講談社文庫作品一覧

D支局長の事件簿
D支局長の事件簿
著:佐野 洋,解説:阿部 要介,装画:森 秀雄
講談社文庫
殺人容疑者の身柄をあずかった新聞社の支局長が、警察も気づかぬ事件の真相を暴く「ガラスの罠」、新聞への奇妙な投書が投げた波紋の意外な結末「満ち足りた生活」など、地方支局を舞台に展開、推理する、異色の連作ミステリー9編。元記者の著者が、難事件を見事に解く記者たちの活躍を、リアルに描く傑作集。 新聞社の支局長が難事件を解く、推理傑作集殺人容疑者の身柄を預った支局長が、警察も気づかなかった事件の謎を暴く「ガラスの罠」など、連作9編。リアルな描写、緻密な推理、意外などんでん返しの妙!
電子あり
王を探せ
王を探せ
著:鮎川 哲也,解説:長山 靖生,装画:吉原 澄悦
講談社文庫
恐喝をしていた男が殺され、容疑者が四人上がったが、何と全員同姓同名。しかもそのころ真犯人は次の殺人を用意中! 得意の鉄道トリックを使う鬼貫警部ものの長編! 容疑者の四人が同姓同名! 恐喝をしていた男が殺され、容疑者が四人上がったが、何と全員同姓同名。しかもそのころ真犯人は次の殺人を用意中! 得意の鉄道トリックを使う鬼貫警部ものの長編!
電子あり
にんげん百一科事典
にんげん百一科事典
著:青木 雨彦,著・装丁:山藤 章二
講談社文庫
ピンクレディー、高見山、池田満寿夫……。会って、たずねて、しゃべらせて、優しさと皮肉をとりまぜた絶品の「雨彦節」。名前折り込みの身上判断詩つきイラストが冴えわたる「昭和の絵師」。天下無敵の《雨彦+章二》コンビが、極めつきの美女、光っている男、気になるひと百一人と打打発止と切り結び、その素顔に迫った「にんげん大図鑑」。洒脱な文と痛快なイラストでつづる“あの人たちの身上書”。
電子あり
風を見た少年
風を見た少年
著:C.W・ニコル,装丁:凱風舎,装画:C.W・ニコル
講談社文庫
少年は人のこころを読みとることができた……。少年は空を飛ぶことができた……。少年はいくさの中で人々に勇気を与えた……。自らの死を通して、人人に「生きることの美しさ」を残して逝った少年“あいつ”は、今はあなたの心の中で生きている。著者初めての日本語による書下ろし長編ファンタジー。
捜査線上のアリア
捜査線上のアリア
著:森村 誠一,解説:権田 萬治,装画:南 正雄
講談社文庫
鮮やかな二重のどんでん返しは推理の醍醐味脱サラ作家・津村はある晩、ホテルで殺人事件に巻き込まれ、その体験を契機に売れ出す。被害者の女は宝石泥棒。捜査線に流行作家Mが浮かぶがアリバイが崩せない
オホーツク殺人ルート
オホーツク殺人ルート
著:西村 京太郎
講談社文庫
北海道と伊豆で女性が怪死! 新機軸の野心作ーー北海道の観光地めぐりだけ、という好条件のアルバイトに、狂喜した女子大生ふたり。存分に旅を楽しんだあと、彼女らは別行動をとる。ところが直後、ひとりはサロマ湖畔の砂丘に埋められた! 同じ頃、伊豆下田では、女性作詞家の死体が発見された。2つの事件の背後に浮かんだ人物とは? 新境地をひらいた、トラベル・ミステリーの傑作。
電子あり
サハラに死す 上温湯隆の一生
サハラに死す 上温湯隆の一生
編:長尾 三郎,解説:長沼 節夫,装丁:安彦 勝博
講談社文庫
サハラ砂漠は東西7000キロ、横断するルートは皆無で、途切れ途切れにあるオアシスの点と点を結ぶしかない。この前人未到の熱砂の海に、一頭のラクダとともに単身で挑んだ上温湯青年。だが不幸にも、思い半ばに22歳の孤独な青春に幕を閉じた。苛酷な旅の中で、人間の極限を生き、凝視(みつ)めた青春とは。
最後に愛を見たのは
最後に愛を見たのは
著:夏樹 静子,解説:斉藤 茂男,装画:森 秀雄
講談社文庫
離婚した男女の、愛と憎しみの果てを描く長編ーー離婚した青山は、8歳の息子・昇との不安定な生活で、女手に窮していたが、手伝いに来た愛人・加代子は、不審な死を遂げた。父親に去られた昇の同級生・ミドリも、淋しい二つの家庭を結びつけようと、幼い知恵を働かせていたが……。結婚と離婚をめぐる様々な問題を考えて、愛と勇気に溢れた結末に導く、傑作長編。
電子あり
天女の末裔
天女の末裔
著:鳥井 加南子,解説:中島 河太郎,装画:辰巳 四郎
講談社文庫
岐阜県王御滝郡神守地区、禁男の山中で巫女が生んだ女の子は、民俗学研究の学生が連れていったという。そのとき、村の男が殺され、巫女は殺人犯として服役する。そして村人たちは、「イチミコサマの呪い」と呟くのみであった。23年後、再び山中で謎の殺人事件が起きた! 宿命の娘・巫女の出産が秘めた殺人の謎。二人の男女が、窮地に追い込まれながらも真相に迫る! 江戸川乱歩賞受賞の話題作。
電子あり
猫目石(下)
猫目石(下)
著:栗本 薫,装画:福田 隆義
講談社文庫
夏の軽井沢から始まる奇妙な連続殺人事件!藤波武子別荘の内外で起こった連続殺人事件に巻き込まれた栗本薫クン。背景にあるアイドル歌手一家の過去を知り、真相究明に乗り出す。伊集院大介との夢の競演!
猫目石(上)
猫目石(上)
著:栗本 薫,装画:福田 隆義
講談社文庫
伊集院大介VS栗本薫の初めての推理合戦!SF作家にして名探偵の栗本薫クンは女流作家藤波武子からアイドル歌手朝吹麻衣子を紹介され、心を奪われる。その夜から、薫クンは奇妙な事件に巻き込まれる。
開けっぱなしの密室
開けっぱなしの密室
著:岡嶋 二人
講談社文庫
ユーモアと恐怖が交錯するミステリー傑作集。親友の夏美が引越したばかりのアパートで殺されてしまった。前夜泊まり込んでいた悦子は、警察の鈍い捜査にいらだち、自分で犯人捜しに乗り出した。なぜ犯人は密室の鍵を開けていったのか。表題作など、軽やかな都会派ミステリーの魅力があふれる6編を収録。
電子あり
冠婚葬祭殺人事件
冠婚葬祭殺人事件
著:赤川 次郎,解説:三橋 アキラ
講談社文庫
300万の会員をもつ礼法の本俵(ほんだわら)流家元が亡くなり、あとを令嬢が継ぐことになった。ところが本俵流はお家騒動の気配があり、新家元の身を守るため大貫警部・井上刑事が駆り出された。例によって横柄に家元邸へ乗りこんだ大貫をめぐって珍事がひん発、井上は途方にくれるのだった。ユーモア推理。
電子あり
占星術殺人事件
占星術殺人事件
著:島田 荘司
講談社文庫
怪事件は、ひとりの画家の遺書から始まった。その内容は、6人の処女から肉体各部をとり、星座に合わせて新しい人体を合成する、というもの。画家は密室で殺された。そして1ヵ月後には、6人の若い女性が行方不明!奇想天外の構想、トリックで名探偵御手洗潔(みたらいきよし)をデビューさせた、衝撃的傑作。
On the Road Again
On the Road Again
著:戸井 十月,装丁:斎藤 元宏,装丁:クロスオーバー
講談社文庫
爽快、新感覚のバイク・フォト・ノベル登場! ーー「鋼(はがね)の馬」=バイクは、若者のライフ&トラベルの手段、そして、生命をあずけた「親友」でもある。それは、ライダーだけの特権だ。そんな風と空を恋人にするバイク・ラバーのために、生粋のライダー作家が贈る、夢と冒険にあふれた、ロード・ライフ・ワールド14編。ビジュアル感覚いっぱいの、爽快なオリジナル文庫。
電子あり
シェイクスピアの誘拐
シェイクスピアの誘拐
著:笹沢 左保,解説:山村 正夫,装画:谷口 茂
講談社文庫
名優が舞台から美女に投げたメッセージが怪事件の幕あきになった! 8つのトリックを駆使した推理連作ーーハムレットを演じる名優・上杉夏也が、舞台上から美貌の人妻・柏原絵美に投げた謎のメッセージ。演出家・松永連太郎は、その陰に、絵美の一人息子の誘拐事件が存在すると知る。暗号を解かなければ、絵美の子は助からない……。推理界の鬼才が8つのトリックをちりばめて描く、華麗な連作ミステリー。
電子あり
ロマンチシズムとしての未来 17人の科学者との対話
ロマンチシズムとしての未来 17人の科学者との対話
著:渡辺 淳一,解説:中村 政雄,装丁:辻村 益朗
講談社文庫
科学のロマンに文学の夢を重ねる魅力対談集ロマンチシズムの絆で科学と文学が結びつく21世紀の世界。自身の文学の秘密を語る最新対談「人間、この愛すべきもの」を始め第一線の科学者達との未来学対談集
亡命ロマンス特急
亡命ロマンス特急
著:中薗 英助,解説:権田 萬治,装画:安田 忠幸
講談社文庫
ロマンスカーの車内でしがない翻訳家・西倉が隣り合わせた美女は、コンピュータの学習に中国から来たという。彼女が学ぶ日本企業の研究所は、折しもアメリカと技術スパイ事件を起こしたばかり。美女に謎の白人がつきまとい、やがて世界に二つとない万年筆を入手しようとした西倉も、日米ソ中をめぐる謀略の渦に巻きこまれて大騒動! 万年筆に何が隠されているのか? スパイ小説の第一人者が、軽妙な筆致で描く読切連作集。 しがない翻訳家が巻き込まれるスパイ戦の渦世界に二つとない万年筆を入手しようとした翻訳家西倉修介に奇怪な勢力が接近してくる。万年筆に何が隠されているのか。平凡な主人公をめぐるスパイ小説の連作集
電子あり
豪快 男の手料理 ステーキ指南
豪快 男の手料理 ステーキ指南
監:柴田 卓三,装丁:箭内 早苗
講談社文庫
ステーキ料理のすべてを集めたカラー文庫!牛肉、ハムから魚、チーズ、とうふなどまで、およそステーキと呼ばれるものをすべて満載。フライパンひとつでだれでも美味いステーキが焼ける窮極のレシピ付き。
ニュ-ヨ-クは闇につつまれて
ニュ-ヨ-クは闇につつまれて
著:ショウ・ア-ウィン,訳:常盤 新平,装丁:和田 誠
講談社文庫
直木賞作家の名訳で贈る洒落た都会派短編集ニューヨーク五番街に群れ集うハイセンスな男女の微妙な心理の流れを描く表題作など、移ろいやすい人生の機微をかろやかな筆致で余すところなく描き出す名作集。