講談社文庫作品一覧

アグネスの香港指南
アグネスの香港指南
著:アグネス・チャン,解説:山口 文憲,装画:作田 えつ子
講談社文庫
著者が生れ育った香港を懇切丁寧に旅ガイド観光のポイントから食事・買い物など、類書には見られない旅を楽しむノウハウがいっぱい。ウエルカム・トゥ香港!この一冊であなたは香港の魅力が満喫できます。
三角砂糖ショートショート20人集
三角砂糖ショートショート20人集
その他:吉行 淳之介,装丁:和田 誠
講談社文庫
ショートショートと三題噺20のドッキング客席から三つの題をもらい即席で噺を演じる窮極の話芸――三題噺。出題者に美女を得て、文学界の俊秀が絶妙の取りあわせに腕をふるったショートショート傑作集。
日本交響楽(7)完結篇
日本交響楽(7)完結篇
著:豊田 穣,解説:進藤 純孝,装丁:安彦 勝博
講談社文庫
激動の昭和史と日本人の運命を描く大河小説日本は次第に劣勢に追いこまれ、ついに学徒出陣や神風特攻隊の捨身の作戦を強いられる。一方、南海で捕虜となった倉田竜作は、戦争の意味について深く考える……
電子あり
チェルノブイリ
チェルノブイリ
著:フレデリック・ポ-ル,訳:山本 楡美子,装画:野中 昇
講談社文庫
事実をもとに再構成した愛と感動の長編小説絶望的状態の中で、人はどこまで強く優しくなれるか?被害を最小限に喰いとめるために戦った人々のドラマをペレストロイカ下のソ連を舞台にSF作家が克明に描く
ニュ-ヨ-ク恋模様
ニュ-ヨ-ク恋模様
著:ア-ウイン・ショ-,訳:常盤 新平,装画:和田 誠
講談社文庫
人生の機微を芳醇な文体で描く,傑作短編集ニュ-ヨ-クの街を行く男女の会話,人々の喧騒の中から聞こえてくる様々な人間模様を敏感に嗅ぎとり,物語に仕上げる,短編の名手による魅惑の秀作13編を収録
雪嵐
雪嵐
著:小檜山 博,解説・装画:司 修
講談社文庫
北海道・大雪山麓。苛烈な自然と貧困に怯えつつ暮らす、両親と6人の子供。生活の辛さ、女教師への憧れ、淡い性の目覚め、そして何より、自然と人情の美しさの中で、少年は成長していき、人生に目覚めていく。その目は、重い真実と胸底の暗い澱みを見据えながら、爽やかな明るさを失なわない。少年の目に映じた自然と人情の素晴らしさ。まさに、著者が「ぼくの原風景」「文学の原風景」と呼ぶにふさわしい、感動的な長編小説である。
電子あり
ブル-スはお好き
ブル-スはお好き
著:胡桃沢 耕史,解説:磯貝 勝太郎,装丁:熊谷 博人,装画:畑農 照雄
講談社文庫
懐かしい味のおしゃれな七つの恋のメロディ窓際の中年社員が人知れず楽しむ唯一の趣味はプロ顔負けのハーモニカ演奏。それがきっかけで妙齢の婦人とのラブロマンスが生まれる。中年社員の社長への抵抗劇。
はまなす物語
はまなす物語
著:三浦 哲郎,装画:深沢 紅子
講談社文庫
北の浜辺にひっそりと咲く、はまなすの花。傷つき、こわれやすい生への愛惜をこめた、北国に開いた、静かで、透明な美しさをたたえる、愛の物語。北国の若い獣医、東京に嫁いだ姉、都会に憧れる妹の兄妹三様のひたむきで真摯な人生を、はまなすの花に寄せて、砂地に染み透るようにしみじみと描く。三浦文学の円熟の境地を示す長編恋愛小説。
電子あり
ぼくの机はぼくの国
ぼくの机はぼくの国
著:佐藤 さとる,絵:村上 勉,装画:村上 勉
講談社文庫
日常の世界から不思議な世界へあなたをいざなう……香り高いファンタジー童話集。斬新で魅力あふれるファンタジー! ーーかおる君が、魔法の鳥の羽根で机をなでると、おかしなことに、部屋は広い海に、机は小島に、椅子は大型のヨットに変わりました。このふしぎな世界で、王さまになったかおる君は、ゴチャゴチャ虫を退治するため、ヨットに乗って小島に向かいます……。という「ぼくの机はぼくの国」ほか、「おしゃべり湯わかし」「しかられ坊主のヒミツ」など、神秘的世界を描いた佳品19編を収録した、ファンタジー童話集。
電子あり
賢い女の愚かな選択
賢い女の愚かな選択
著:コ-ネル・コ-ワン,著:メルヴィン・キンダ-,訳:佐藤 綾子,装丁:鈴木 邦治
講談社文庫
女性が、現実的で明快な男性との関係を保ち、究極的に幸福な関係を築きあげるには、どうすればよいのだろうか。現代の女性(とくに賢い女性)は、男性との交際で、つねに多くの“誤り”をおかしている。最良のパートナーを得るために、“傷つきやすい愛”を“強固な愛”に変えるための秘訣を教示する。
俺はス-パ-マン
俺はス-パ-マン
著:横田 順彌,解説:松中 正子,装画:山下 勇三
講談社文庫
元祖ハチャハチャの珍・怪・奇なる大騒動譚高所恐怖症、対人赤面恐怖症、等々数多くの欠陥を持つ“スーパーマン”になった俺が、人類の幸福と正義のために戦つた、珍無類の成果の一大パノラマをどうぞ!
いのち華やぐ
いのち華やぐ
著:瀬戸内 寂聴
講談社文庫
今切実な時代の問題、老、病、死について考える魂のエッセイ。生きるとは何かに答は出ないが、過去を思いわずらわず、未来を取り越し苦労せず、現在を全力で生きる命の貴さと、幾歳になっても愛にめぐりあい、愛をまきちらしながら、愛に始まり愛に終る人間の営みの理想を、清らかな活気で説き語る名著。
電子あり
蕎麦ときしめん
蕎麦ときしめん
著:清水 義範
講談社文庫
読者はパスティーシュという言葉を知っているか?これはフランス語で模倣作品という意味である。じつは作者清水義範はこの言葉を知らなかった。知らずにパスティーシュしてしまったのだ。鬼才野坂昭如をして「とんでもない小説」と言わしめた、とんでもないパスティーシュの作品の数々、じっくりとお楽しみを。(講談社文庫) 読者はパスティーシュという言葉を知っているか?これはフランス語で模倣作品という意味である。じつは作者清水義範はこの言葉を知らなかった。知らずにパスティーシュしてしまったのだ。鬼才野坂昭如をして「とんでもない小説」と言わしめた、とんでもないパスティーシュの作品の数々、じっくりとお楽しみを。
電子あり
マンハッタン母学生
マンハッタン母学生
著:佐藤 綾子,解説:青木 雨彦,装丁:道信 勝彦,装画:佐藤 朋恵
講談社文庫
主婦学生が繰りひろげるニューヨーク大学「留学奮戦記」。夫と娘を日本に残し、勇躍単身でマンハッタンにのりこみ、演劇やミュージカルやパフォーマンス論の勉強に挑んだママさん学生。彼女の熱気はすごいばかり。アメリカの母学生事情やブロードウェイの実態など、みずからの体験や観察を織りこみながら、爽やかに描くアメリカ・レポート。 主婦学生が展開するニューヨーク留学奮戦記夫と娘を日本に残して単身で演劇やミュージカルの勉強に挑んだ、情熱あふれるママさんのてんやわんや。あわせてアメリカの日常生活と人々の素顔を爽やかに描く。
電子あり
真夜中の料理人
真夜中の料理人
著:阿刀田 高,解説:杉本 りえ,装画:畑農 照雄
講談社文庫
北国から友人が送ってくれた鮭をめぐり、折り合いのわるい夫婦の対立が深まる。肉好きの妻、魚好きの夫、日常の不平をつのらせる妻、日常あたまの上がらない夫。仕方なく夫は包丁を買い込み、深夜のベランダで鮭を切るが……。人生の断面を巧みに描いて定評ある著者の、しみじみと怖い秀作11編。
電子あり
おとこの事典
おとこの事典
著:山口 洋子,装丁:玉井 ヒロテル
講談社文庫
男女の微妙なズレや恋愛のむずかしさ。恋の勝者にも、恋の未経験者にも、参考になる1冊ーー宴会、オフィスラブ、贈り物、結婚観、サイズ、下着、チップ、デジタル、ネクタイ、パーティなどなど、男の生活に密着していて、男の本質をつい露出させ勝ちな、特性や小道具をキイワードとして選び出し、鋭い観察眼と軽妙な語りくちで、男の姿をはだかにしてみせる、異色のエッセイ。250語の、いわば「おとこ早わかり事典」として、世のミス&ミセスに捧げる話題の書である。
電子あり
京都再婚旅行殺人事件
京都再婚旅行殺人事件
著:山村 美紗,解説:郷原 宏,装画:深井 国
講談社文庫
親友ユミの結婚式に出席したのが縁で、麻矢はユミの義兄・杉原太郎と結ばれる。豪華な挙式、京都に1泊して外国へのハネムーン。麻矢は幸せだった。ところが初夜が明けると、太郎がベッドで毒死していた。初めに疑われた麻矢だが、嫌疑が晴れると、自ら探偵役に! だが、夫の過去を探っていくと、連続殺人が……。愛をテーマにした、本格長編推理。
電子あり
偽作家のリアル・ライフ
偽作家のリアル・ライフ
著:島田 雅彦,解説:島 弘之,装丁:平野 甲賀
講談社文庫
注目される作家の20代の頃の第一エッセイ集ーー1961年生まれの著者のデビュー作「優しいサヨクのための嬉遊曲」創造の秘密。1961年生まれの著者の衝撃的なデビュー作品『優しいサヨクのための嬉遊曲』の創造の秘密。青くささを唯一の拠り所にする「怖るべき子供」島田雅彦の、きらめく才気をあますところなく伝える第一エッセイ集。「日本のおじさんやおばさんは醜い! 勝手に遊ぶ少年少女は美しい! 世界は美しい者たちのためにある」
電子あり
女が複眼になるとき
女が複眼になるとき
著:工藤 美代子,解説:山口 文憲
講談社文庫
自立の足跡をたどる体験的レポート。結婚を契機にカナダに渡った女の子が、カルチャー・ショックの中で達成した自立の道ーー結婚を契機に、カナダ・バンクーバーに渡った一人の女の子が、カルチャー・ショックの中で自己形成をはじめ、ノンフィクション・ライターとして複眼の思考を身につけていくまでの足跡をたどる、体験的レポート。ひとりの女性が自立するとき、まずなにをなすべきか。暖かい産湯の中に、一生つかってはいられない!
電子あり
企業内起業家(イントラプルナー)
企業内起業家(イントラプルナー)
著:ギフォ-ド・ピンチョ-,訳:清水 紀彦,装丁:川上 成夫
講談社文庫
経営危機を回避するための社内起業活動とは企業は、創意に富む有能な社員を有効に利用することにより、企業内部ですみやかにイノベーションを実現することができる。いま、企業の新たな経営戦略を考える。