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2025.03.11発売
【テストセンター・SPI3-G対応】 これが本当の転職者用SPI3だ! 改訂4版
【改訂4版】出来!
転職者に実施されるSPIーGの対策問題集。そのなかでも圧倒的なシェアを占めるテストセンター、そしてペーパーテストに対応。
転職者向けのSPI3は新卒向けのSPIーUと少し違うので別の対策が必要。テストセンター、ペーパーテストなど実施方式によっても変わる対策も完全対応。
【改訂内容】
・言語問題「文の訂正」を初掲載
ペーパーテストで出題が確認された「文の訂正」の問題を初掲載しました。
・非言語問題を増問
「推論(そのほか)」の一部を分離・増問して、新しく「推論(~が正しければ)」として掲載しました。
・最新傾向を踏まえ、問題を入れ替え
言語、非言語の複数の分野で、問題の入れ替えを実施しました。
本書を使えば万全!
〇実際の出題範囲、出題内容を忠実に再現。
〇手早く解ける解法を掲載。
〇SPI3の性格検査に完全対応。
〇見やすさ最優先のレイアウト構成。
〇受検の流れやQ&Aなども充実
〇そのほかの転職者用の採用テストについての概要を解説

2025.03.11発売
私が垢抜けた82の方法
「にこるんビーム」でテレビ界を席巻してから10年。
モデル、タレントとしてだけでなく,
アパレルやコスメのブランドも好調で実業家としても成功。
2023年には結婚し、ギャルから大人の女性に
進化中の藤田ニコルさんの美の秘密に迫る一冊です。
メイクやスキンケア法、ボディ&ヘアケア、
そしてメンタルや考え方。
自己プロデュースに長けたニコルさんの発言は
いつも目から鱗でオリジナリティがあり、
前向きな気持ちになる言葉ばかりです。
“盛れる”が大前提、自己満足を追求する
ギャルマインドをベースに自分を磨き、
今や若者だけでなく老若男女に一目置かれる存在となりました。
どうしてこんなにあか抜けたのか?
何をしたのか?何を考えていたのか?を振り返ることで
自分を変えたいと思っている女性が
新しい何かにチャレンジしたくなる
きっかけが詰まった一冊ができました。

2025.03.11発売
JC紫式部(4) なんて魔界な時滑り
青い鳥文庫
紫式部や藤原道長をはじめ、平安京が街ごとタイムスリップしてきた
異色の学園ラブコメ、完結編!
行方不明になった友平さんを、ぜったいに見つける!
そのために、自分たちを襲った犯人をつきとめようと動き出した彩羽と紫。
彩羽の推理でたどりついたのは……平安京の魔界!?
そこでふたりはふたたび怪異に襲われる――。なぜ? 犯人はだれ?
一方、タイムスリップしてきた街をもとにもどすカギは「時空の穴」。
物理学者である彩羽の父は、タイムスリップの仕組みを解明することができるの?
平安時代に戻りたい者たちVS.戻りたくない者たち
陰謀うずまく街で、彩羽と紫の運命はどうなるの?
<すべての漢字にふりがなつき。小学校高学年以上向き>

2025.03.11発売
なんとかなる本 樹本図書館のコトバ使い(4)
第39回うつのみやこども賞を受賞した著者による大好評シリーズ!
「がんばりたくないさん」「バチをあてたい」「仲良くなりすぎるのがこわいさん」「ことわれないさん」
モヤモヤした気持ちをかかえている4人の子が登場する短編集。
コトバ使いのヨウヒがかける「コトバの術」で、大ピンチの状況でもなんとかなると言うけれど、
術が途中で効かなくなってしまった子や、術が暴走してさらにピンチになってしまう子が出てきて……。
それでもなんとかなるの!?

2025.03.11発売
人狼サバイバル 大胆不敵! 遊覧列車の人狼ゲーム
青い鳥文庫
ここは、ノンストップで走行する「彩風クルーズトレイン」。
サロンカーに集まったのは、さまざまな学校から参加してきた“バラバラなメンバー”だ。
みんなで話し合いながら生物の名前を挙げていく『生命遊戯(ライフゲーム)』では、まさかの地雷が!?
次々と退場者が出るなか、メンバー間で疑心暗鬼がまきおこり、“ありえない人狼ゲーム”へ変貌することに!
<小学中級から すべての漢字にふりがなつき>

2025.03.11発売
探偵チームKZ事件ノート かがやきの黒アゲハは知っている
青い鳥文庫
北陸の古都・金沢で起こった怪事件にKZが挑む!
新幹線「かがやき」に現れた黒アゲハの意味とは?
古都金沢で合宿を行う事になったKZ。
そこに向かう北陸新幹線「かがやき」に舞い込んだ
一羽の黒アゲハが事件の扉を開く。
謎の言葉「マジ、」を残して連絡を絶った神の子。
その行方を知るのは、芸妓バイトの少女か?
黒アゲハの森に立つ神社の宮司の死をめぐり、混迷を深める事件。
土地鑑のない場所での調査に取り組むKZは、
例によってメンバーの対立により分裂。
果たして謎は解けるのか!?
<小学校上級から すべての漢字にふりがなつき>

2025.03.11発売
新あらしのよるにシリーズ(1) あいことばはあらしのよるに
380万部ベストセラー『あらしのよるに』シリーズ、
20年ぶりの新刊発売!
ヤギとオオカミの壁を越えた友情から家族の物語へ!
食うもの(オオカミ)、食われるもの(ヤギ)の壁を越えて
おだやかに暮らしているオオカミのガブとヤギのメイ。
仲良しな二人なのに、実はおたがい隠している秘密があるようで、
疑りあってしまいます……。
友情をつづけるのはむずかしい?
そんなことはありません。
自分を信じて、大切な人を信じるすばらしさを感じさせてくれる絵本です。
新しいともだちを得て、新しい関係をつくる二匹にぜひ出会ってください!
落語家・立川志の輔さん、歌舞伎役者・中村獅童さんも感動した
人気シリーズの新シリーズ第一弾!
※掲載しておりますカバーは仮画像です。変更する場合があります。
※「新あらしのよるに」シリーズは「大型版あらしのよるに」シリーズと同じ大きさです。
●作者、きむらゆういちさんからのメッセージ
今の世界情勢を見ると、まさに今のほうがこの物語が必要になっていると思います。人種が違っていても、肌の色が違っていても、偉い人とそうでない人でも、金持ちでも貧乏でも、友情が生まれるかもしれません。その友情を信じていれば、あらゆる困難にも打ち勝ち、新天地に向かうことができる、と思っています。
●「あらしのよるに」シリーズ推薦コメント
「おもしろいものは、おもしろい。かんじるものはかんじる。
子どもも大人も、おなじです」──落語家・立川志の輔さん
「50年、60年と、今の子どもたちが大人になって、
その孫、その次まで残るくらいの名作だと僕は思っています」──歌舞伎役者・中村獅童さん
●担当編集者より
「あらしのよるに」シリーズは、産経児童出版文化賞JR賞、講談社出版文化賞を受賞。その後国語教科書に掲載され、アニメ映画化で日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞した名作です。
20年前学生だった私は二人の愛の深さに圧倒されてシリーズ7巻を一気読みしました。今は子どもと一緒に、大切な人を信じるすばらしさに泣きながら読んでいます。
世代を超えて愛されるこの絵本からまさからの「つづき」が生まれたのは、作家のきむらゆういちさんが、ウクライナやパレスチナの争いをみて、いまこそこのお話が必要だと思われたからです。
ぜひ、皆様にご覧頂けましたら嬉しいです!
●続巻について
『新あらしのよるにシリーズ2』は2025年冬発売予定です。ご期待ください!

2025.03.11発売
流氷の果て
文芸(単行本)
「この愛に、凍えろ」
札幌市内から知床半島ウトロへと向かう「北斗流氷号バスツアー」に参加していた少年と少女は、バスの転落事故ですべてを失ってしまった。
そして1999年。成長した彼らは、きたるべきミレニアムに浮足立つ新宿の街で再会するーー身元不明の首吊り遺体を挟んで。
定年間近のベテラン刑事と、競争から外れてしまった若手刑事が、二つの時代をつなぐ事件の真相を追うべく、駆けずり回る。この国で隠され続けてきた、あまりにも悲しい真実とは?
『二人の嘘』の著者によるエモーショナル・ミステリー超大作!

2025.03.10発売
ルネサンスの世界
創文社オンデマンド叢書
「ペトラルカと云えば人は直ちにヒューマニストでありルネサンス人であるとする。しかし、ブルクハルト以後十九世紀後半より二十世紀三十年代前半までかけて展開されたルネサンス概念論争によってルネサンス概念は非常に深められた。したがってペトラルカ研究にもかかる論争の結果が影響をもたずにはおかなかった。何となればペトラルカに関する歴史的研究の中心問題は彼に於いて如何にルネサンスの本質が現れているかという点にあるとすれば、かかる概念論争の問題は又ペトラルカ研究の問題でもあるわけである。しかるに一九三〇年代まで諸雑誌を賑わしていた概念論争もその後つまり新たな展開を示していないのでわれわれは一応この論争の結果を整理して今後のルネサンス研究への立場を定める時期に到達したのではないかという感を抱かせる。小論の目的はかかる論争の結果を考慮しつつペトラルカとルネサンスとの関係についての二三の問題について考究し、ペトラルカ研究への緒をあたえんとする点にある」(「序」より)
【目次】
論説
ペトラルカとルネサンスの問題
一 序
二 ペトラルカとルネサンス・ロマン主義
三 ルネサンスの概念 特にその二重性
四 ペトラルカに於ける再生(Rennovatio)の理念
中世イタリア・コムーネ研究の動向 オットカール及びプレスナーの所説について
一 序言
二 オットカールの所説
三 プレスナーの所説 Castello の性質
四 プレスナーの所説 十三世紀に於ける地方住民の都市移住の性質
五 結言
ブルクハルトの世界観
一 序言
二 浪漫的ドイツ的生
三 イタリアの発見 悲観主義の問題
四 倫理的生 理想と現実の分裂
五 異教的生 神の問題
六 ブルクハルト
ブルクハルトに於けるルネサンス概念
一 序
二 ブルクハルトに至るルネサンス概念 フランス的文化概念とドイツ的様式概念
三 ブルクハルトのルネサンス概念
一 その二重性
二 スタンダールとの関係
三 ミシュレとの関係
四 様式概念と文化概念の関係
四 結論
イタリア文化理解のために
人文主義
雑纂
シチリアについての感想
戦後のルネサンス研究 ファーガソンの著書を中心にして
あとがき 井上智勇
編輯後記 会田雄次 衣笠茂
塩見高年氏略歴・主要業績表

2025.03.10発売
ヘブライズム法思想史の研究・序説(関西学院大学研究叢書)
創文社オンデマンド叢書
唯一なる神ヤハウェの民となる意味と精神、申命記の思想的枠組から発したヘブライズムの法思想を読み解くための基本図書。
モーセ的伝統から古代イスラエル社会における法と宗教の関係を読み解き、その後の展開を跡づける。
【目次】
〔正篇〕 序説
第一部 法源としての旧約聖書をめぐって
第一章 聖書理解の二面性
第一節 聖書の批判的理解
第二節 聖書の信仰的理解
第三節 二つの理解の相関性をめぐって
第二章 ユダヤ教の律法正典観
第一節 ユダヤ教の基本教理
第二節 ユダヤ教に於ける律法観
第三節 ユダヤ教に於ける「律法」の内容
第三章 モーセ五書の批判的理解
第一節 モーセ五書に対する批判研究史の概観
第二節 近東的世界観に基づくモーセ五書理解
第三節 モーセ五書を構成する主たる史料の概要
むすび
第二部 ヘブライ法に於ける法神授の思想をめぐって
序論
第一章 トーラーの語義をめぐって
第一節 旧約に於けるトーラーの意義
第二節 ユダヤ教に於けるトーラーの理解
第三節 類似術語をめぐって
第四節 トーラーの性格
むすび
第二章 立法者モーセと出エジプトとをめぐって
序説
第一節 出エジプトをめぐって
第二節 「出エジプト」に見るモーセ像
第三節 時間の観念をめぐって
第四節 補説 トーラーとホフマーとの関連をめぐって
むすび
第三章 契約の観念をめぐって
序説
第一節 用語をめぐって
第二節 対人間の契約をめぐって
第三節 神と人との間の契約
第四節 契約の本質をめぐって
おわりに
〔附篇〕 法思想史学とは何か 松尾助教授の見解に寄せて
著者略歴
著者主要論著
著者遺影(巻頭)
あとがき

2025.03.10発売
ドイツ中世農業史
創文社オンデマンド叢書
ドイツの中世の農村は、どのように発展し、経済に、都市に、国家運営にどのように関わっていたのかを、中世経済・法制家が解き明かす。
一 基礎(太古代)
A 所有と保有の関係
B 農業の技術的側面
二 大莊園の完成(民族大移動よりカロリング朝の終末まで)
A 所有及び保有の関係
B 農業における技術的進歩
三 封建時代の農制(カロリング朝の終末より中世の末期まで)
A 所有と保有の関係
社会経済史家としてのゲオルク・フォン・ベロウ
訳者後記
再版校訂者あとがき

2025.03.10発売
螢草
創文社オンデマンド叢書
「縁側近くの庭先で泰山木が咲いている。梅雨曇りの思い空を支えて、木蓮に似た盃状のこの大きな白い花は、軒先から程遠からぬところで豊かな幅の広い花びらをひらいているが、匂いは溢れて、部屋の真中にぽつねんと坐っている私の皮膚にまで深くしみてくる。
木斛や松などと一緒に、東向きの縁側に沿ってならんでいるのだが、ここで花を見るのは始めてである。家へ入るのに、隣の家の向う横についている細い貝殻道を通って迂廻して来なければならない。その隣の家の門あたりまでくると、花の匂いはもう私に呼びかけてきた。
・・・
戦争中でもこのように穏やかだったのだろうか、と思った。
この内海の、平凡な、単調な風景は、自分の家の池のように親しいのであったが、長い戦争の歳月は、苛立たしいほどの空白を私に押しつけてくる。それはあまりにかたくなで、眼前のこの内海に対する私の感覚が、屡々錯覚であるかのような戸惑った思いを抱かせる。私は、なにやら違った歳月の中を歩いてきた旅人のように、遠慮深い眼で、久しぶりの海の青さに見とれていた。」(「序の章」より)
【目次】
序の章
轉身
螢草
柿ノ木坂
落落の章
あとがき

2025.03.10発売
鎮魂曲 短篇集
創文社オンデマンド叢書
「作家にはいつも人生の大きな問題で騒がしい言をたてる人があり、また好んで身辺さじに眼をとめて、さりげなくかたるタイプがある。そんないわば小さい作家の小さい作品にしばしば私たちが深く心を動かされるというのも、つまり私たちがパスカルのいう葦の葉で、ささやかな人生の悲喜にもうち砕かれたり、心おどらせたりする存在だからにちがいない。結城君はこのささやかなものを大切にし、その一本一本の糸をたどり織りあわせて、入念で美しい人生図を浮上させる名人だ。見かけはあくまで燻銀のように光を沈めて典雅ななかに、時の思いがけないパセテッィクな慟哭を迸らせるものがあるのは、氏が熱い浪漫家の夢を心の奥に秘めていて、いつもつねに死と隣り合いで住んでいるからであろう。一行一行を遺書のつもりで書くことはこの作家の戒律であるらしい。この寡作の良心の作家の久しぶりに世に問う作品集が少しでも多くの人の眼に触れることを願わずにいられない」(底本・オビより)
【目次】
「鎮魂曲」
「湖畔」
「夜の庭」
「インドネシアの空」
「木蓮」
あとがき

2025.03.10発売
教師の歴史 教師と生活の倫理
創文社オンデマンド叢書
教師は「労働者」なのか、「天職」なのか。明治以降の教師の歴史を具体的にかつ俯瞰的に、また詳細に観察することで、教師のイメージと実際の変遷をあきらかにする力作。
「教師の問題が現代ほど活発に取り上げらた時代はかつてなかったし、また教師自身の団結が、現代ほど強くなされた時代もなかった。これらはいずれも時代的必然性のもとに起こってきた現象であるといわなければならない。このような時代に、教師は果たしていかなる教職者としての倫理を構成し、いかなる心構えをもって進んでいくべきであろうか。この問題を究明していく際に、一つの重要な手がかりを与えてくれるものは、何といってもその現代に至るまでの歴史であると考える。本書はこのような課題に答えて、教師の生きた生活変遷史を、しかもこれを回顧録や自叙伝、文学作品などおも能う限りほうふに取り入れて、その実態を把握したいと試みたものである」(「序」より)
【目次】
序
I 転換期の教師像 師匠より教員へ
II 士族的教師像 士魂と師魂
III 師範タイプの形成 森の師範学校令と教師像の確立
IV 士族階級より農民階層へ
V 女教員の登場 近代職業婦人としての女教員
VI 教員の職業人化
VII 経済と教員思想問題 抵抗の教員運動
VIII 政治的・軍事的権力下の教師
IX 戦後の教師
X 現代教職者の倫理と課題
XI 新しい日本の教師像
結語
附録I 経済界の変動と師範学校入学競争率ならびに教員過不足の変遷
II 師範生活の思い出
III 小学校教員に関する年表
參考文献
索引

2025.03.10発売
学生の歴史 学生生活の社会史的考察
創文社オンデマンド叢書
「学生は時代を象徴する。
(略)
幕末より明治劈頭の近代日本形成期において、彼等は、正に崩壊に瀕した封建的権力の強圧と植民地化の野望を蔵した欧米諸国の重圧の中にあって、これにプロテストすべく闘ったのであり、その後の近代国家としての日本が、目ざましい発展を遂げつつあるときは、常にその発展の先駆けをなした。
この時代の学生は、いわば日本の資本主義の隆盛に赴く途上におけるチャンピオンであり、正に「よき時代」の「よき学生」であった。すなわち彼らは外国文化の担い手として、新しい国家の官僚として、インテリゲンチャとして、資本主義社会の指導者として生長し、特権階級として尊敬された。しかし大正期に入ると、日本の資本主義に行き詰まりを生じ、ここに社会が二つの階級に分裂し、この分裂とともに学生の悩みも深刻となった。更に昭和期に入るや、この資本主義の行き詰まりは、いよいよ軍国主義を喚起し、軍閥による強大な圧力の前に、遂に彼等のレジスタンスもむなしいものとなってきた。
思えば昭和二十年をどん底として、その前後数年間、学生は全く戦争の犠牲となって、灰色にぬりつぶされた青春を送った。そして終戦後においては、急激に過去数年間の真空圏内の生活から、自由の大地におし出され、却って自己を喪失したかの如く、的確な目標もつかみ得ないままに、或いは虚無的、享楽的となり、或いは哲学に人生のよりどころを見出そうとし、或いは社会科学研究にと、暗中に手探りしつつ、自己の主体性を得ようと歩んで来た。
(略)
学生生活の実態を明らかにしようと意図した本書においては、多くの回想録や自伝を取り入れて、当時を語らしめた。また、す半を挿入して、その情景を髣髴させようとした。その他聞き書きを入れてより具体化しようと試みた。」
【目次】
序
I 藩政末期の学生
II 明治前期の学生
III 明治中期の学生 近代学生の成立
IV 明治三十年代の学生
V 女子学生の登場
VI 日露戦争以後及び大正期の学生
VII 資本主義の発達と技術学生・実業学生
VIII 経済界の変動と入学競争率・就職率
IX 昭和初期における就職難と学生思想問題
X 戦時下の学生
XI 戦後の学生
XII 新しい学生像樹立のために
学生に関する年表
参考文献
索引

2025.03.10発売
日本法制史概要
創文社オンデマンド叢書
「日本法制史学は、日本における法制の変遷発達を研究する学問である。それが歴史学であることは疑いないが、法制の歴史を対象とするものであるから、それはまた広義の法学の一部門をなすものとされている。・・・
古くなら時代頃には、全面的に中国大陸法系の影響を受けたが、その後次第に古代の固有法が復活発達して、独自の体系を樹立した。明治以後は、欧州系の法律、ことに、ローマ法体系の法制を継受したが、終戦後は、英米法系の影響を受けることが多い。・・・
法制を発展の過程において捉えると云うことは、法制が時代によって変遷していることを前提している。・・・
法制史はまとまった全体としての法が時代を逐って変遷していく過程を明らかにしようとするものであるが、両者を統一するものとしての、時代区分の重要性が指摘されなければならない。すなわち上に述べたように、法制史上、比較的変遷の緩い安定した時期があるが、このような性格を持つ時期の法、すなわちまとまった全体としての法を中心として、一つの時代を認むべきなのである。かくして、法制史上にいくつかの比較的安定した時期を認めて、これを一つの時代となし、これを前時代的発展における地位を表現するのにふさわしい名匠を付すべきである」(序説より)
【目次】
目次
序説
[第一部]
第一篇 上代
第一章 総説
第二章 法源
第三章 国家の成立及び発展
第四章 国家の組織
第五章 社会階級
第六章 財政制度 附、軍事制度
第七章 司度制度及び刑法
第八章 人法
第九章 財産法
第十章 身分法
第二篇 上世
第一章 総説
第二章 法源
第三章 天皇
第四章 統治組織
第五章 社会階級
第六章 財政制度
第七章 軍事、警察及び交通制度
第八章 司法制度
第九章 刑法
第十章 人法
第十一章 物権法
第十二章 債権法
第十三章 親族法
第十四章 相続法
第三篇 中世
第一章 総説
第二章 法源
第三章 天皇及び朝廷
第四章 庄園及び本所
第五章 武家の棟梁と封建制度
第六章 中央官制
第七章 地方制度
第八章 社会階級
第九章 財政制度
第十章 軍事、警察及び交通制度
第十一章 司法制度
第十二章 刑法
第十三章 人法
第十四章 物權法
第十五章 債權法
第十六章 親族法
第十七章 相続法
第四篇 近世
【ほか】

2025.03.10発売
異なるレベルの選挙における投票行動の研究
創文社オンデマンド叢書
政治意識と投票行動をめぐる大量のデータを元に、衆院選、参院選、知事選、市長・市議選を心理学・社会学者が行動科学的に徹底分析した、選挙をめぐる実証的な貴重な緒である。
【目次】
緒言
第一章 研究の目的と方法
第二章 歴史的、社会的背景
第三章 政治意識の基本構造
第四章 投票行動を規定する態度要因とその構造
第五章 投票行動決定因分析
第六章 投票行動決定に関する若干の問題
第七章 政党支持態度、政策意見、投票意図の変動
第八章 政治的コミュニケーション行動とその影響
第九章 社会集団の投票行動に及ぼす影響
第十章 政治的認知の諸次元
第十一章 デモグラフィックな要因と政治的特性
補遺
引用文献
索引

2025.03.10発売
哲学とは何か
創文社オンデマンド叢書
「本書は『哲学とは何か』という柔らかい書名になっているが、必ずしもやさしい入門の書というわけではない。本書は前篇と後篇の二部からできている。前篇の方は著者の考える哲学を概説したもので、入門書の意味をもつものであるが、後篇は専門学究の徒を念頭において書いたもので、西洋哲学史と仏教史の相当の知識を前提に執筆されている。・・・
著者は自分の哲学の概念を正統のものと確信しているのであるが、哲学を科学と同次元のものとする傾向の強い一部の考え方からは、直ちに理解されないだろう。プラトン哲学、カント哲学という風に、哲学に固有名詞が付せられるには必然的な意味があり、哲学の真理の複数多元性は哲学という学問に固有のものであると考える。この哲学的真理の多元性という事態を如何に処理すべきかは、著者が哲学に参入して以来の課題となり、この課題はいつも念頭より去ることがなかった。」(「序」より)
【目次】
前篇 哲学概説
第一章 哲学とは何か
第二章 哲学的精神
第三章 哲学の存在理由
第四章 世界観と哲学
第五章 実在と認識
第六章 科学と哲学 その一 自然科学の問題
第七章 科学と哲学 その二 社会科学の問題
第八章 技術哲学
第九章 文化哲学
第十章 社会哲学
第十一章 政治哲学
第十二章 歴史哲学
第十三章 哲学と道徳
第十四章 哲学と宗教
第十五章 論理学の課題 その一 科学的論理と形而上学的論理
第十六章 論理学の課題 その二 弁証法的論理と場所的論理
第十七章 理想主義の哲学
第十八章 汎神論の哲学
第十九章 実存主義の哲学
後篇 理性・精神・実存 理想主義・汎神論・実存主義の内面的聯関
第一章 理性・精神・実存の概念と問題の提示
第二章 ドイツ唯心論とその崩壊後に於ける問題の展開
第三章 問題の顕示 理性より精神へ、精神より実存へ
第四章 ギリシア哲学と、その没落期に於ける問題の展開
第五章 印度・中国・日本の仏教に於ける問題の展開
第六章 問題の第一次的整理
第七章 新しき問題の提出と展開
第八章 問題の究極的整理
第九章 哲学的論理の問題
人名索引
事項索引

2025.03.10発売
キェルケゴオルからサルトルへ
創文社オンデマンド叢書

2025.03.10発売
相続法講義 改訂版
創文社オンデマンド叢書
東北大学法学部での相続法の講義録。
相続法について体系的にまとめられた基本図書である。
「一、本書は、東邦大学法学部における相続法での講義(親族法とあわせて、通年4単位)をまとめたものである。小活字(8ポイント)の部分は時間の都合で省略する場合が多い。
二、抽象的な概念規定や用件・効果の羅列を極力避け、具体的な制度のあり方や機能をまず叙述し、定義などは学生にあとで構成させるように努力した。そのため、民法典や従来の許可書の叙述の順番は、かなりの程度これを変更せざるをえなかった。
三、相続税法の採用している考え方は、相続法自体の問題を批判的に検討するのに役立つので、所用の箇所に*印を附して、簡単に紹介しておいた。」(「初版まえがき」より)
「相続法講義を創文社から刊行して以来、一〇年近くが経過した。その間、この領域については、立法による変化はほとんどなく、凡例にも、世間的な目をひいたものは、非嫡出子相続分と相続させる旨の遺言とに関するものぐらいであったが、地味な問題について注目すべき判例は少なかった。そして、学説上は、田中恒朗教授や伊藤昌司教授等によって、多くの教示をあられた。それゆえ、久しぶりの相続法の勉強の意味もかねて、改訂版を出すことにした」(一九九六年の「改訂版について」より)
【目次】
まえがき
はじめに
第一章 相続の法定原則
第一節 相続人の種類・順位および法定相続分率
第二節 相続人の失格・放棄および単純承認
第三節 相続の対象
第四節 相続回復請求の期間制限
第五節 相続財産の清算
第六節 相続人の不存在
第七節 相続財産の管理
第二章 相続の法定原則の修正
第一節 序説
第二節 相続分指定
第三節 遺贈
第四節 遺言
第五節 遺留分の減殺
第三章 共同相続
第一節 共同相続財産
第二節 遺産分割
第三節 遺産分割分率
第四章 総括
第一節 相続と取引の安全
第二節 民法中での相続法の地位
第三節 相続の根拠
索引