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深川黄表紙掛取り帖
2021.04.09発売
深川黄表紙掛取り帖
著:山本 一力
講談社文庫
電子あり
野いばらの衣
2021.04.09発売
野いばらの衣
著:三木 卓,解説:富岡 幸一郎
講談社文芸文庫
小児麻痺で左足が不自由なカメラマンの「わたし」=郡司。彼が高校時代、憎悪を爆発させた体操教師・木宮。その娘で、郡司の憧憬と愛の対象、体操選手・とし子。偏執的人形師・英三三夫。左手に障害のある超能力者・亜矢……。人体の極限の美を追求する者と障害のある者――「わたし」は常に計り知れない距離と対峙する。二つの極を軸に、肉体と精神の微妙な領域を、“「わたし」の視点”で捉えた渾身の長篇力作。
電子あり
由煕 ナビ・タリョン
2021.04.09発売
由煕 ナビ・タリョン
著:李 良枝,解説:渡部 直己
講談社文芸文庫
在日朝鮮人として生れた著者の、37歳で夭逝した魂の記録。差別と偏見の苦しい青春時代を越えて、生国・日本と母国・韓国との狭間に、言葉を通してのアイデンティティを探し求めて、ひたすらに生きた短かい一生の鮮烈な作品群。芥川賞受賞の「由熙」、そして全作品を象徴するかのような処女作「ナビ・タリョン」(嘆きの蝶)、「かずきめ」「あにごぜ」を収録、人生の真実を表現。
電子あり
黄金街道
2021.04.09発売
黄金街道
著:安野 光雅
講談社文庫
画帖片手の楽しい東京スケッチ散歩。上野から麻布までの珍道中。不思議な道順の種明かしは読んでからのお楽しみーー喧噪の上野駅から銀座を抜けて麻布まで……。今はない街並をなつかしみながら、路地に秘められた人々の歴史をひもときながら画帖を片手に歩くたのしみを、スケッチとエスプリに富んだエッセイで構成する、安野光雅の東京画36景。ただごとではないルートの謎ときは、さいごのページを読むまでのおたのしみ!
電子あり
海の果ての祖国 南の島に「楽園」を求めた日本人
2021.04.09発売
海の果ての祖国 南の島に「楽園」を求めた日本人
著:野村 進,装丁:菊地 信義
講談社文庫
南の島サイパンに渡った日本人たちの夢と絶望を、生存者の証言で描く労作。南洋開拓30年の夢と挫折の記録! ーー南洋の島サイパンに「楽園」を求めて、夢と希望を託して海を越えた日本人たちがいた。厳しい自然と闘い、荒地を拓き、夢の新天地建設は着実に進む。だが、しのび寄る第二次世界大戦の暗雲は、サイパン島に生きる日本人を地獄の坩堝に突き落した! 知られざる南洋開拓民の30年史を、生存者の証言で綴る慟哭のドキュメント! 苦難の開拓と建設そして悲劇。
電子あり
モスクワから来たスパイ
2021.04.09発売
モスクワから来たスパイ
著:高柳 芳夫,解説:郷原 宏,装丁:菊地 信義,装画:安田 忠孝
講談社文庫
プラハで日本大使が怪死した! 現代史の謎に迫る国際スパイ・ミステリー。国際政治の裏面をえぐるーー現代史の謎に迫る、国際スパイ・ミステリー長編。プラハの日本大使館で、明日香大使が墜死した。直前に面会した記者の雨田も殺され、謎の古文書を持って逃げる恋人・ヤーナも狙われ始める……。大戦後のチェコの運命を変えたといわれるヤン・マサリク外相怪死事件にからむ、米ソ対立の激流に生きる人々を描く長編。
電子あり
ベルリンの夜に逃れて
2021.04.09発売
ベルリンの夜に逃れて
著:高柳 芳夫,解説:郷原 宏,装丁:菊地 信義,装画:安田 忠孝
講談社文庫
ベルリンの壁をめぐる死闘! 誘拐された心臓外科の権威を追って展開する凄絶な東西スパイ戦争。諜報と謀略の渦に陥った青年の運命は?ーー東西の接点・ベルリンに暗躍する、国際スパイ・ミステリー。心臓外科の世界的権威・高牟礼史郎博士が、西ベルリンでの世界医学会議の後、何者かに誘拐された。東ドイツに連れ去られたらしい博士を追って、命令を受けた明日香二等書記官は、必死の救出作戦を展開するが……。ベルリンの壁をめぐる、息詰まる諜報戦争を描く力作。
電子あり
おやすみなさい,と男たちへ
2021.04.09発売
おやすみなさい,と男たちへ
著:田中 りえ,解説:長部 日出雄,装丁:菊地 信義,装画:野見山 暁治
講談社文庫
女子学生の生態を生き生きと描く短編小説集。早大文芸科卒業小説として注目を集めた表題作ほか、「谷川のせせらぎのようなひびき」(駒田信二氏)と評された清冽な小品「『アルファ』を読んで」、処女作「とべない鳥」、書下ろし作品2編などを収録。特異な感性が光る田中りえの、しなやかなニューノベルの世界。
電子あり
草木と遊ぶ 野原の四季
2021.04.09発売
草木と遊ぶ 野原の四季
著:管野 邦夫,装丁:菊地 信義,装画:黒井 健
講談社文庫
なつかしき遊びここにあり! 野辺に咲く草木を使った遊びの全紹介。絵を見ながら親子で手づくりが楽しめる! ーー四季折々に咲く草花を、ただ眺めるだけでなく、その豊かな性質を生かして遊んだら、どんなに楽しいことだろう。子どもも大人も、おもしろく懐かしく、失われゆく野原での草木遊びを満喫し、自然の営みの不思議を再発見する、そんな一日があってもよい。作り方・遊び方を美しい絵にして贈る、詩情がいっぱいのの画文集。
電子あり
白昼の密漁
2021.04.09発売
白昼の密漁
著:戸川 昌子,解説:権田 萬治,装丁:菊地 信義,装画:田村 能里子
講談社文庫
敏腕生命保険勧誘レディに仕組まれた罠! 生命保険の外交をしている美しい人妻に、多額の保険加入や政財界の大物の紹介を口実に接近する古物商が。不正取引の影に隠された意外な事実を描く長編ミステリ-! ーー毎月の生命保険契約高の成績争いで、ライバルの同性としのぎを削る美人セールス・御園登代子にしのび寄る甘い罠。疑惑の影がつきまとう奇妙な契約者たちに不安を抱きながら、ただひとり信頼のおける嘱託医との情事に溺れる彼女は、やがて不可解な陰謀の渦に巻きこまれてゆく。保険契約にうごめく人間の赤裸々な姿をスリル十分に描いた問題作。
電子あり
にっぽんジョーク集 遠くて近きは…の巻
2021.04.09発売
にっぽんジョーク集 遠くて近きは…の巻
編・解説:興津 要,装丁:菊地 信義,装画:村上 豊
講談社文庫
へやにはバラの花、会話にはいきなジョーク。382編の笑話による笑いのオンパレード。ジョークは笑いの素、笑いは生活の香辛料! ーー会話にユーモアを、生活にあそびを! 現代の笑いの原点、江戸の小咄。中でもとびきりの傑作ばかりを現代語訳した、決定版ジョーク集。……大部屋役者の女房、仲間の役者が帰ってきたので、「うちのはどうしやしたえ?」「いま首を切られさしった」「はあ、そんなら、お汁をあたためやしょう」(「役者の女房」より)。全2巻。
電子あり
にっぽんジョーク集 ―金にうらみは…の巻―
2021.04.09発売
にっぽんジョーク集 ―金にうらみは…の巻―
編:興津 要,装丁:菊地 信義,装画:村上 豊
講談社文庫
抱腹絶倒から、くすりニヤリまで。笑っちゃおう、思う存分。これがきわめつけ笑話集! 健康のため、笑いすぎに注意しましょうーー「おかみさん、ゆうべはたいへんな地震だったね」と言えば、女房、顔を赤くして……(「ゆうべの地震」より)。現代ユーモアの原点、笑いのふるさと、江戸の小咄。そのなかでもとびきり面白い噺ばかりを、当時の笑話本182種からよりぬいた、きわめつけジョーク集。爆笑微苦笑愉快爽快の全803編、全2巻。
電子あり
プラハからの道化たち
2021.04.09発売
プラハからの道化たち
著:高柳 芳夫
講談社文庫
現代史の結節点の陰に秘められた謎。元外交官の著者が描く江戸川乱歩賞受賞の問題作ーーソ連軍の戦車が、チェコ人民の自由を踏みにじって侵略してきた1968年8月、ひとりの日本人が、レーゲンスブルクの病院で自殺した。その死に疑問を抱いた義弟の川村は、原因調査に乗り出すが、そこには恐しい事件が待ち構えていた。民衆のせつないまでの自由への希求を描き、息もつがせぬ江戸川乱歩賞受賞作。
電子あり
真夏の旗
2021.04.09発売
真夏の旗
著:三木 卓,デザイン:亀倉 雄策,その他:篠原 勝之
講談社文庫
夏の夜の小さな事件が、真治と町の人気スター・彰五を友だちにした。純粋で奔放な生き方をする彰五たちの世界は、北の港町の大人には受け入れられないが、平凡な少年・真治に、新鮮でめくるめくような夏の日々を体験させた……。やさしく繊細な目で若者たちを生き生きと描いた、三木卓の少年小説の傑作。
電子のみ
赤んぼ大将 <佐藤さとるファンタジー童話集4>
2021.04.09発売
赤んぼ大将 <佐藤さとるファンタジー童話集4>
著:佐藤 さとる
講談社文庫
動物や機械としゃべれる<赤んぼ言葉>を駆使する、赤んぼ大将・タッチュン。ある日、仲良しの目覚まし時計に起こされて、パワーショベルの中に迷いこんだキョウリュウの魂を取り出しに出かけます。でも、暴れるパワーショベルに振り落されたタッチュンは、海へ……。ファンタジー童話の名品「海へいった赤んぼ大将」「赤んぼ大将山へいく」の2編収録。
電子あり
おばあさんの飛行機 <佐藤さとるファンタジー童話集3>
2021.04.09発売
おばあさんの飛行機 <佐藤さとるファンタジー童話集3>
著:佐藤 さとる,装丁:亀倉 雄策,装画:村上 勉
講談社文庫
編物名人のおばあさんが、蝶の羽の模様を編物で編んだら、不思議にも編物は、空中に浮き上がります。この模様で飛行機の翼を編んだおばあさんは、畑を越え、森を越えて、月夜の大空へ……という野間児童文芸賞受賞の「おばあさんの飛行機」ほか、「カラッポの話」「帰ってきた大男」「だいだらぼっち」「いたちの手紙」など、佐藤さとるファンタジー童話の名作13編収録。
電子あり
名なしの童子 <佐藤さとるファンタジー童話集2>
2021.04.09発売
名なしの童子 <佐藤さとるファンタジー童話集2>
著:佐藤 さとる
講談社文庫
「そこなし森の話」に続く、佐藤さとるファンタジー童話集の第2巻。建築家の卵、太郎の頭の中から飛びだしたふしぎな童子が、太郎の長年の憧れを叶える「名なしの童子」ほか、「水のトンネル」「箱の中の山」「ろばの耳の王様後日物語」「かくれんぼ」「海が消える」「ネムリコの話」など、現実の向うの神秘な世界を垣間見せてくれる、魅力あふれる名品12編収録。
電子あり
そこなし森の話 <佐藤さとるファンタジー童話集1>
2021.04.09発売
そこなし森の話 <佐藤さとるファンタジー童話集1>
著:佐藤 さとる
講談社文庫
「コロボックル物語」の著者・佐藤さとるのファンタジー短編集。日常の世界の向こうにある奥深い神秘の世界を、ちらりとのぞかせてくれる珠玉の短編。「龍宮の水がめ」「四角い虫の話」「不思議なおばあさん」「鬼の話」「掌編三話」「そこなし森の話」「夢二つ」「椿の木から」「きつね三吉」「不思議な不思議な長靴」「わすれんぼの話」「龍のたまご」など収録。
電子あり
蜃気楼の帯
2021.04.09発売
蜃気楼の帯
著:戸川 昌子,解説:北上 次郎,装丁:亀倉 雄策,装画:谷口 茂
講談社文庫
アナウンサー・藤野絵里子は、アフリカの重要人物に会見するため、ダカールに着いた。空港から次の土地へ向おうとしたとき、バスが兵隊の検問を受け、一人の黒人客が連行される。彼は直前、絵里子に小箱をそっと托した。箱の中味は、不気味なゴリラの手首! 動乱のアフリカを舞台に、鮮烈なサスペンスを描いた傑作長篇。
電子あり
華やかな死体
2021.04.09発売
華やかな死体
著:佐賀 潜,解説:中島 河太郎,装丁:亀倉 雄策,装画:直江 博史
講談社文庫
真夜中の散歩道、背後(せなか)に視線ーー白菊と曼珠沙華に飾られた、大手食品会社社長の死体が発見された。巨額の遺産めあてか、会社の権力争いの果てか……。美貌の未亡人と元社長秘書の間に、情事の匂いをかぎとった少壮検事・城戸。老獪な弁護士との、知力の限りを尽す熾烈な闘いが始まった。検事出身の弁護士であった著者ならではの迫力で描く、江戸川乱歩賞受賞作。
電子あり

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