講談社文庫作品一覧

ア-ムストロング砲
ア-ムストロング砲
著:司馬 遼太郎,装丁:井上 正篤
講談社文庫
幕末随一の文明藩、佐賀藩の鍋島閑叟(なべしまかんそう)は、若い秀才たちに極端な勉学を強いた。近習秀島藤之助は、世界最新の高性能大砲の製造を命じられ、頭脳の限り努力する。酷使された才能は弊れたが、完成したアームストロング砲は、彰義隊を壊滅させ、新時代を開いた。風雲の中に躍動する男たちを描く、傑作9編を収録。
江戸城大奥列伝
江戸城大奥列伝
著:海音寺 潮五郎,装丁:菊地 信義,装画:中 一弥,解説:尾崎 秀樹
講談社文庫
春日の局を初め江戸大奥を描く海音寺史伝.三代将軍家光の乳人春日の局,四代将軍家綱の乳人矢島の局,五代将軍綱吉の実母桂昌院等々,老中に匹敵するほどの権勢を持つ江戸城大奥女中を描く歴史エッセイ.
電子あり
コーディー軍団始動す コーディーシリーズ(1)
コーディー軍団始動す コーディーシリーズ(1)
著:J・ケイス,訳:斎藤 伯好,その他:菊地 信義
講談社文庫
オソロシク強い殺しの極秘部隊がやってきた悪魔のテロリズムをぶっつぶせ! 怒りのマシンガンが、手榴弾が、ヘリが煽情のメロディーを奏でる。ハイジャックされた人質は、美人スチュワーデスはどうなる?
キャスター駆け出す
キャスター駆け出す
著:宮崎 緑,解説:胡桃沢 耕史,その他:菊地 信義,その他:河合 良之
講談社文庫
ニュースキャスター初日からいきなり国会を体当たり取材したり、「海外たすけあい」の取材で訪れたアジア地域の貧困と病苦の現実を目のあたりにして考えたことなど、人気キャスターが駆け出し時代をつづる。ブラウン管からはうかがえない、意外にひょうきんでちょっとドジな所もある素顔がのぞくエッセイ。
電子あり
心だより
心だより
著:澤地 久枝,装丁:菊地 信義,装画:安野 光雅,解説:安野 光雅
講談社文庫
歴史に埋もれた女たちを発掘し、その姿を生きいき甦らせて語る著者は、人間の不正義を許さぬ、苛烈で厳しい歴史認識を持つ一方、限りなく女の哀しさに寄りそう、心優しい情の人でもある。多くの人々との出会い、父と母、幼き日への回想など、さりげない日常の記憶の中に、人間的な真実の光を見る、珠玉の随筆集。古いものを愛し、さりげない情景に心魅かれる著者が、ひとり暮しの女の四季折々の心模様と、甦る幼い日の記憶をたどる、心に染みる静かな感動の好エッセイ。ハートに潤いを添える46選。
電子あり
小説小林一三(下)
小説小林一三(下)
著:咲村 観,装丁:菊地 信義,装画:生頼 範義,解説:佐高 信
講談社文庫
事業の鬼にして文化人の、華麗なる一代記。想像だにしなかった株価の大暴落は、証券会社支配人の夢を一三から奪いさった。だが、それがかえって好運だったのかも知れない。新たに企画された私鉄建設の話が彼の前途に洋々と開ける。私鉄、デパート、歌劇、映画と、庶民の欲望を見抜いて先取りしたカルチャー商法で「大阪急」を築いた男の明治魂を描く話題作。 事業の鬼にして文化人の、華麗なる一代記。阪鶴鉄道監査役から箕有鉄道の経営へ、一三の商才はメキメキ頭角を現わす。鉄道に、デパートに、少女歌劇にと広がる夢を次々実現できた男の歩んだ道とその時代。
電子あり
小説小林一三(上)
小説小林一三(上)
著:咲村 観,装丁:菊地 信義,装画:生頼 範義
講談社文庫
関西財界の雄、阪急/宝塚の生みの親の生涯。15歳を迎えた年、一三は自ら発心して甲州・韮崎から上京、慶応義塾に入り、福沢先生指導のもとに未来の財界人士と親交を結ぶ。そして、作家をこころざすがならず、卒業と同時に三井銀行に就職、そこでの一三は落第サラリーマンでしかなかった。しかし、運命は自ら切り拓くもの、証券会社の支配人職へ勧誘されて彼は断乎決断する。華麗なる財界人への一三の第一歩であった。 関西財界の雄、阪急/宝塚の生みの親の生涯甲州・韮崎をあとに慶応義塾に入学した一三は、福沢先生指導のもとに未来の財界人士と親交を結ぶ。やがて卒業、三井銀行に入行し、幹部候補生への道を日指す。
電子あり
OLのおしゃれ手帖
OLのおしゃれ手帖
著:大橋 歩,装丁:野村 高志,装画:大橋 歩
講談社文庫
も少し素敵になりたいと思ってるあなたへ。おしゃれ上手になるためのレッスンの他に、あなたのワードローブやサイズをメモれる白い頁やブランドガイドがついてます。ポケットに入れ買物のおともにどうぞ!
女のコ4人の恋愛大作戦
女のコ4人の恋愛大作戦
著:犬養 智子,解説:高橋 章子,その他:菊地 信義,その他:山口 馨,その他:内藤 こずえ
講談社文庫
ギャル4人がくりひろげる恋愛戦術、大公開! 花を飾ろうか、一冊読もか? ハートに潤いを添える46選ーーテニスクラブで仲よくなったギャル4人が繰りひろげる、恋愛ゲームの一部始終、恋愛戦術を大公開。時には相談しあい、成功も失敗も、ともに喜び励ます、テンヤワンヤの大作戦。おしゃれして、おいしく食べて、かっこよく遊んで、男のコとイキにつき合う秘訣を身につけませんか。ステキな若い女へ変貌していく成功の鍵がココにありますよ!
電子あり
私の靴物語
私の靴物語
著:高田 喜佐,イラスト:高田 喜佐,レイアウト:アイサム・デザイン
講談社文庫
靴ってこんなにオシャレで楽しさいっぱい! 気楽にはけるズック靴、裸足のようなサンダル、カジュアルなワークブーツ、マニッシュなタウンシューズ、エレガントなヒールパンプス――そのどれもがシンプルで楽しく、人と大地をしっかり結びつけるものであってほしい……。人気ブランド〈KISSA〉を作りあげた人気シューズデザイナーが、靴にかけた自らのおしゃれな生き方をさわやかに綴る自伝エッセイ。
電子あり
木馬がのった白い船
木馬がのった白い船
著:立原 えりか,解説:八木 忠栄,装画:徳田 秀雄
講談社文庫
「ぼくは、いつでも待っています。あなたの夢のなかの公園で」と、子どもたちに別れのあいさつをして、空の彼方に去っていった公園の木馬(「木馬がのった白い船」)、秋祭りの日に集まってくる人たちの願いごとをかなえる、ふしぎなギターをもった妖精(「小さい妖精の小さいギター」)――など、鋭い感性と豊かな想像力でつづるメルヘンの世界。立原文学の魅力あふれる秀作、15編を収録。愛と優しさ、詩情あふれるメルヘン集!
電子あり
回転木馬のデッド・ヒ-ト
回転木馬のデッド・ヒ-ト
著:村上 春樹,装丁:菊地 信義,装画:岡本 滋夫
講談社文庫
現代の奇妙な空間――都会。そこで暮らす人々の人生をたとえるなら、それらはメリー・ゴーラウンド。人はメリー・ゴーラウンドに乗って、日々デッド・ヒートを繰りひろげる。人生に疲れた人、何かに立ち向かっている人……、さまざまな人間群像を描いたスケッチ・ブックの中に、あなたに似た人はいませんか。
新顎十郎捕物帳(二)
新顎十郎捕物帳(二)
著:都筑 道夫,装丁:菊地 信義,装画:小宮山 逢邦
講談社文庫
忘れられぬ異相の名探偵による捕物帳第二集怪盗団の親分から、殺された手下の仇を討ってくれと頼まれた仙波阿古十郎。下手人はなんと南町奉行所の捕方だと。さて真相は?久生十蘭が生んだ名捕物帳復活二弾
電子あり
会社蘇生
会社蘇生
著:高杉 良
講談社文庫
宝石、カメラ、ゴルフ用品などの高級ファッション、レジャー商品の輸出入で知られる老舗(しにせ)の総合商社=小川商会が総額1100億円もの負債を抱え、東京地裁民事8部に会社更生法の適用を申請してきた。1100人にのぼる従業員とその家族を守るため、保全管理人とともに商社再建に賭けた男たちを描く感動の長編。(講談社文庫) 商社再建に燃える弁護士たちの感動のドラマ。伝統を誇る小川商会が、放漫経営のため倒産、東京地裁民事八部に会社更生法の適用を申請してきた。千百人の従業員の命運をかけ、宮野弁護士の必死の活動が始まる。
京の小袖
京の小袖
著:芝木 好子,解説:富岡 幸一郎,装丁:菊地 信義,装画:田渕 俊夫
講談社文庫
結婚をめぐって揺れ動く女心をきめ細かに描き、高雅な香りあふれる短編小説集。忍ぶ恋に悔いのない生き方を想い、密やかな愛のなかで男の優しさを求める女の心情。「幻の辻ケ花」と呼ばれる家康着用の小袖を、京都・南禅寺でかつての恋人とともに見る知佐子を描く表題作など、現代の女の生き方を問う名品8編。
電子あり
作家の日記 1950・6~1952・4
作家の日記 1950・6~1952・4
著:遠藤 周作,装丁:菊地 信義,装画:辻村 益朗,解説:高山 鉄男
講談社文庫
孤独に耐えて異郷で奮闘した作家誕生の記録戦後早々、第一回カトリック留学生として渡仏した著者は、リヨンの学生寮の屋根裏部屋に落着く。生と死の意味を問う青春の孤独を赤裸々に記述した、感動の記録。
女の銃
女の銃
著:夏樹 静子,装丁:菊地 信義,装画:森 秀雄,解説:結城 信孝
講談社文庫
サディスティックな夫の仕打ちに耐える妻の胸中は? 衝撃の推理傑作集。平穏な夫婦を狙い撃つ、見えない凶器! ーー濃やかな夫婦の愛情が流れていると思われていた二人の間に奔った、鋭い亀裂。衝撃の一夜に、妻が口走った一言が、夫を無惨なワイフビーターに変え、家庭は崩壊した。暴力に無抵抗で耐える女の、はかり知れない胸中が、破滅の終局にサスペンスを盛り上げる表題作のほか、現代の男女の愛情と悲傷を描く5編を収録。
電子あり
農場の少年 大草原の小さな家(5)
農場の少年 大草原の小さな家(5)
著:ロ-ラ・インガルス・ワイルダ-,訳:こだま ともこ,訳:渡辺 南都子
講談社文庫
ローラは、シルバー湖のほとりの払(はら)い下(さ)げ農地へ引(ひ)っ越(こ)していくとき、すばらしい馬に馬車を引かせた青年アルマンゾに出会った。日々の糧(かて)を得るのにも苦労したローラ一家と対照的に、ワイルダー家は、富裕な農場主で納屋に入りきれないほどの家畜をもっていた……。 後にローラの夫となったアルマンゾ・ワイルダーの少年時代をつづった物語。「大草原の小さな家』シリーズ第5作。
電子あり
「横山大観」殺人事件
「横山大観」殺人事件
著:内田 康夫,解説:郷原 宏
講談社文庫
長いあいだ埋もれていた「横山大観」の若き日の傑作が発見された。そのニュースに美大の助手・茂木は愕然とする。数ヵ月前、雪深い秋田の商人宿で、行きずりの男が茂木に見せた絵がそこにあった……。次第に明らかになる12年前の殺人事件の真相は? 名探偵・岡部和雄警部の推理が美術界の暗部に迫る。(講談社文庫) 天才画家と美人画商の黒い接点に殺人の罠! 大画廊「銀晶堂」に陳列されたユトリロの画。この春輸入された筈のその画を茂木は正月、東北の山の中で見ていた。ほどなく同画廊に「未発表」の大観の傑作が…。
電子あり
川柳でんでん太鼓
川柳でんでん太鼓
著:田辺 聖子
講談社文庫
世に紹介されることの少ない文学である、現代川柳の良句佳吟を選び、笑いと共感、庶民の本音を楽しむエッセイ。懐かしくおかしい句、型破りの新しいタイプの句、反戦、反逆の句、恋愛や性の周辺の句、食べもの、動物の句など、格調高く、ふところ深いさまざまな句を語り、大衆に愛される芸術の魅力を、見事に説き明かす名著。
電子あり