講談社文庫作品一覧

ぼくの机はぼくの国
ぼくの机はぼくの国
著:佐藤 さとる,絵:村上 勉,装画:村上 勉
講談社文庫
日常の世界から不思議な世界へあなたをいざなう……香り高いファンタジー童話集。斬新で魅力あふれるファンタジー! ーーかおる君が、魔法の鳥の羽根で机をなでると、おかしなことに、部屋は広い海に、机は小島に、椅子は大型のヨットに変わりました。このふしぎな世界で、王さまになったかおる君は、ゴチャゴチャ虫を退治するため、ヨットに乗って小島に向かいます……。という「ぼくの机はぼくの国」ほか、「おしゃべり湯わかし」「しかられ坊主のヒミツ」など、神秘的世界を描いた佳品19編を収録した、ファンタジー童話集。
電子あり
賢い女の愚かな選択
賢い女の愚かな選択
著:コ-ネル・コ-ワン,著:メルヴィン・キンダ-,訳:佐藤 綾子,装丁:鈴木 邦治
講談社文庫
女性が、現実的で明快な男性との関係を保ち、究極的に幸福な関係を築きあげるには、どうすればよいのだろうか。現代の女性(とくに賢い女性)は、男性との交際で、つねに多くの“誤り”をおかしている。最良のパートナーを得るために、“傷つきやすい愛”を“強固な愛”に変えるための秘訣を教示する。
俺はス-パ-マン
俺はス-パ-マン
著:横田 順彌,解説:松中 正子,装画:山下 勇三
講談社文庫
元祖ハチャハチャの珍・怪・奇なる大騒動譚高所恐怖症、対人赤面恐怖症、等々数多くの欠陥を持つ“スーパーマン”になった俺が、人類の幸福と正義のために戦つた、珍無類の成果の一大パノラマをどうぞ!
いのち華やぐ
いのち華やぐ
著:瀬戸内 寂聴
講談社文庫
今切実な時代の問題、老、病、死について考える魂のエッセイ。生きるとは何かに答は出ないが、過去を思いわずらわず、未来を取り越し苦労せず、現在を全力で生きる命の貴さと、幾歳になっても愛にめぐりあい、愛をまきちらしながら、愛に始まり愛に終る人間の営みの理想を、清らかな活気で説き語る名著。
電子あり
蕎麦ときしめん
蕎麦ときしめん
著:清水 義範
講談社文庫
読者はパスティーシュという言葉を知っているか?これはフランス語で模倣作品という意味である。じつは作者清水義範はこの言葉を知らなかった。知らずにパスティーシュしてしまったのだ。鬼才野坂昭如をして「とんでもない小説」と言わしめた、とんでもないパスティーシュの作品の数々、じっくりとお楽しみを。(講談社文庫) 読者はパスティーシュという言葉を知っているか?これはフランス語で模倣作品という意味である。じつは作者清水義範はこの言葉を知らなかった。知らずにパスティーシュしてしまったのだ。鬼才野坂昭如をして「とんでもない小説」と言わしめた、とんでもないパスティーシュの作品の数々、じっくりとお楽しみを。
電子あり
マンハッタン母学生
マンハッタン母学生
著:佐藤 綾子,解説:青木 雨彦,装丁:道信 勝彦,装画:佐藤 朋恵
講談社文庫
主婦学生が繰りひろげるニューヨーク大学「留学奮戦記」。夫と娘を日本に残し、勇躍単身でマンハッタンにのりこみ、演劇やミュージカルやパフォーマンス論の勉強に挑んだママさん学生。彼女の熱気はすごいばかり。アメリカの母学生事情やブロードウェイの実態など、みずからの体験や観察を織りこみながら、爽やかに描くアメリカ・レポート。 主婦学生が展開するニューヨーク留学奮戦記夫と娘を日本に残して単身で演劇やミュージカルの勉強に挑んだ、情熱あふれるママさんのてんやわんや。あわせてアメリカの日常生活と人々の素顔を爽やかに描く。
電子あり
真夜中の料理人
真夜中の料理人
著:阿刀田 高,解説:杉本 りえ,装画:畑農 照雄
講談社文庫
北国から友人が送ってくれた鮭をめぐり、折り合いのわるい夫婦の対立が深まる。肉好きの妻、魚好きの夫、日常の不平をつのらせる妻、日常あたまの上がらない夫。仕方なく夫は包丁を買い込み、深夜のベランダで鮭を切るが……。人生の断面を巧みに描いて定評ある著者の、しみじみと怖い秀作11編。
電子あり
おとこの事典
おとこの事典
著:山口 洋子,装丁:玉井 ヒロテル
講談社文庫
男女の微妙なズレや恋愛のむずかしさ。恋の勝者にも、恋の未経験者にも、参考になる1冊ーー宴会、オフィスラブ、贈り物、結婚観、サイズ、下着、チップ、デジタル、ネクタイ、パーティなどなど、男の生活に密着していて、男の本質をつい露出させ勝ちな、特性や小道具をキイワードとして選び出し、鋭い観察眼と軽妙な語りくちで、男の姿をはだかにしてみせる、異色のエッセイ。250語の、いわば「おとこ早わかり事典」として、世のミス&ミセスに捧げる話題の書である。
電子あり
京都再婚旅行殺人事件
京都再婚旅行殺人事件
著:山村 美紗,解説:郷原 宏,装画:深井 国
講談社文庫
親友ユミの結婚式に出席したのが縁で、麻矢はユミの義兄・杉原太郎と結ばれる。豪華な挙式、京都に1泊して外国へのハネムーン。麻矢は幸せだった。ところが初夜が明けると、太郎がベッドで毒死していた。初めに疑われた麻矢だが、嫌疑が晴れると、自ら探偵役に! だが、夫の過去を探っていくと、連続殺人が……。愛をテーマにした、本格長編推理。
電子あり
偽作家のリアル・ライフ
偽作家のリアル・ライフ
著:島田 雅彦,解説:島 弘之,装丁:平野 甲賀
講談社文庫
注目される作家の20代の頃の第一エッセイ集ーー1961年生まれの著者のデビュー作「優しいサヨクのための嬉遊曲」創造の秘密。1961年生まれの著者の衝撃的なデビュー作品『優しいサヨクのための嬉遊曲』の創造の秘密。青くささを唯一の拠り所にする「怖るべき子供」島田雅彦の、きらめく才気をあますところなく伝える第一エッセイ集。「日本のおじさんやおばさんは醜い! 勝手に遊ぶ少年少女は美しい! 世界は美しい者たちのためにある」
電子あり
女が複眼になるとき
女が複眼になるとき
著:工藤 美代子,解説:山口 文憲
講談社文庫
自立の足跡をたどる体験的レポート。結婚を契機にカナダに渡った女の子が、カルチャー・ショックの中で達成した自立の道ーー結婚を契機に、カナダ・バンクーバーに渡った一人の女の子が、カルチャー・ショックの中で自己形成をはじめ、ノンフィクション・ライターとして複眼の思考を身につけていくまでの足跡をたどる、体験的レポート。ひとりの女性が自立するとき、まずなにをなすべきか。暖かい産湯の中に、一生つかってはいられない!
電子あり
企業内起業家(イントラプルナー)
企業内起業家(イントラプルナー)
著:ギフォ-ド・ピンチョ-,訳:清水 紀彦,装丁:川上 成夫
講談社文庫
経営危機を回避するための社内起業活動とは企業は、創意に富む有能な社員を有効に利用することにより、企業内部ですみやかにイノベーションを実現することができる。いま、企業の新たな経営戦略を考える。
モスクワから消えたスパイ
モスクワから消えたスパイ
著:T・セバスチャン,訳:笹野 洋子,装丁:辰已 四郎
講談社文庫
クレムリン内部の暗黒を息づまる迫力で抉るユダヤ人反体制組織に弱みを握られた中央委員のドミトリー・カリアギン。彼はクレムリンのトップ・シークレットをイギリス情報部に流し続けていたが、やがて……
聖夜の越境者
聖夜の越境者
著:多島 斗志之,解説:関口 苑生,装丁:熊谷 博人,装画:野中 昇
講談社文庫
アフガンの秘境で展開する究極の米ソ謀略戦79年ソ連軍電撃のアフガン侵攻にはアンドロポフの野望が隠されていた。そしてアフガン撤退にはゴルバチョフの挫折が。米ソの波間で翻弄される日本人学究の命運
殺人者の緋文字
殺人者の緋文字
著:和久 峻三,解説:郷原 宏,装画:畑野 賢一
講談社文庫
元ソープランド嬢、美人モデル、売春にはしる人妻が、次々に惨殺された。凶器はギターの弦。現場には謎の赤い文字……。事件の直前から行方をくらませた、ロックギタリストの沖中が犯人か? 沖中の恋人・理香子と大泉弁護士がつきとめた、意外な真実とは……。愛と復讐の交錯を鮮烈に描く法廷ミステリー。<「エイズ街の連続殺人」改題作品>
電子あり
幸せのものさし
幸せのものさし
著:森本 毅郎,解説:山根 基世,装画:司 修
講談社文庫
人生の幸せは、素敵な人とのめぐり逢い。柔らかな、心優しい眼で見つめる人間への旅……「門」「あなたへのメッセージ」「静かな名人」など、58編のエッセイーー自分の幸せを自分のものさしで測る、これが自立の基本で、それは家庭にいようと、外で働いていようと、同じことである。そのことが、結局は、魅力ある自分、充実した自分を作り出すことにつながるのだろう。人生の幸せは、素敵な人とのめぐり逢い。柔らかな、心優しい眼で見つめる、人間の旅エッセイ集。
電子あり
午後の砲声
午後の砲声
著:森 詠,解説:中薗 英助,装画:石川 勝
講談社文庫
パレスチナ解放勢力とイスラエル軍がきびしく対峙するレバノン南部――日本人ジャーナリスト峯元彦は、PFLPのコマンド隊の軍事行動に参加。銃弾の飛び交うベカー高原、火を吹くカラシンコフ自動小銃、轟く対空砲火……。戦争の悲惨さと人間解放の困難さを目の当りにした峯は、それでも戦火の中で真の自由と解放を獲得する道を探し求めた。戦火のレバノンで戦う男たちの革命と愛の讃歌!
電子あり
日本交響楽(6)太平洋篇(下)
日本交響楽(6)太平洋篇(下)
著:豊田 穣,装丁:安彦 勝博
講談社文庫
戦争と海・戦争と蒼空。太平洋の凄絶な戦闘開戦とともに日本軍の破竹の進撃が続く。倉田竜作はガダルカナル周辺の作戦に参加、米軍の捕虜となる。戦局は転換し、日本軍は太平洋で相次ぐ敗退に追いこまれる
電子あり
日本交響楽(5)太平洋篇(上)
日本交響楽(5)太平洋篇(上)
著:豊田 穣,装丁:安彦 勝博
講談社文庫
激動の昭和史と日本人の運命を描く大河小説倉田竜作が海軍兵学校を卆業した昭和15年、日本帝国の運命を決める三国同盟が日独伊間で締結され、日米関係は悪化の一途をたどる。そして真珠湾でついに開戦へ
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犬だって散歩する
犬だって散歩する
著:丸谷 才一,解説:海老沢 泰久,装画:和田 誠
講談社文庫
犬だつて散歩する、いはんや人においてをや。広大な知性とユーモアの宇宙を駆けめぐる、ご存じ丸谷氏一流、読む散歩。イギリスの料理はうまくないという日本人の偏見は、漱石に責任がある。明治維新史の謎、高杉晋作の辞世を推測すると……。日本の武士の切腹は、中国式のホラを真に受けての風俗ではなかったか? などなど傑作エッセイ31篇を収録。あなたもどうぞ、面白くてタメになる、これぞエッセイの中のエッセイ! あなたもいかが,軽妙洒脱な丸谷式読む散歩漱石,阿部お定,マッカ-サ-,ホ-ムズ,コアラ,味噌汁,食堂車,目覚まし時計,東京,誇張論,酒席の話題,ポルノ漢詩.知性とユ-モアの珠玉エッセイ31篇
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