講談社文庫作品一覧

ロマンティック街道
ロマンティック街道
著:若月 伸一,装丁:菊地 信義
講談社文庫
ドイツ・ロマンティック街道への旅の案内書ヨーロッパ海外旅行のベストセラーで、西ドイツ最大最高の観光街道の全行程350キロを、現地に住む著者・若月伸一氏が写真と文で解説紹介するガイドブック。
頼朝勘定
頼朝勘定
著:山岡 荘八,解説:杉田 幸三,装画:百鬼丸
講談社文庫
伊豆・蛭ケ小島に流罪の身の源頼朝は、伊東祐親の娘・八重との間に子をなしたが、祐親の怒りに触れ恋は破れた。失恋に懲りた頼朝が、北条政子との新たな恋でとった策は? 作者は言う、小説の醍醐味は読者の予想の裏をかくことだ、と。大長編の名手・山岡荘八が、その力量・技量を濃密に約集して贈る名短編11編。秀抜で独得な史観でせまる珠玉の歴史短編集。
電子あり
坂本龍馬―幕末風雲の夢
坂本龍馬―幕末風雲の夢
著:宮地 佐一郎,解説:磯貝 勝太郎,装丁:原田 維夫
講談社文庫
坂本龍馬――幕末激動の中に多くの夢をのこして、並みはずれた発想と行動力を示しつつ、懸命に、しかも足早に駆けぬけた風雲児。薩長同盟の締結、大政奉還の実現のために活躍した土佐の風雲児・龍馬は、藩という枠を超えて生きた幕末の自由人でもあった。資料をふまえ、龍馬のロマン、心情、人脈、魅力を探る歴史読物。
電子あり
女たちの百万石
女たちの百万石
著:橋田 壽賀子,解説:大鷹 伸,装画:桑原 雅子
講談社文庫
加賀藩百万石を支えた女たちの波乱の生涯。信長、秀吉、家康ら群雄割拠の戦国時代に、下級武士から身を起こし大大名にまでなった前田一族。その成功を陰で支え守り抜いた女たちの悲哀を描く、歴史絵巻。
謎の団十郎
謎の団十郎
著:南原 幹雄,解説:磯貝 勝太郎,装画:安彦 勝博
講談社文庫
初代団十郎の暗殺の謎を解いた八代目の面相に、世にも恐ろしい兆候が浮き出た。そして八代目もまた非命に斃れる。歴史の中に塗り込められた異様な事件が今、霧のかなたからゆらゆらとその正体を見せ始めた。連作形式で迫る歌舞伎界最高の名跡の怪!? 千両役者を襲う黒い影は、いったい誰だったのだろうか? 歌舞伎界最高の名跡を襲う黒い影の正体は?初代団十郎暗殺の謎を解いた八代目の面相に浮き出た恐ろしい兆候.八代目もまた非命に斃れる.歴史の中に塗り込められた異様な事件が今霧の中からその姿を見せた
電子あり
粟田口の狂女
粟田口の狂女
著:滝口 康彦,解説:植村 修介,装丁:倉橋 三郎
講談社文庫
大坂夏の陣に材をとり愛憎を描破する秀作集大坂夏の陣で娘婿神保長三郎が味方討ちに会って非業の死を遂げた,と知るや烈女のお勝は途方もない策を考えた.狂女になって真相を叫ぶのだ…….歴史秀作七編.
がん生還者の記録
がん生還者の記録
著:大野 芳,装丁:秋山 法子
講談社文庫
がんは、けっして「不治の業病」ではない! いちどは絶望におちいり、家族をもまきこむ苦悩にさいなまれながら、さまざまな努力のすえ無事生還した人々の、迫真のドキュメント。生と死のはざまから、がんに克ち、希望ある未来にむけて、それぞれに、新しい生と生きる喜びをつかみなおした闘病の軌跡は、だれをも感動させずにはおかない。「生のドラマ」が感動をよぶ希望の書。 がんは、けっして“不治の業病”ではない!いちどは絶望に陥り、家族をもまきこむ苦悩にさいなまれながら、さまざまな療法のすえ無事生還した120人の喜びのドキュメント。〈生のドラマ〉が感動をよぶ。
電子あり
羊男のクリスマス
羊男のクリスマス
文:村上 春樹,絵:佐々木 マキ
講談社文庫
聖羊祭日にドーナツを食べた呪いの為クリスマスソングが作曲できない羊男は、穴のあいてないねじりドーナツを手に秘密の穴の底におりていきました。暗い穴を抜けるとそこには――。なつかしい羊博士や双子の女の子、ねじけやなんでもなしも登場して、あなたを素敵なクリスマスパーティにご招待します。
織田信長の人間学
織田信長の人間学
著:童門 冬二,装丁:小宮山 逢邦
講談社文庫
織田信長――決断力・実行力に富み、能力主義者だった信長はまた、ロマンチストであり、自由人でもあった。戦国民衆の期待した政治家として、信長は彼らの切実な願望にどう答えたか……。組織管理・人の管理など、人間味溢れる諸行動を通して、信長の魅力を現代の視点から解明する「童門流」人間学。現代の視点から天才的革命児・信長を解明!
電子あり
修羅の剣(上)
修羅の剣(上)
著:津本 陽
講談社文庫
著者が発掘した、幕末随一の天才剣士・仏生寺弥助の、短くも凄絶なる生涯。越中氷見仏生寺村の貧農の小せがれ弥助は、機縁を得て、同郷の剣士・斎藤三九郎に剣の手ほどきを受けた。将来を誓ったお里の非業の死を契機に、弥助は、江戸へと逃亡した。めざすは三九郎の兄、斎藤弥九郎の神道無念流道場・練兵館である。<上下巻>
電子あり
中国五千年(上)
中国五千年(上)
著:陳 舜臣
講談社文庫
歴史の要点は、政権(王朝)の興亡にある。どのような人物が王朝をたて、どう政治をしたか。有徳と暴虐の交替、文化の差が政権を変える有様を、明快平易に語る史書。三皇五帝の神話時代から、祭政一致の神意国家、地方分権の封建制社会、秦の始皇帝による天下統一。再びの動乱、隋による再統一まで。<上下巻>
電子あり
異変街道(下)
異変街道(下)
著:松本 清張,装丁:倉橋 三郎
講談社文庫
隠れ里、台里の秘儀。甲府勤番支配の山根伯耆守江戸屋敷と甲斐を結ぶ面妖な青日明神祠の点と線。絵馬に記された謎の符諜――。甲斐武田氏の隠された金脈をめぐる欲望が、人々を陰謀と殺戮(さつりく)へとみちびいたのか。栄吾の死をうたがう銀之介の目前で手がかりの糸はもつれ切断されて迷宮の深底へひきずりこむ。
電子あり
異変街道(上)
異変街道(上)
著:松本 清張,装丁:倉橋 三郎
講談社文庫
幕府直轄の要衝、甲府勤番に役替されたばかりの鈴木栄吾が死んだ。死んだはずの栄吾に会ったという向両国水茶屋の主人が何者かに殺された。栄吾は生きている――、親友、銀之介は真相究明のため甲州街道を西へ馳る。そのあとを女が、そして岡っ引が、謎の影が追いかける。街道に異変がおきている――。
電子あり
修羅の剣(下)
修羅の剣(下)
著:津本 陽
講談社文庫
夜空に光芒をひく彗星のような、悲壮華麗な青年剣士の運命。練兵館のご隠居先生・岡田十松に剣の才能を認められ、2年余りのうちに免許皆伝を得た仏生寺弥助は、独特の必殺技を編み出し、仏生寺一流の名を得るまでに成長した。幕末動乱の京都で33歳の生涯を閉じた、純粋無垢の無頼の魂を描く時代傑作。<上下巻>
電子あり
中国五千年(下)
中国五千年(下)
著:陳 舜臣
講談社文庫
中国の王朝興亡に見られるパターン、多くの政権は、その内部の実力者に乗っ取られて交替する。世界帝国の唐、短命王朝の続く五代十国、新時代を画した宋、征服王朝の元、中華帝国の復活である明、満州族の王朝の清から中華民国を経て、中華人民共和国が成立するまで。歴史とは何かを、公正な史眼で語る名著。<上下巻>
電子あり
滝沢馬琴(下)
滝沢馬琴(下)
著:杉本 苑子,装丁:中島 かほる,装画:横山 大観
講談社文庫
生活のために書き続ける馬琴に、失明の危機が迫っていた。がんじがらめの状況で無学な嫁のお路を督励して、代筆で八犬伝を進める作家の凄絶な闘い。感動の長編。 自負と自責の矛盾に苦しむ人間を描く傑作。 生活のために書き続ける馬琴に、失明の危機が迫っていた。がんじがらめの状況で無学な嫁のお路を督励して、代筆で八犬伝を進める作家の凄絶な闘い。感動の長編。
電子あり
滝沢馬琴(上)
滝沢馬琴(上)
著:杉本 苑子,装丁:中島 かほる,装画:横山 大観
講談社文庫
滝沢馬琴の苛酷な生を描く吉川英治文学賞受賞作。「南総里見八犬伝」「椿説弓張月」等で名声を得た馬琴は、保守的で狷介な性格のため人と衝突することも多く、苦しい家計と病弱な家族の煩労も、一身に負っていた。 滝沢馬琴の苛酷な生を描く吉川文学賞受賞作。「南総里見八犬伝」「椿説弓張月」等で名声を得た馬琴は、保守的で狷介な性格のため人と衝突することも多く、苦しい家計と病弱な家族の煩労も、一身に負っていた。
電子あり
木乃伊館
木乃伊館
著:柴田 錬三郎,装画:東 啓三郎
講談社文庫
備前・黒井山中に隠された宇喜多秀家の財宝は、はたしてあるのだろうか……。かげろふ太刀で真っ二つに両断された冥官胄と、その幻の剣法の使手・下山新八郎の妖気漂う謎の死を結んで、黄金伝説を伝える「黒井館」の怖るべき謎が解かれてゆく……という「木乃伊館」のほか、「下郎君平」「八代目団十郎」「片耳奴」「寺田屋兇変」の5編。「夢と恐怖と妖しさと謎」をはらむ、迫力の伝奇時代小説集。
電子あり
超巨人・明の太祖朱元璋
超巨人・明の太祖朱元璋
著:堺屋 太一,装丁:安彦 勝博,装画:中川 恵司
講談社文庫
明の太祖・朱元璋――信長・秀吉・家康の三大英傑をひとりで演じた男の、波乱万丈の生涯。その面白さは三国志を凌ぎ、太閤記もはるかに及ばない。ダメな組織にいても、成功するには! 不利な状況の中でも、勝ち抜くには! 超巨人・朱元璋の思想と行動が、あらゆる現代人に大きな勇気と多くの知恵を与える。
電子あり
一万分の一ミリの殺人
一万分の一ミリの殺人
著:深谷 忠記,解説:由良 三郎,装丁:熊谷 博人,装画:野中 昇
講談社文庫
致命率70パーセント、エイズよりも恐ろしいという、国際伝染病「エボラ出血熱」。その男性の真性患者が、東京で発見された。さらに、疑似患者も次々に出た。第一次感染者と思われる女は、行方不明。国立微生物医学研究所内部の人間による、ウイルス漏出説を探る新聞記者は、殺されてしまう。綿密な取材と完璧なデータに裏打ちされた、俊英の都会派ミステリー。国際伝染病パニックの元凶は、だれなのか? 首都にまき散らしたのは研究者か、赤毛の女か?
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