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2001.09.14発売
続々 今昔物語ふぁんたじあ
講談社文庫
平安時代の人間像を活写して今に残る『今昔物語』。この古典のこころをとらえて、乱世に躍動する平安庶民を現代に再現、地獄にあっても生きるために知恵を発揮する庶民のしたたかさを追う。どんでん返しを利かせたサスペンス・タッチで描く妖異な世界に、ユーモアたっぷりの掌編も織りまぜたシリーズ第3集。

2001.08.10発売
宮本武蔵(六)
長い遍歴をともに重ねてきた城太郎は、木曽路でぷっつり消息を絶ち、武蔵は、下総(しもうさ)の法典ヶ原で未墾の荒野に挑む。恃(たの)むべき剣を捨て、鍬を持った武蔵。これこそ一乗寺以後の武蔵の変身である。相手は不毛の大地であり、無情の風雨であり、自然の暴威であった。――その頃、小次郎は江戸に在って小幡一門と血と血で争い、武蔵の“美しい落し物”も、江戸の巷に身を寄せていた。

2001.08.10発売
宮本武蔵(五)
吉岡一門との決闘を切り抜け、武蔵は多大の自信とそれ以上の自省を与えられた。そしてまた、大勝負の後に訪れたゆくりなき邂逅。それはお通であり、又八であり、お杉婆(ばば)であり、宿命の人・小次郎であった。その人々が、今後の武蔵の運命を微妙に織りなしてゆく。山ならば3合目を過ぎて、いま武蔵の行く木曽路、遥かな剣聖を思い、お通を案じる道中は、4合日の急坂にかかる。

2001.08.10発売
創造の人生 井深大
講談社文庫
ソニ-創設者が独創技術開発に賭けた執念。井深大の人間形成と事業展開の跡を追いながら、その独得の発想法と反骨精神にも似た経営理念はいかにして生まれたのかを探る。これからの技術者に贈る話題の書。

2001.08.10発売
異域の死者 上野着17時40分の死者
講談社文庫
眼前でアリバイ成立!浦上伸介はどう挑む?上野公園で美女が殺された。美女の夫や不倫相手とその妻などが容疑の線上に浮かぶが全てアリバイ成立。名探偵浦上伸介が刻明に調ベるがそこにも罠!卓抜本格長編

2001.08.10発売
寝台特急「出雲」+-の交叉
講談社文庫
ブル-トレインで山陰謎解きミステリ-の旅女は出雲の日御碕で殺されていた.容疑者は同時刻,寝台特急「出雲」に乗っていた.巧妙に殺されていく4人の男女.壮大なアリバイトリックに挑む美緒&壮コンビ

2001.08.10発売
「縮み」志向の日本人
講談社文庫
日本人がはじめて開発し、世界に送り出した商品は扇子であった――。卓抜な視点で日本人の「縮み志向」を鮮やかに説き、日本文化の本質や日本が工業化社会のトップに躍り出ることができた秘密を明快に分析する。「拡がり」に弱い日本的特性も指摘して、”数ある日本人論のなかでも最高傑作”といわれる名作。

2001.08.10発売
日本の中の朝鮮文化(5)若狭・越中・能登・越後
講談社文庫
朝鮮渡来の文化を北陸=日本海側諸地に探る。またまた謎はひろがる。新羅・加耶系渡来人の象徴である天日槍(あめのひぼこ)が、北陸の総鎮守といわれる敦賀の気比神宮に、なぜまつられているのか。息長(おきなが)氏族の活躍はなぜか。各地の遺跡を訪ね歩くたびに、日本古代史に残る謎は、新羅ルートこそ解決の鍵であるのを痛感する。

2001.08.10発売
戦国史疑
講談社文庫

2001.08.10発売
一条さゆりの性
講談社文庫

2001.08.10発売
続 今昔物語ふぁんたじあ
講談社文庫
長く続いた貴族政治も衰退の一途を辿る平安時代後期に成立をみた『今昔物語』。乱世を生きる人々、とくに庶民の赤裸々な生への希求は、惰眠をむさぼる現代人に激しく人間とは何かを問いかける。該博な古典の知識を駆使し、独自の今昔世界を創り上げた短編16。ここに躍動する人間群像は時空を超えて新しい。

2001.07.13発売
宮本武蔵(四)
いまや、武蔵は吉岡一門の敵である。清十郎の弟・伝七郎が武蔵に叩きつけた果し状! 雪の舞い、血の散る蓮華王院。つづいて吉岡一門をあげての第2の遺恨試合。一乗寺下り松に、吉岡門下の精鋭70余人が、どっと武蔵を襲う。――「1回1回の原稿の出来上るまでは、主人の気迫が反映して、私どもまで緊張につつまれる毎日」だったと、文子夫人は当時の著者を回想している。

2001.07.13発売
宮本武蔵(三)
吉岡清十郎と雌雄を決す!武蔵の年来の宿望は、ここに実現の運びとなった。時、慶長10年正月9日。場所は京都・蓮台寺野。もし武蔵が勝てば、その名声は京畿を圧するだろう。――武蔵は思いのままに戦い、勝利をおさめたが、彼の得たものは、心の虚しさでしかなかった。一方、蜂の巣を突いたような吉岡一門から、一門きっての暴れん坊、吉岡伝七郎が鎌首をもたげてきた。

2001.07.13発売
宮本武蔵(二)
沢庵の温かい計らいで、武蔵は剣の修行に専念することを得た。可憐なお通を突き放してまで、彼が求めた剣の道とは?だが、京畿に剣名高い吉岡一門の腐敗ぶり。大和の宝蔵院で味わった敗北感、剣の王城を自負する柳生の庄で身に沁みた挫折感。武蔵の行く手は厳しさを増す。一方、又八は堕ちるところまで堕ちて、偶然手にいれた印可目録から、佐々木小次郎を名乗ったりする。

2001.07.13発売
宮本武蔵(一)
野に伏す獣の野性をもって孤剣をみがいた武蔵が、剣の精進、魂の求道を通して、鏡のように澄明な境地へ達する道程を描く、畢生(ひつせい)の代表作。若い功名心に燃えて関ヶ原の合戦にのぞんだ武蔵(たけぞう)と又八は、敗軍の兵として落ちのびる途中、お甲・朱実母子の世話になる。それから1年、又八の母お杉と許嫁(いいなずけ)のお通が、2人の安否を気づかっている作州宮本村へ、武蔵は1人で帰ってきた。

2001.07.13発売
初恋よ、さよならのキスをしよう
講談社文庫
青春と初恋に礼儀を尽す!柚木探偵、走る。20年ぶりに再会した初恋の人が変死!?高級輸入雑貨店の裏に広がる闇に迫る。
柚木草平は元刑事でルポライター、時には探偵の依頼もこなす。バツイチで小学生の娘が1人。不思議といい女に縁がある。ある日草平は、スキー場で高校時代の初恋の人、卯月実可子に出くわす。それは実可子本人ではなく、その姪佳衣(けい)で、草平に実可子の謎にみちた死を告げた……。人気の柚木シリーズ第2弾。

2001.07.13発売
軽井沢物語
講談社文庫
華麗な近現代の主人公たちが綾なす歴史発掘明治19年、外国人宣教師の来訪で幕をあけ、尾崎行雄が恋をし、堤康次郎が巨富を築き、明仁皇太子が思い出を作った。近代化と国際化の縮図だった避暑地のドラマ

2001.07.13発売
「能登モ-ゼ伝説」殺人事件
講談社文庫
能登の古代伝説に端を発する異色の旅行推理北海道・十勝の巨大迷路で男の惨殺死体発見!推理作家荒尾十郎が事件の鍵「モ-ゼの墓の所在伝説」を追って、能登からフランスの古都へ。そして驚愕の真相が。

2001.07.13発売
篠懸の遠い道
講談社文庫
父親との中国旅行で娘が初めて知る重い愛.兵士として戦った中国を再訪する父に同行した娘は,戦争の意味,国家と個人の関わりを考えさせられながら,不倫という新しい愛で人生の再出発を決意するが…….

2001.07.13発売
津軽海峡+-の交叉
講談社文庫
今はなき青函連絡船を使ったトリックの冴え犯人は青函連絡船の上りに,被害者は下りに乗って津軽海峡上をすれちがった!おなじみ文芸編集者・笹谷美緒と恋人の数学者・黒江壮は不可能犯罪を打ち破れるか?