講談社文庫作品一覧

水に描かれた館
水に描かれた館
著:佐々木 丸美,装丁:菊地 信義
講談社文庫
人間心理の秘密を追う“崖の館”の異色推理財産目録作成のため鑑定家4人が派遣されるはずだったのに、来たのは5人。招かれざる客が呼ぶ死の影。館に鳴り響く大時計の三点鐘。神秘的なサイコ・ミステリー
先天性極楽伝
先天性極楽伝
著:阿佐田 哲也,装画:黒鉄 ヒロシ
講談社文庫
正しい悪の道をめざす、痛快ピカレスク長編競馬のノミ屋を生業とし、同級生のカン子と結婚した小学生・春巻信一の新婚旅行先は、ネリカンだった。珍妙な悪漢たちとの三億円をめぐる死闘。傑作ユーモア長編
電子あり
人間の記緑 東部ニューギニア戦 全滅篇
人間の記緑 東部ニューギニア戦 全滅篇
著:御田 重宝,解説:光岡 明,装丁:菊池 信義
講談社文庫
死ねば地獄、生きるも地獄の戦場は、どんなふうであったのか……。現地の人たちはどうしていたのか……。兵士たちは、何を信じて戦ったか……。非道で無謀な戦争のために死んでいった兵士たちの姿を記録して、昭和戦争史の暗部を照射する! 東部ニューギニアの戦地で戦い、犠牲となったすべての人々に捧げる、鎮魂の人間記録。日本軍敗退の記録。<「進攻篇」との2巻>
電子あり
人間の記緑 東部ニューギニア戦 進攻篇
人間の記緑 東部ニューギニア戦 進攻篇
著:御田 重宝,解説:光岡 明,装丁:菊池 信義
講談社文庫
無謀極まるポートモレスビーの攻略作戦、悲劇のスタンレー山脈越えなどの戦地の実態を、生き残った兵士たちの証言と文書をもとに再現する。中国新聞に長期連載され、人間としての民衆の叫びと兵士の視点からの戦争記録として、大きな反響をよぶ。戦争の悲惨を訴え伝える、東部ニューギニア日本軍敗退の記録。悲惨な戦争実態と敗戦の真相を克明に追う、好評ドキュメント。激戦を闘った兵士たちの感動の記録。<「全滅篇」との2巻>
電子あり
悪魔のパスワード
悪魔のパスワード
著:脇 英世,装丁:菊池 信義
講談社文庫
コンピュータ学者が自ら挑む、近未来を予見した、本格コンピュータ犯罪小説の決定版。自力でコンピュータ「悪魔一号」に魂を吹き込んだ杉本は、情報の支配者・総合情報網GINSの心臓部に侵入した。そして、化物のように君臨するGINSのコンピュータを手なずけることに成功したのだ。そして恐るべき計画を立てはじめた……。迫り来るコンピュータ犯罪の恐怖!
電子あり
死体化粧人
死体化粧人
著:山村 正夫,解説:二上 洋一,装丁:菊池 信義
講談社文庫
東京都監察医務院の医務官として、仕事にかまけて家庭を顧りみなかった垂水鋭一は、妻を自殺へと追いやった。妻の死を機に退官し葬儀社の嘱託となり、第二の人生を遺体修理師の仕事に賭けた。そして自殺や事故死の無残な遺体を繕い直す修復作業の際に発覚する不審点をもとに、隠された犯罪を発き、事件を解決していく。物体と化した死体の無言の訴え、そこに隠された謎、そして惨死の裏の疑惑。異色の短篇ミステリー集!
電子あり
崑崙遊撃隊
崑崙遊撃隊
著:山田 正紀,解説:會津 信君,装丁:菊池 信義
講談社文庫
壮大な夢のロスト・ワールドへの大冒険行!中国奥地にあるという伝説の理想郷・崑崙を求めて、日本人青年の藤村、中国人の殺し屋、諜報員、謎の美少年らが様々の野望を胸にくり広げる、痛快秘境長編物語。
アバターの島
アバターの島
著:樋口 修吉,解説:武市 好古,装丁:菊池 信義
講談社文庫
青春の光と影を鮮烈に描く、長編ロマン。ニューヨークでジャズ・ギタリストへの道を歩んでいた俊夫を見舞った不幸なアクシデント。水色の瞳と北欧系のシルバー・ブロンドの髪を持つ娘・モイラとの出会いと愛の日々。競走馬アバター号との関わりから始まった、一人の日本青年の失意と、再起の軌跡をたどる意欲作。 青春の光と影を描く心あたたまる長編ロマンニューヨークでジャズ・ギタリストへの道を歩んでいた日本青年の失意と再起の軌跡。競走馬アバター号との関わりから始まった、新たな夢と愛の日々を鮮烈に描く。
電子あり
破滅の日(2)
破滅の日(2)
著:竹島 将,解説:小川 和久,装画:岸 顯樹郎,装画:生頼 範義
講談社文庫
中東の内乱に、二大国の米ソが介入、アラブ・オイル獲得戦から、ついに第三次世界大戦への道を突き進む。日本も、日米安保のために、核を含む最新兵器による戦場へ……。在日米軍・自衛隊の出動、国内の決死の報道合戦、そして政府首脳の秘策は? 刻一刻迫る日本潰滅の日を、豊富なデータをもとにリアルに描く長編。<全2巻>
電子あり
破滅の日(1)
破滅の日(1)
著:竹島 将,装丁:岸 顯樹郎,装画:生頼 範義
講談社文庫
オイル王国のサウジアラビアに、クーデターが発生。同国駐在のすべての外国人、世界経済を左右するアメリカのオイルマンたちが、出口なしの窮地へ! 必死に脱出をはかる日本人商社員たち、革命軍との虚々実々の駆け引きに狂奔する各国の要人たちの取るべき行動は? 壮大なスケールの新クライシス・ノベル。迫る第三次世界大戦の恐怖! <全2巻>
電子あり
東京は燃えたか 黄金の1960年代
東京は燃えたか 黄金の1960年代
著:塩田 潮,解説:伊藤 昌哉,装丁:菊池 信義
講談社文庫
東京五輪に象徴される黄金の60年代とは!安保闘争が結着すると、日本は高度経済成長の道を驀進しはじめることになった。日本の「オンリー・イエスタデイ」を生み出したエネルギーはいかに結集されたか。
逃亡の報酬
逃亡の報酬
著:志茂田 景樹,解説:郷原 宏,装丁:菊地 信義,装画:野中 昇
講談社文庫
妻を拉致され、娘を犯され、自分は陥れられた男の、渦巻く憎悪と復讐の殺気。メキシコ五輪ゴールドメダリスト・天童勝夫は、理不尽な運命の虐待で、愛も家庭の平安も、すべてを失う。さらに殺人の容疑まで……。非情に徹した追跡の果てに、見えてきた真の敵とは? 知力、体力に秀れた男が、野獣と化していく悲痛な闘いを描く、衝撃のバイオレンス傑作長編。愛を奪われ命を狙われた男が、ハイテク産業の巨悪に挑む!
電子あり
日章旗とマラソン ベルリン・オリンピックの孫基禎
日章旗とマラソン ベルリン・オリンピックの孫基禎
著:鎌田 忠良,解説:関川 夏央,装丁:菊池 信義
講談社文庫
日本唯一の五輪マラソンの優勝者・孫基禎(ソンギジョン)選手の栄光と苦難――。日本の植民地に生まれ、日の丸を胸に走らされる屈辱。胸に秘めた被抑圧民族朝鮮人としての強い誇りと祖国愛。ベルリン大会で起こった「日章旗抹消事件」の衝撃。日本唯一の五輪マラソン金メダリスト、孫基禎の栄光と苦難の半生を記録し、日本と朝鮮の歪んだ現代史を検証する。初の本格的長編ドキュメント。
電子あり
極辛版 キムチ大探検
極辛版 キムチ大探検
編:講談社,装丁:菊池 信義
講談社文庫
キムチを通して知る韓国の生活と文化! ソウルのキムチは辛くない! 本場でさまざまなキムチを食べて回り、その作り方を詳しく習ってきた取材チームのキムチなんでも百科。ソウルの最新ガイドも満載! 極辛の「秘密」を求めて本場を食べ歩き! ソウル観光にも絶好の一冊。キムチを知れば韓国が見えてくる! ペチュキムチ、ポッサムキムチ、ムウトンチミ……。真っ赤な辛いものから、あっさりした汁ものまで、韓国のキムチはともかく多種多様。韓国パワーの源といわれるこの過激な漬物の正体は? 本場キムチの秘密を求めて現地取材した、初めての詳図鑑。ソウル市内のホテル、ショッピング、食べ歩きなどの最新情報も満載したカラー文庫。
電子あり
異常者
異常者
著:西村 寿行
講談社文庫
異常者に拉致された検事の妻の変心は何故か? 男の血は熱く、哀しいーー東京地検検事の妻が、白昼、異常者によって拉致され、陵辱の限りを尽される。遅々として進まぬ捜査に、業を煮やした検事は、一匹狼の調査屋・千年道士に助けを求めた。事件の想像を絶する成り行きが、千年の魂を震撼させた。千年は、深夜の阿蘇山麓へ、香港の暗黒街へと、苛烈な調査行を続けていったが……。
電子あり
背いて故郷
背いて故郷
著:志水 辰夫
講談社文庫
正体不明の船のやとわれ船長だったわたしは、2度目の出航で親友の成瀬と交替した。ところが成瀬は殺される。船に疑惑を抱いた彼は、ひそかに何かを探っていたらしい。わたしが友を殺した敵を追い求めると次々奇怪かつ危険な徴候に襲われ……。日本推理作家協会賞受賞の名作。
殺し屋
殺し屋
著:勝目 梓,装丁:菊地 信義
講談社文庫
一匹狼の殺し屋・谷一生は、太腿に牡丹の刺青を持つ女・由起を、裏の世界から操る黒幕・石井小三郎の手から匿(かくま)うことになった。しかし、立野組に裏切られ石井のもとに監禁された谷の目の前で、誘い出された由起が凌辱された。怒りが爆発した谷と暴力団との間で、凄惨な闘いの火蓋は切られた。長編ハードアクション! 恐怖の絶叫に血塗られたハード・バイオレンス。
電子あり
プラム川の土手で 大草原の小さな家(3)
プラム川の土手で 大草原の小さな家(3)
著:ロ-ラ・インガルス・ワイルダ-,訳:こだま ともこ,訳:渡辺 南都子
講談社文庫
ローラの一家は、インディアン居留地の小さな家を去り、長い旅のすえに、ミネソタのプラム川のほとりに移った。 広大な肥(こ)えた大地で、小麦の収穫に目を輝かす父さん、学校へ通いはじめたメアリーとローラ。順調にすべりだした生活は、ある日とつぜん、いなごの大群におそわれた――。新天地を求め、力強く生きるインガルス一家の物語第3作。
電子あり
鏡の国のアリス
鏡の国のアリス
著:ルイス・キャロル,訳:高杉 一郎,装丁:菊地 信義
講談社文庫
鏡のなかを通りぬけたアリスは、またまた奇妙な世界へ。おしゃべりな花たちの咲く庭をふりだしに、鏡の国を歩くアリスのまえに、つぎつぎとおかしな住人があらわれて――。「ふしぎの国のアリス」につづくルイス・キャロルの名作で、チェスゲームを織りこんで構成された、夢とユーモアにあふれたファンタジーの最高傑作。鏡の国に飛び込むアリスの楽しい物語! 「ふしぎの国のアリス」に続く名作第2作目すべてが反対に見える鏡の中を通りぬけたアリスは、鏡の国の人たちの奇妙な行動にとまどうばかり……。夢の世界をたくみなユーモアで描いた代表的ファンタジー。
電子あり
スネーク・ヘッド
スネーク・ヘッド
著:西木 正明,解説:檜山 良昭,装丁:荒川 じんぺい
講談社文庫
麻薬、娼婦、難民……香港の闇にうごめくシンジケートのスネークヘッド。人間密輸の陰に暴かれてゆく現代史の謎と、大陸をめぐる壮大な謀略。対中国貿易を扱う小さな商社に勤める北山吾郎は、ある日、内蒙古の旧日本軍生き残りの兵士から一通の手紙を受け取り、その男の息子を探すため、単身香港の魔窟に入った……。背徳の国際都市・香港の秘密結社に、たった一人で敢然と組織に挑む男の闘志を描いた、傑作冒険推理小説。
電子あり