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2023.08.18発売
幕藩体制国家の法と権力IV:刑事法と民事法
創文社オンデマンド叢書
法制史の立場から、幕藩体制国家の地方支配体制を体系的かつ総合的に検討した服藤法制史の集大成。本巻は、「民事法と刑事法」。
【目次より】
序
第一編 総論
第一章 序論
第二章 刑事法と民事法との関係
1 刑事法と民事法未分化の実態 2 刑事法と民事法混同の原因とその意義
第三章 公事方御定書の制定とその意義
第一節 序説
第二節 公事方御定書の制定
1 直接的理由 ~ 3 結語
第三節 公事方御定書制定の意義
1 幕府裁判法上における意義 ~ 3 結語
第四章 幕府法と藩法との関係
第一節 序説
第二節 裁判機関
第三節 刑事法
1 「自分仕置令」の内容 ~ 4 幕府法への追随
第四節 民事法
1 自分裁許令の内容 ~ 4 幕府法への追随
第五章 古法墨守の実態
第一節 刑事法
1 問題点 ~ 5 新法の動揺と古法への復帰
第二節 民事法
1 借金銀 ~ 3 家質
第二編 刑事法
第一章 異国人の刑事上の地位
第一節 序説
第二節 法源
第三節 裁判権
第四節 犯罪
第五節 刑罰
第六節 刑の減免加重
第七節 刑事訴訟法上の地位
第八節 結語
第二章 抜荷罪雑考
第一節 序説
第二節 抜荷刑の変遷
第三節 抜荷仕置規定と御定書百箇条
第四節 抜荷罪と領主
第三章 遠島地天草
第一節 序説
第二節 流人の処遇
第三節 地理的条件と流人との関係
第四節 経済的事情と流人との関係
第五節 政治・社会情勢と流人との関係
第六節 遠島地除外の嘆願とそれに対する幕府の態度
第四章 金沢藩刑法
第一節 御刑法帳
1 解題 2 御刑法帳
第二節 公事場御刑法之品々
1 解題 2 公事場御刑法之品々
第三編 民事法
第一章 相対済令考
第一節 序説
第二節 第一期の債権法
第三節 第二期の相対済令
第四節 第三期の相対済令
第五節 第四期の相対済令
第六節 第五期の債権法
第七節 結語
第二章 債権法上における証書の機能
第一節 序説
第二節 債権と証書との関係
第三節 証書の機能
1 実体法上における証書の機能 2 訴訟法上における証書の機能
第四節 証書の機能の変遷
第五節 結語
第三章 仲間事不受理制
第四章 江戸宿公用留
1 解題 2 江戸宿公用留
あとがき

2023.08.18発売
幕藩体制国家の法と権力III:大名留守居の研究
創文社オンデマンド叢書
法制史の立場から、幕藩体制国家の地方支配体制を体系的かつ総合的に検討した服藤法制史の集大成。本巻は、「大名留守居の研究」。
【目次より】
序
緒論
本論
第一章 大名留守居の濫觴
第一節 大名留守居濫觴に関する二つの説とその信憑性
第二節 若干の藩の留守居創置時期とその制約
第二章 大名留守居制の成立
第一節 序説
第二節 大名留守居制成立の時期
第三節 大名留守居制成立の意義
第三章 留守居の概要
第一節 序説
第二節 留守居の組織
第一款 留守居の組織
第二款 留守居の名称
第三款 留守居の定員
第三節 留守居の格式と役順
第一款 留守居の格式
第二款 留守居の役順
第四節 留守居の禄高、役高、役料・手当および特権
第一款 留守居の禄高
第二款 留守居の役高
第三款 留守居の役料・手当
第四款 留守居の特権
第五節 留守居の兼職と退任後の役職
第一款 留守居の兼職
第二款 留守居退任後の役職
第三款 二人の留守居の経歴
第六節 留守居の世襲制
第一款 世襲の実態
第二款 世襲制の長所と短所
第四章 留守居組合の起源とその種類
第一節 留守居組合の起源
第二節 留守居組合結成の意義
第三節 留守居組合の種類
第一款 留守居組合の種類
第二款 留守居組合の構成
第五章 留守居の職務
第一節 序説
第二節 対幕府関係
第一款 大名公辺勤向の補佐
第二款 幕政の動向探索とその対応
第三款 幕府法の解釈と導入
第三節 対他藩関係
第一款 他藩との交際
第二款 他藩の動向調査
第四節 江戸その他の情報収集
第五節 結語
第六章 留守居組合の実態
第一節 序説
第二節 留守居組合の組織
第三節 留守居組合への加入と退出
第四節 留守居組合の活動
第一款 寄合の開催
第二款 廻状の送達
第七章 幕府の留守居取締り
第一節 序説
第二節 宝永期の取締り
第三節 享保~寛保期の取締り
第四節 安永・天明期の取締り
第五節 寛政期の取締り
第六節 享和・文化期の取締り
第七節 天保期の取締り
第八節 幕末期の取締り
第九節 結語
第八章 大名留守居制の意義
第一節 序説
第二節 幕藩関係における意義
第三節 藩政上における意義
第四節 結語
結論
あとがき

2023.08.18発売
幕藩体制国家の法と権力II:大名預所の研究
創文社オンデマンド叢書
法制史の立場から、幕藩体制国家の地方支配体制を体系的かつ総合的に検討した服藤法制史の集大成。本巻は、「大名預所の研究」。
【目次より】
序
緒論
第一編 大名預所の制度の意義
第一章 序章
第二章 大名預所の成立
1 豊臣型大名預け地制の踏襲 2 徳川型大名預所の確立
第三章 大名預所取扱いの変遷
第一節 序説
第二節 大名の預所取扱いの変遷1I 寛永~寛文期の取扱い ~ 9 幕末期の取扱い
第三節 結語
第四章 大名預所の種類とその統治権の範囲
第一節 大名預所の種類
1 各種預所の成立時期 2 各種預所の特徴
第二節 各種預所における統治権の範囲
I 前書 ~ 5 私領打込預高
第五章 大名預所の意義
第一節 序説
第二節 意義の変遷
1 近世前半期における意義 ~ 2 幕末期における意義
第三節 結語
第二編 金沢藩能登預所の統治
第一章 序章
第二章 能登幕領の由来
第一節 土方雄久領の成立
1 雄久領成立を巡る見解の対立 ~ 3 見解対立の原因
第二節 土方領の能登移転と能登幕領の成立
1 土方領の能登移転 2 能登幕領の成立
第三章 能登預所の成立
第一節 預所の成立
第二節 預所成立の事由
1 一般的事由 2 特殊的事由
第四章 通常預所の統治
第一節 通常預所の確定
第二節 統治機構
1 統治機構 2 統治機構の特徴
第三節 統治の実態
第一款 一般行政権
1 地方支配機構の推移 ~ 3 幕府への願出・届出事項
第二款 徴税権
第三款 裁判権
第四節 預所領と金沢藩領との村替
1 邑知潟新開一件 2 預所領と金沢藩領との村替
第五節 結語
第五章 私領同様預所の統治
第一節 私領同様預所の成立
1 私領同様預所の成立 ~ 3 私領同様取扱いの中断
第二節 幕府の態度
第三節 統治の実態
第一款 一般行政権
1 地方支配機構の改革 ~3 幕府への届出事項
第二款 徴税権
1 幕府への貢租上納 2 預所への貢租制度
第三款 裁判権
1 盗賊改方役人の立入り ~3 吟味物
第四節 結語
第六章 私領打込預高の統治
第一節 私領打込預高の成立
1 私領打込預高の成立 2 私領打込預高に対する反対運動
第二節 統治の実態
第一款 一般行政権
1 地方支配機構の改革 2 一般行政権
第二款 徴税権
第三款 裁判権
第三節 結語
結論
あとがき

2023.08.18発売
幕藩体制国家の法と権力I:幕府法と藩法
創文社オンデマンド叢書
法制史の立場から、幕藩体制国家の地方支配体制を体系的かつ総合的に検討した服藤法制史の集大成。本巻は、「幕府法と藩法」。
【目次】
序
第一章 幕藩体制国家の法の構造と特質
第一節 序説
第二節 幕府法と藩法の関係
1 幕藩体制国家の法の構造概観
2 天下一統の御法度の範囲
3 天下一統の御法度の効力
4 藩法の幕府法化
5 藩法相互の関係
第三節 古法の墨守
1 慣習法優位の意味
2 古法墨守の実証
3 古法墨守の理由
4 古法墨守の施政
第四節 法の改廃
1 法改廃の実態
2 古法改廃の理由
3 幕藩政改革と古法改廃
4 古法改廃の効果
第五節 身分による法の差異
1 近世身分制の本質
2 身分による法の差異
3 各身分法の特色
4 身分による法の差異の弛緩
第六節 結語――補論
第二章 藩法概説――金沢藩々法を中心に
第一節 序説
第二節 藩法の成立
第三節 藩法の動揺
第四節 藩法の独自性
第五節 藩法集の編纂
第六節 藩法の解体
第七節 結語
第三章 御料法の一考察――天草における寛政八年『百姓相続方仕法』を素材に――
第一節 序説
第二節 仕法発布の理由
第三節 仕法の内容
第四節 仕法の性格
第五節 仕法実施の効果
第六節 結語
第四章 高札の意義
第一節 序説
第二節 高札の意義
1 法令公布の形式
2 法の周知徹底
3 基本法の強調
4 遵法精神の涵養
5 告訴の奨励
第三節 結語
第五章 明治初年の高礼
第一節 序説
第二節 高札の種類
第三節 高札の意義
第四節 高札の廃止
第五節 結語
あとがき

2023.08.18発売
英帝国衰亡の一断面 1869年―1956年
創文社オンデマンド叢書
19世紀後半~第2次大戦までの英帝国の興隆期、インド独立による帝国崩壊の開始、そして冷戦後の米国への覇権の移行までの英国史。
17世紀以降、版図を広げた大英帝国は、北アメリカ、西インド諸島、カナダ、インド、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなど、その最隆盛時には世界の4分の1を支配した。第二次大戦以後、巨大な大英帝国がその多くの植民地を失った過程と原因を探る。
【目次】
はしがき
第一部 「英帝国への道」の生成と発展 一八六九年~一九三六年
I イギリスとスエズ運河
II ディズレーリとスエズ運河会社の株式取得
III ディズレーリと『キプロス協定』
IV グラッドストーンとエジプトの民族主義
V グラッドストーンとエジプト占領
VI ソールズベリ候と『ウォルフ協定』
VIIカーゾン伯と『ミルナー・ザグルール協定』
VIII カーゾン伯とエジプトの独立
IX オースティン・チェンバレンとアレンビー卿
X オースティン・チェンバレンとロイド卿
XI 労働党内閣とエジプト
XII 一九三六年の『英埃同盟条約』
第二部 英帝国の威信の低下 一九四五年~一九四七年
I 英帝国意識の低落と総選挙(一九四五年)
一 チャーチルの決断
二 保守党の有権者把握
三 労働党の有権者把握
むすび
II 英資本主義の衰退と政治 一九四七年の危機
一 危機のリハーサル
一 『武器貸与法』の停止
二 『英米金融協定』
二 外交政策の危機
一 労働党左派の叛乱
二 叛乱の鎮圧
三 政治危機
一 国際収支の悪化
二 内閣の改造
むすび
第三部 「英帝国への道」の消滅 一九四六年~一九五六年
I アトリー内閣とスエズ運河、キプロス
II 外相イーデンと「場」の攪乱
III イーデン内閣の「同一化」の喪失
あとがき
参考文献
人名索引・事項索引

2023.08.18発売
イギリス・インド統治終焉史 一九一〇年―一九四七年
創文社オンデマンド叢書
20世紀に入り、インド独立の機運が高まってから、イギリスの統治が終わるまでの歴史を、イギリス側の重要人物の動きを基に読み直す。
1858年、インド大反乱を経て、イギリス東インド会社を解散、ムガル帝国の君主を排除して、直轄植民地とした。
本書は、植民地経営の終盤に焦点を絞り、20世紀に入り、インド独立の機運が高まってから、イギリスの統治が終わるまでの歴史を、イギリス側の重要人物の動きを基に読み直す。
第13代副王ハーディング卿の時代に、英国王ジョージ5世とメアリー王妃の初訪問から、第一次世界大戦、第二次世界大戦を経て、独立運動の高揚、インド内の宗教対立を経て、1947年ネルー首相による独立宣言までの歴史を丹念に描く。
【目次】
はしがき
第一章 インド担当相エドウィン・モンタギュー 一九一〇年~一九二二年
一 意識の創出
(一) 情報の受容(イギリス)
(二) 情報の受容(インド)
二 政策の形成
(一) 『対インド宣言』
(二) 『モンタギュー・チェルムスファド報告』
三 政策の破綻
(一) カーゾンの反対
(二) ガンディーの反対
(三) モンタギューの錯誤
むすび 命運
第二章 総督アーウィン卿 一九二六年~一九三一年
一 アーウィンのインド像
二 宥和と反発
(一) サイモン委員会
(二) 『アーウィン声明』
(三) ガンディーの反応
三 むすび 『ガンディー・アーウィン協定』
第三章 チャーチル 一九二九年~一九三五年
一 基調
二 宣伝
三 組織
四 暴露
五 弔鐘 むすびにかえて
第四章 総督リンリスゴウ卿 一九三六年~一九四二年
一 性格
二 「分割統治」
(一) 州自治
(二) インド連邦
三 失策
(一) 宣戦
(二) 反応
四 むすび 想像力と洞察力の欠如
第五章 サー・スタフォード・クリップス 一九四二年
一 状況
二 派遣の決定
三 説得の行使
四 調停の失敗
五 余波
第六章 総督ウェーヴェル卿 一九四三年~一九四七年
一 統合
二 崩壊
三 亀裂
四 むすび 投影
第七章 クレメント・アトリーと総督マウントバットン卿 一九四七年
一 去来
二 『複数分割計画』
三 『二分割計画』
四 虹と旗
あとがき
参考文献
索引

2023.08.18発売
漱石の世界
創文社オンデマンド叢書
西田幾多郎とカール・バルトに学んだ神学者・哲学者の著者が、文豪夏目漱石の世界に迫る。西洋文明との出会いの中で、「則天去私」に至った明治の作家の心の内奥に迫る。
【目次より】
新版の序
序
第一章 倫敦の経験(「自己本意」の決意)
一 漱石の「自己」というもの
二 『私の個人主義』と謂わゆるエゴイズム
~
九 彼の不安は何故消えたか
十 彼が倫敦で「新しく掴んだ」「自己本位」の真義 それと「東洋趣味」及び「生涯の事業」との関係
十一 「自己本位」の信念は何故『文学論』の著述を断念した後にもその力を保ち得たか
十二 『私の個人主義』に於ける漱石の体験分析の曖昧とその原因
第二章『文学論』と神経衰弱
一 帰る日まで
二 帰ってから
三 『文学論』の骨組
~
七 日露戦争 友人と門下生 表現の意欲
八 漱石は何故彼の『文学論』を「学理的閑文字」と呼んだか 漱石の神経衰弱及び創作の意欲そのものと、それについての漱石自身乃至諸家の批評との間の隔たり
第三章 作品の発展 その一
第一節 『野分』まで
第二節 『虞美人草』
第三節 『坑夫』
第四章 作品の発展 その二
第一節 『三四郎』
第二節 『それから』
第三節 『門』
第五章 作品の発展 その三
第一節 『思ひ出す事など』 修善寺の大患とその意義について
第二節 『彼岸過迄』
第三節 『行人』
第四節 『こゝろ』
第六章 「則天去私」とその後の作品
第一節 『硝子戸の中』と「則天去私」
第二節 『道草』
第三節 『明暗』
結論
あとがき
新版の跋

2023.08.18発売
実存倫理の歴史的境位 神人と人神
創文社オンデマンド叢書
京都学派の哲学者であった著者の本格的哲学論考。「近代の超克」を引き継ぐべき著者は、戦後早々に哲学的思索をやめてしまう。その思想の軌跡に迫るための必読書。
【目次より】
第一論文
一、本題名中の『歴史的境位』について
二、本題名中の『実存倫理』について
三、副題名『神人と人神』について
四、収録論文とその成立過程について
五、主体的現象学について
六、全文を反省して
第二論文
第一節 行為的人間
第二節 悲劇の誕生
第三節 悲劇の性格
第四節 悲劇的個体
第五節 悲劇的行為
第六節 ヒュブリスとネメシス
第七節 善悪と運命
第八節 和解とカタルシス
第九節 歴史の悲劇性
第三論文
第一節 黄金時代の想起
第二節 ユートピアの期待
第三節 ゼーノーンの反復
第四節 エピクテートスの克己の倫理
第五節 マールクス・アウレーリゥスの孤高の倫理
第六節 倫理と歴史的現実
第四論文
第一節 苦難の根本義
第二節 倫理と宗教の相剋
第三節 自主性のパラドックス
第四節 苦難の反復
第五節 苦難の超剋
第六節 神人と人神の相即の課題
第五論文
第一節 問題提起
第二節 カントの宗教論の主体的必然性
第三節 敬虔主義と啓蒙主義
第四節 理性的道徳宗教の第一歩
第五節 善悪の主体的相剋とその宿命
第六節 道徳的理念の宗教的理念への転化
第七節 心術の変革
第八節 自由の具現の現実的媒体
第九節 近代的理念の実存的限界
第六論文
第一節 ニヒリズムの到來
第二節 ニヒリズムの道徳的背景
第三節 クリスト教とニヒリズム
第四節 ヘレニズムとヘブライズムの抱合
第五節 近代科学とニヒリズム
第六節 道徳と宗教の亀裂
第七節 人神のニヒリズム
第八節 虚無への虚無
終論
第一節 イエスの弁証
第二節 自由の実存
第三節 愛の弁証法
第四節 受難と悔改の倫理
第五節 使徒対天才
第六節 イエスを師として

2023.08.18発売
資本制経済の基礎理論(増訂版) 労働生産性・利潤率及び実質賃金率の相互関連
創文社オンデマンド叢書
資本主義経済とはどのような経済体制なのかを、労働生産性、利潤、実質賃金率を中心に探究する格好の入門書。
【目次より】
序章
第1章 価値
第1節 価値の決定
第2節 価値の理論的意義
第2章 利潤の存在条件
第1節 純生産可能条件
第2節 剰余条件
第3節 利潤の存在条件
第3章 平均利潤率
第1節 平均利潤率の存在条件
第2節 平均利潤率の決定要因
第3節 固定資本および生産方法の代替的変化
第4節 「利潤率傾向的低下法則」について
補論 疑問への回答
第4章 実質賃金率
第1節 階級対立と実質賃金率
第2節 実質賃金率の短期的決定
第3節 Wage-Price Spiral について
第4節 実質賃金率と資本蓄積

2023.08.18発売
再生産の理論(現代経済学叢書)
創文社オンデマンド叢書
数理マルクス経済学の基本図書。資本家が投下した資本から生み出された剰余価値を自ら消費すれば、単純再生産となり、剰余価値の一部を新たに資本投下して、拡大再生産となる。社会的総資本は、生産のみならず流通にも投下され、それを考慮して資本総体の動きを数理的に捉えるための理論の入門書。
【目次より】
はしがき
序論
一 再生産の一般性と特殊性
二 再生産の二重性
第一篇 物質的財貨の再生産
第一章 労働生産性
第一節 労働生産性の概念
一 労働の限界生産力および貨幣費用による労働生産性の規定
二 投下労働量による労働生産性の規定
第二節 労働生産性を規定する諸要因
一 基本的要因=生産力
二 副次的要因
三 生産方法の選択
第三節 労働生産性と物質的財貨の再生産
一 生産財補填と労働生産性
二 労働力の再生産と労働生産性
三 社会発展と労働生産性
第二章 生産諸要素
第一節 労働力
一 総人口
二 総人口のうちで労働にたずさわる成員の比率
三 労働する成員のうちで物質的財貨の生産に従事する成員の比率
四 年間に物質的財貨の生産のために労働する日数
五 一日の労働時間および強度
第二節 生産財(労働生産物たる生産手段)
一 生産財の期首存在量
二 生産財の稼働度
第三節 自然的生産手段
第三章 生産編成
第一節 生産編成と物質的財貨の再生産
一 労働生産性と生産編成
二 生産要素の存在量と生産編成
三 総生産物・純生産物・剰余生産物
第二節 単純再生産の編成
一 剰余生産物なき場合
二 剰余生産物の存在する場合
第三節 拡大再生産の編成
一 労働生産性の不変な場合
二 労働生産性が変化する場合
第四章 生産物の再生産的充当
第一節 生産財補填、労働力再生産のための生産物充当
第二節 最大生産規模と現実生産規模
第二篇 生産関係の再生産
第一章 生産関係の基礎
第一節 生産関係の概念
第二節 生産関係の基礎
第二章 生産関係の基礎の再生産
第一節 生産関係再生産と上部構造
第二節 生産関係再生産と分配様式
第三節 生産関係再生産と物質的財貨の再生産
第三篇 生産様式の再生産
第一章 物質的財貨の再生産による生産関係の規定
第二章 特定の生産関係の下での物質的財貨の再生産
第一節 原始共同体での物質的財貨の再生産
第二節 奴隷制社会での物質的財貨の再生産
第三節 封建制社会での物質的財貨の再生産

2023.08.18発売
作家の青春(フォルミカ選書)
創文社オンデマンド叢書
文芸批評家、劇作家、小説家で、文化功労者の著者は、私小説批判で知られている。明治期の二大文豪、漱石と荷風の若き日を論じた著作である。
【目次より】
永井荷風
I 荷風の青春
II アメリカを中心に
III フランスを中心に
IV 肉化と再生
夏目漱石
I 漱石の青春
II 文明批評
III 漱石の旅行記

2023.08.18発売
尾崎喜八詩文集10:冬の雅歌
創文社オンデマンド叢書
詩人、随筆家、翻訳家、また、クラシック音楽への造詣も深い著者は、山や自然を描いた詩や散文の秀品を多く残した。
本書は、詩集・散文集である。
【目次より】
詩集『田舎のモーツァルト』(昭和四十一年)三八篇
冬の雅歌
不在
妻に
ハインリッヒ・シュッツ
秋
霧と風の高原で
岩を研ぐ
春の葡萄山
モーツァルトの午後
出合い
歳月
田舎のモーツァルト
ひとりの山
七月の地誌
回顧
車窓のフーガ
高処の春
あかがり
復活祭の高原
山中取材
野の仏
蝉
或る石に刻むとて
湖畔の朝
鴨
和田峠
馬籠峠
上越線にて
受胎告知
春興
桃咲く春
高地牧場
故園の歌
十年後
朝の門前で
草津白根
予感
飼育場風景
詩集『その空の下で』(昭和四十五年)から 一八篇
されど同じ安息日の夕暮れに
音楽会で
シューマンと草取り
一つのイメージ
ほほえましいたより
復活祭
晩年のベルリオーズ
森林限界
詩人と笛
夏行
鎌倉初秋
古い山の地図を前にして
続けかしの歌
二つの現実
エリュアール
その空の下で
黄道光
沈みゆく星に寄せて
散文 山は離れど
山は離れど
おおるり・こるり
小梨の花咲く上高地
秋の山にて
憧れのオーヴェルニュ
ヤドカリ
昔の仲間
夏の花
『緑の斜面』に寄せて
きれぎれの思い出
写真機と奥武蔵
三ツ葉ツツジ
自然・音楽・祈り
中世の秋とルネサンスの春
わが生の伴侶 歌
その時々のバッハ
バッハのオルガン音楽
バッハ音楽への感謝
私とベートーヴェン
クープランとラモー
私のベルリオーズ
カロッサ
ヘッセ
ジャム
思い出
私の語学独学自習
野のキリスト者
朝の山と夕べの渚
拾遺詩篇 一九篇
寒夜に思う
番所の原
山の湖
雉
秋
無名の冬
ひそかな春
大日小屋(金峰山)
行者小屋(八ガ岳)
七丈ノ小屋(東駒ガ岳)
将棋頭ノ小屋(木曽駒ガ岳)
今日
紐
演奏会から帰って
音楽に寄せて
詩を書く
オルガンのしらべ
浜辺
朝のコーヒーを前に
後記
著作年譜

2023.08.18発売
尾崎喜八詩文集9:晩き木の実
創文社オンデマンド叢書
詩人、随筆家、翻訳家、また、クラシック音楽への造詣も深い著者は、山や自然を描いた詩や散文の秀品を多く残した。
本書は、散文集である。
【目次より】
一年の輝き(一九六二年)
1 芝生の中の宝石 2 イソギクの小曲 3 水辺の一場景 4 枯葉の歌 5 真冬のヒバリ 6 ふるさとの水の上に 7 波のように 8 皿の上の早春 9 受胎告知 10 町をゆく牧歌 11 ヴェロニカ・ペルシカ 12 まがきのほとり 13 王朝風な時間 14 別れの笛 15 山荘の森の灯 16 美の哀愁 17 世代の移り 18 初夏を彩る 19 初夏の歌 20 或るメーデー歌 21 警告 22 自然詩人の花 23 セレナード 24 高原の炎 25 庭の裁断師 26 水上の夏の歌 27 まろく、重たく 28 渓流の美魚 29 シャロンの野花 30 霧のコルリ 31 夏の焦燥 32 路傍のムクゲ 33 空の黒片 34 水を運ぶ母 35 晩夏の詩の花 36 初秋の輪唱 37 たそがれの夢の花 38 貝しらべ 39 誠実な訪問者 40 秋光燦々 41 寒気に追われて 42 充実と落下 43 合戦尾根にて 44 信濃路の秋 45 百合の木の歌 46 美しい吸血鬼 47 カラマツ荘厳 48 賢者の石 49 野性を恋う 50 微生物に思う 51 冬にも緑 52 年輪の含蓄
生活の中の音楽
バッハへの思い
ベートーヴェンと自然
冬の日記から
私と笛
ドビュッシーのバガテル
書窓雑録
カロッサへの感謝
詩と言葉
蔵書と読書
秋の日記から
野外手帖から
デュアメルのかたみ
デュアメル追悼
カロッサの教訓
若き日の友の姿
交友抄
自然と共に
1 五月の峠 2 富士見紀行 3 奥日光の一日 4 西伊豆の海と丘 5 武蔵野の早春賦 6 那須高原と久慈渓谷 7 春を待つ山
甲斐路の春
浅間山麓の一日
美ケ原の秋
武蔵野の鳥
知多半島の一角
高村光太郎
大いなる損失
あの手のイメージ
ふたたびの春
高村さんとの旅
初めて見たアトリエ
晩秋の午後の夢想
片思いの頃
智恵子さんの思い出(一) 智恵子さんの思い出(二)
鎌倉にて
その土地への愛の序曲
折り折りの記
初秋
友人
病院にて
心平さんの鎌倉来訪
海岸で
道
憩いの店
後記

2023.08.18発売
尾崎喜八詩文集8:いたるところの歌
創文社オンデマンド叢書
詩人、随筆家、翻訳家、また、クラシック音楽への造詣も深い著者は、山や自然を描いた詩や散文の秀品を多く残した。
本書は、散文集である。
【目次より】
序詩
野外と屋内
家と環境
晩春の或る午後
孫
小さい旅
誌の鑑賞
夏から秋への一日
故園の歌
木曾の旅
旅の小鳥と庭のツグミ
冬晴れ
早春
日記から(一)
マドレーヌ・ロランのこと
私の愛鳥週間
日記から(二)
旅のたより
牧場の変奏曲
鳥居峠
梓山紀行
山口耀久
山の詩と山の詩人
山小屋への想い
詩と音楽
生きているレコード
エステルとアンリエット
ロマン・ロランと自然
秋を生きて
過ぎゆく時間の中で
旅で知る妻
小さい傑作への讃歌
友への手紙
砂丘にて
春浅き海と山
自然と共にある故に
『わが愛する山々』
『人類の星の時間』
タゴールについて求められて
処女詩集の思い出
或る小さい体験
結びの詩
後記

2023.08.18発売
尾崎喜八詩文集7:夕映えに立ちて
創文社オンデマンド叢書
詩人、随筆家、翻訳家、また、クラシック音楽への造詣も深い著者は、山や自然を描いた詩や散文の秀品を多く残した。
本書は、散文集である。
【目次より】
詩人
雙眼鏡
クリスマスへの道
笛
或る回想
祖父の日
夏と冬の素描
胡桃の木の下で
焚火
氷の下の歌
復活祭
帰京
静かな時間の三部作
秋とルオー
夕日とデュパルク
オルゴールとジューヴ
季節の短章
八ガ岳を想う
初冬の心
鳥を見る二人の男
しぐれ
冬の庭
自然の中の春の歌
春の告知
五月のたより
晩夏
私の庭
末消ゆるこころの波
よみがえった句
霧ガ峯紀行
木曾の旅から
秋の日記
晩秋
高原の冬の思い出
折れた白樺
上高地紀行
同行三人
国立自然教育園
武蔵野晩秋
皇居に残る「江戸」
放送歳時記
郭公
焚火と霜
春の田園詩
リルケについて
訳詩の思い出
その詩の一面
ヘルマン・ヘッセと自然
後記

2023.08.18発売
尾崎喜八詩文集6:美しき視野
創文社オンデマンド叢書
詩人、随筆家、翻訳家、また、クラシック音楽への造詣も深い著者は、山や自然を描いた詩や散文の秀品を多く残した。
本書は、散文集である。
【目次より】
高原暦日(一九四六年~一九四七年)
到着
恢復期
野薔薇
森のオルフォイス
真夏の散歩
晩夏
音楽会
野鳥と風景
冬空の下
美しき視野(一九四六年~一九四七年)
九月の断章
高原初秋
風の音
ホオジロの歌
菌類一種
エゾゼミ
ちいさい物
ウーロン茶
雲に寄せることづて
雲二題
或る夕べの雲
或る朝の雲
入笠山にて
採集行
別れの曲と到着の歌
湖畔の町の半日
ホトトギス
童話
秋の林にて
背負子
マーテルリンクの朝
春はふたたび
ベアルンの歌
背負子
山村俯瞰
友情
森の子供たち
碧い遠方(一九四七年~一九五〇年)
店頭の青げら
泉
初秋の数日
石の花びら
木苺の日
紫つめくさ
草に寝て
一日の終りに
乾草刈の頃
豆畠にて
落葉掻きの時
蹄鉄工
二月の春
春の雲
寂しさと桜草と
朴の杖
小さい旅人
盛夏白昼
冠着
初秋の湖
老の山歌
西穂高
入笠山
草山のはて
入笠小屋
或る遭遇
秋の隣人
初冬の客
柿
初心者
輝石
虹
秋の丘で
湖畔の星
黄びたきの災難
雛鳥記
黄昏の飛行家
ハドスン的な冬の一日
後記

2023.08.18発売
尾崎喜八詩文集5:雲と草原
創文社オンデマンド叢書
詩人、随筆家、翻訳家、また、クラシック音楽への造詣も深い著者は、山や自然を描いた詩や散文の秀品を多く残した。
本書は、散文集である。
【目次より】
雲と草原
美ガ原
秋山川上流の冬の旅
戸隠と妙高
須走
灰のクリスマス
神流川紀行
一日
羽族の思い出
鴉とつばな
初心時代
蝶の標本とヘルマン・ヘッセ
雲を見る
初めに驚きありき
ノルウエイ・バンド
こころ
橡の実
信濃乙女
べにばないちご
遠い国での話
或る朝のおもい
雲の中で刈った草
春
少女の日
詩人の風土
泉
かんたん
信州峠
荒寥への思慕
早春の雨の夜
春の帰途
高原の朝
夏が又来た
単独登山
旅への祈り
大菩薩峠で
三城牧場
通過列車
小手指ガ原
麦刈の月
井荻日記
冬の途上
水車小屋へ
麦刈の月
二つの歌
秋の歌
冬の歌
蝶の渡海
一日の春
多摩河原
大平原
後記

2023.08.18発売
尾崎喜八詩文集4:山の絵本
創文社オンデマンド叢書
詩人、随筆家、翻訳家、また、クラシック音楽への造詣も深い著者は、山や自然を描いた詩や散文の秀品を多く残した。
本書は、散文集である。
【目次より】
絵のように
たてしなの歌
念場ガ原・野辺山ノ原
花崗岩の国のイマージュ
神津牧場の組曲
御所平と信州峠
大蔵高丸・大谷ガ丸
蘆川の谷
新年の御岳・大岳
高原にて
一日秋川にてわが見たるもの
画因と素描
山への断片
木暮先生
子供と山と
「山日記」から
美しき五月の月に
山と音楽
高山植物雑感
追分の草
胴乱下げて
ハイキング私見
「山に憩う」友に
秩父の王子
松井幹雄君の思い出
秩父の牽く力
春の丘陵
一日の王
附録 山と芸術
山と芸術
或る単独登山者の告白
後記

2023.08.18発売
尾崎喜八詩文集3:花咲ける孤独
創文社オンデマンド叢書
詩人、随筆家、翻訳家、また、クラシック音楽への造詣も深い著者は、山や自然を描いた詩や散文の秀品を多く残した。
本書は、詩集である。
【目次より】
花咲ける孤独(昭和三十年) 七三篇
告白
冬野
詩心
本国
新らしい絃
存在
落葉
夕日の歌
土地
秋の日
首(造型篇の一)
トルソ(造型篇の二)
短日
朝のひかり
十一月
雨氷の朝
春の牧場
夏の小鳥が……
薄雪の後
旗
冬のはじめ
本村
夏野の花
或る晴れた秋の朝の歌
雪に立つ
足あと
雪の夕暮
春の彼岸
早春の道
復活祭
杖突峠
夏雲
山頂
秋の漁歌
農場の夫人
冬のこころ
地衣と星
雪山の朝
安曇野
葡萄園にて
八月の花畠
晩秋
炎天
盛夏の午後
路傍
幼女
老農
フモレスケ
或る訳業を終えて
展望
かけす
詩人と農夫
林間
初蝶
葡萄の国
単独行
木苺の原
日没時の蝶
音楽的な夜
黒つぐみ
郷愁
雪
人のいない牧歌
巻積雲
故地の花
言葉
林檎の里
夏の最後の薔薇
Pastoral scolastique
晩秋の庭で
反響
夕日の中の樹
詩術
『歳月の歌』(昭和三十三年)から 二四篇
蛇
遠い分身
雪の星月夜
山頂の心
岩雲雀
風景
台風季の或る日から
秋の林から
山荘の蝶
山荘をとざす
目木
女と葡萄園
峠
桃林にて(I)
桃林にて(II)
桃林にて(III)
渓谷(I)
渓谷(II)
渓谷(III)
木曾の歌(奈良井)
木曾の歌(鳥居峠)
木曾の歌(開田高原)
木曾の歌(寝覚)
我等の民話
その後の詩帖から 二一篇
久方の山
立春
眼前の蜜蜂に
花壇にて
二十五年
充実した秋
十一月
生けるがごとき君への歌
四月の詩
元旦の笛
春の前夜
眠られぬ夜に
春愁
受難の金曜日
関心
車窓
玉のような時間
転調
朝のひととき
雲の走る夜
夏への準備
後記
略年譜

2023.08.18発売
尾崎喜八詩文集2:旅と滞在
創文社オンデマンド叢書
詩人、随筆家、翻訳家、また、クラシック音楽への造詣も深い著者は、山や自然を描いた詩や散文の秀品を多く残した。
本書は、詩集である。
【目次より】
行人の歌(大正十四年 昭和十五年) 五九篇
曇り日の村 朝寒 夜をこめて 早春 バッハの夕空 十一月 希望 エネルギー 霊感挽歌 或る朝のおもい 慰め 熱狂 草に 夜の道 東京の秋 追憶 私の詩 夜 エレオノーレ 母性 日本の眼 暗い源泉から生れて 朝の書斎へ 私は愛する 今日という日は 今朝もまた 寄託 銃猟家に与う 中野秀人の首 霜どけ道 精神 この眼は何を 喪の春 夕陽哀歌 朽ちる我が家 郷愁 昔と今 旅のめざめ 道づれ 都会にて 秋 限界 思い出の歌 旅 シュナイダー シュプール 新年言志 早春の歌 樅の樹の歌 言葉 女の小夜楽 日の哀歌 野良の初冬 清福 訪問 五歳の言葉 カマラード 新戦場
旅と滞在(昭和八年 十三年) 三八篇
友 三国峠 一年後 神津牧場 前橋市遠望 猪茸 夕べの泉 若い白樺 アルペンフロラ 西北風 積雲の歌 夏野 秋 初冬に 覚めている貧 セガンティーニ 雲 下山 大いなる夏 八ガ岳横岳 輪鋒菊 星空の下を 朝の速記 山村にて 山麓の町 日川 甲斐の秋の夜 山中地溝帯で 金峯山の思い出 志賀高原 秩父の早春 飯綱高原 和田峠東餅屋風景 天上沢 信州追分 雪消の頃 高原の晩夏に寄せる歌
高原詩抄(昭和十七年) 二三篇
早春の山にて 春浅き かたくりの花 軍道 松本の春の朝 山小屋の朝 高原(その一 その二 その三 その四 その五) お花畠 槍沢の朝 帰来 牧場 野辺山ノ原 美ガ原熔岩台地 秋の流域 御所平 凍死 夏山思慕 山を描く木暮先生 噴水
此の糧(抄)(昭和十七年) 二〇篇
此の糧 若い下婢 連峯雲 大詔奉戴 少年航空兵 庭訓 峠路 登山服 特別攻撃隊 三粒の卵 窓前臨書 新緑の表参道 工場の娘等 父の名 若き応召使に つわものの母の夢の歌 つわものの父の歌 その手 歌わぬピッケル 少国民の秋
同胞と共にあり(抄)(昭和十八年) 二〇篇
同胞と共にあり 石見の国の日本の母 大阪 忙中閑 志を言う 隣組菜園 雪の峠路 アリューシャン 明星と花 軍艦那智 春の谷間 第二次特別攻撃隊 静かなる朝の歌 北門の春 勤労作業にて 消息 学徒出陣 工場の山男 弟橘媛 白鳥の陵にて
後記