。ナイスバディの苦学生であるわたしが恋人哲也のためにやったこと(『ピコーン!』)。舞城パワー炸裂の超高純度短編小説集! (講談社文庫)
行く目的はただひとつ!――あなたの「熊の場所」はどこですか?
舞城ワールド全開!
猫殺しの少年「まー君」と僕はいかにして特別な友情を築いたのか(『熊の場所』)。おんぼろチャリで駅周辺を徘徊(はいかい)する性格破綻(はたん)者はゴッサムシティのヒーローとは程遠かった(『バット男』)。ナイスバディの苦学生であるわたしが恋人哲也のためにやったこと(『ピコーン!』)。舞城パワー炸裂の超高純度短編小説集!

実録・老舗百貨店凋落
講談社文庫
次はあなたの町のあの店かもしれない……。
丸井今井、伊勢丹傘下に!
文庫書下ろし 激変する業界と地域からの切実なレポート
デパート業界“北方の雄”丸井今井が伊勢丹の傘下入り、三店を閉鎖へ!スクープに道民は震撼した。かつて夢と文化を各地に運んだ老舗(しにせ)は郊外型の大規模SC(ショッピングセンター)の攻勢に喘(あえ)ぎ、駅前商店街は空洞化する。雇用も喪失、行政は無策。これは一地方の話ではない、明日あなたの町で起こることなのだ。

少年魂
講談社文庫
大切なのは、できごとの数々でなく、そのときどきの状況のなかで、どれだけ自分を伸ばしたか、ということである。それが、明日への活力の基礎になるからである(「まえがき」より)。最高検察庁検事を辞めてボランティアの普及に尽力する道を選んだ著者が、自信の「原点」であると語る「少年時代」を振り返る。

考えない世界
講談社文庫
どんな世界なんだろう……。考えすぎてませんか? あなたに贈る絵本です! ーー何かと考えすぎてはいませんか? 考えるべきこともあるでしょうが、考えなくてもいいことも、またあるのです。考えすぎるあなたに代わって、考える小説家・原田宗典が、考えに考え、考え抜いた末にたどり着いた、考えない世界とはいかなるものか? イメージ豊かなかとうゆめこの絵とのコラボレーション。

波之助推理日記
講談社文庫
旗本の三男坊で、気儘(まま)な毎日を送っていた早川波之助。ところが、釣りに興じていた舟の上で、女性の遺体を発見してから事態は一変する。その首筋には不自然な痣(あざ)が残されていた。自殺か他殺か? 難事件に直面したその時、波之助の推理が冴え渡る。そして辿り着いた真相とは。書下ろし二編を含む三編を収録。
お気楽三男坊・波之助が江戸の怪事件を解く
旗本の三男坊で、気儘(まま)な毎日を送っていた早川波之助。ところが、釣りに興じていた舟の上で、女性の遺体を発見してから事態は一変する。その首筋には不自然な痣(あざ)が残されていた。自殺か他殺か? 難事件に直面したその時、波之助の推理が冴え渡る。そして辿り着いた真相とは。書下ろし二編を含む三編を収録。

天使の鬱屈
講談社文庫
半世紀の時を超えて結びつく恐るべき2つの謎。ミステリーの大聖堂へようこそ!
CWA賞受賞!
夫と別居し、教会付属の図書館で働き始めたウェンディ。半世紀前の聖職者にして詩人フランシスのことを調べている彼女の身辺で、死の悲劇が相次ぐ。「醜聞の主」「立派な紳士」と人物像の定まらない詩人の過去を追っているもう一人の人物とは誰か? 歴史の謎に彩られたミステリーの大聖堂!

警鐘(下)
講談社文庫
戦うしかない 愛する女(ひと)を守りたいから
のしかかる米国の暗い過去!アクションと謎解きの真骨頂!
ひとりで生きてきたリーチャーに、初めて守るべき女性が現れた! 彼女の命を狙う殺人鬼は、一方で巨万の富をも手に入れようと綿密な計画を実行に移していた。謎に近づこうとするリーチャーにのしかかる、米国の重く暗い歴史。愛する人に刻一刻と忍び寄る魔の手。死力を尽くして闘う彼に勝算はあるのか?

警鐘(上)
講談社文庫
進むしかない 真実だけが知りたいから
忍びよる殺人鬼の魔手!元軍人のタフな男が目覚めた!
ジャック・リーチャー……家族も友人もなく、仕事も住所も、車すら持たない男。あるのは鍛え抜かれた頭と躰(からだ)。フロリダでプール掘りをしていた彼を、私立探偵が探しに来た。誰の依頼で?何のために? そして、探偵の急死。真相を知るために向かったNYで待っていたのは、謎の過去を持つ殺人鬼だった!
「いいえ、もう会えないわ」「あなたみたいな男は二度と戻ってこない。去っていったら、戻ってこない」「運に頼ったことは一度もないよ」「答えをまちがったわね、リーチャー」「あなたは警察へいきたくない。そうなんでしょ?」「幸運を祈るわ」――<本文より>

K・Nの悲劇
講談社文庫
精神の異変か、それとも死霊の憑依か?
ホラーを超えた衝撃
若くして成功した夫との新しい生活。だが予期せぬ妊娠に中絶という答を出した時から、夏樹果波(なつきかなみ)の心に異変が起こり始める。自分の中に棲みついた別の女――精神の病か、それとも死霊の憑依なのか。治療を開始した夫と精神科医の前には想像を絶する事態が待ち受けていた。乱歩賞作家が描く、愛と戦慄の物語。

河童の手のうち幕の内
講談社文庫
細密イラスト&エッセイで“河童の秘密”を大公開!
旅先での流儀から、ライター丸呑み事件、河童流俯瞰図の描き方まで、愉しさ満載!
こだわりの眼を凝らせば旅はこんなにおもしろい
小説『少年H』の作者で舞台美術家、そして“覗きの達人”が創作の舞台裏を明かす。世界中どこに行っても宝物が見つかる旅にしてしまう秘訣。さらに河童が本名になるまでの闘い、ライター丸呑み事件などなど痛快エピソード満載のイラスト&エッセイ。読めば誰でも描ける(!?)河童流俯瞰(ふかん)図の秘伝まで大公開!

東海道をゆく 十時半睡事件帖
講談社文庫
著者の死生観が結晶した終わりなき旅路。人気シリーズ最終作!
「生きる者は生き、死ぬ者は死ぬ」。福岡藩江戸屋敷総目付を務める名物老人・十時半睡(とときはんすい)は、重病の息子弥七郎(やしちろう)を見舞うため、国許(くにもと)への旅に出る。息子の天運を信じる半睡は、あえて陸路・東海道を悠々と旅してゆくのだが、道中には様々な事件が巻き起こる。惜しくも著者の絶筆となった人気シリーズ最終作。

新装版 北斗の人(上)
講談社文庫