新刊書籍
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2021.02.15発売
ふしぎなおばあちゃん×12(新装版)
青い鳥文庫
偶然見かけたおばあちゃんの後を追いかけていくと、思いも寄らない光景を目撃してしまう『宵宮の日のゆかた』。年老いた姉妹の秘められた恋物語が明らかになる『寒修行のころ』……。おばあちゃんを案内人に、日常からふしぎな世界を垣間見る計12編の傑作短編集。

2021.02.15発売
りんご畑の特別列車 新装版
青い鳥文庫
小学5年生のユキがいつものようにピアノ教室から帰宅するために列車に乗ったところ、切符を持っていないという理由で途中の駅で降ろされてしまう。車掌さんによると、その列車は「特別列車」で、普段使っている定期券では乗車していられないのだという。こうしてりんご畑の真ん中にある名もない駅に取り残されてしまったユキに、発車する間際の列車の窓から声がかかった。紅さんと了さんの姉弟が「メリィさんのところへ行け」と紙つぶてにした地図を投げてよこしたのだった。ユキは仕方なく旅行代理店だというそこへ行ってみることにする。それがとほうもない旅の始まりになるとも知らずに……。

2021.02.15発売
かくれ家は空の上 新装版
青い鳥文庫
夏休みに入ってすぐ、あゆみの部屋に闖入者が現れた。あゆみの手よりも小さなその人は、何と魔女であるという。しかも、記憶喪失らしく、自分の名前はおろか、どこからやってきたのか見当もつかない様子。仕方なくあゆみはイソウロウとして面倒をみながら、魔女の国へ帰れるように手助けすることになるのだったが……。

2021.02.15発売
魔女モティ とねりこ屋のコラル
青い鳥文庫
不良魔女がお母さんで、ピエロがお父さんの紀恵。なんと、魔女のお母さん、モティが行方不明に!? モティをさがしている紀恵は、とねりこ屋でふしぎな卵を発見します。その卵のほんとうのすがたは……!?
柏葉幸子の長編感動スペクタクル・ファンタジー!

2021.02.15発売
魔女モティ
青い鳥文庫
柏葉幸子の長編感動スペクタクル・ファンタジー!
三人きょうだいのまんなかの紀恵(小5)。誕生日なのに、家族は誰も気づかない。家出して公園のブランコにすわっていたら、黒猫が「家族になってくれる人をさがしている」と話しかけてきて……。紀恵がワープした島には、新しい家族が待っていた。お父さんはピエロ。そしてお母さんは、「魔女」。紀恵は念願の一人っ子になれたが、母モティは不良魔女だった! この珍家族が島の人々のトラブルを解決……できるのか!?

2021.02.15発売
青い鳥 (新装版)
青い鳥文庫
クリスマス・イブの夜。貧しいきこりの兄妹、チルチルとミチルは、ふしぎな妖精のおばあさんに「青い鳥を探しにいってくれ。」とたのまれました。「夜の城」「幸福の館」「未来の王国」……。光の精や、犬や猫たちとともにめぐる冒険の旅で、チルチルとミチルは青い鳥を見つけることができるのでしょうか?
メーテルリンクの戯曲『青い鳥』が発表されたのは、1908年。以来、チルチルとミチルの兄妹が「幸福の青い鳥」を探し求める旅路の物語は、100年以上にわたって世界中の人々から愛されてきました。
今回、江國香織氏に新訳をお願いし、「不思議で深遠」とも言われる『青い鳥』の世界を、子どもたちに楽しんでもらえるように訳していただきました。
挿絵は、自在な線と演出技法で幅広い世代から支持される漫画家の高野文子氏。夢と幻想の世界に誘ってくれる高野氏のイラストにもぜひご注目ください。
【あらすじ】
貧しいきこりの子、チルチルとミチルはクリスマス・イブの夜、ふしぎな妖精のおばあさんに「青い鳥を探しにいってくれ。」とたのまれました。こっそり家をぬけだして、光や水や火、パンや砂糖やミルク、犬や猫の精たちとともに幸福の青い鳥を探す旅に出ます。
おそろしいものが住む「夜の城」、二人をねらう木の精や動物たちのいる「月夜の森」、「幸福の館」、「未来の王国」へ--。
はたして二人は、青い鳥を見つけることができるでしょうか。

2021.02.15発売
星になった子ねずみ
子ねずみのチッくんは、病気でねているお母さんねずみと“ふたり”暮らし。戦争末期の、食べるものもない時代でしたが、ご主人の千倉少尉から乾パンやコンペイトウをもらっては、おなかをいっぱいにしていました。
ある日の夜、千倉少尉はチッくんに『よだかの星』という本の話をしてくれました。それは、みにくい鳥のよだかが、乱暴者のたかにいじめられて、空にのぼって星になってしまうお話でした。
戦火は次第に激しさをまし、少尉とチッくんにも別れのときがやってきました----。

2021.02.15発売
ストグレ!
マイホームができて、都内から都下の稲城市に引っ越してきた小5の西島光希。4歳のときから空手を習い、空手が大好きな光希は、新たな道場として『大濱道場』を選ぶ。
気合を入れて訪ねたその道場は、自動車整備工場の2階で、看板もボロボロ。さらに道場主の大濱先生はジャージ姿で、まったくやる気がなさそうだ。
「思いっきり空手がしたい……」
そう願う光希は交流試合を申し出て、さらには「親子空手教室」も企画するが、がんばるほどに学校内で浮いた存在になってしまう。
ぜんそく持ちの翼、両親との関係に悩む玲奈、いじめられっ子の桃太郎、いつもいらだっている悠太……。それぞれに問題を抱えた道場生たちが、光希の思いに引きよせられるように空手に打ち込んでいく。
そして夏休み、5人で空手道大会の団体戦に出場することになった。

2021.02.15発売
100回目のお引っ越し
おじさんが営む引っ越し屋を手伝うことになったタツル。
記念すべき100件目は「引っ越したくない」という、頑固おばあさんだった!
ボク、茶屋ヶ坂樹は名古屋生まれの小学6年生。引っ越し屋を営んでいるおじさんに頼まれて、徳重さんというおばあさんが住んでいる家に「引っ越し計画書」を持ってきた。
玄関を開けて、あがろうとしたとたん、「きたなこい足であがってかん」と、おばあさんのどなり声が。
なんで? おばあさんの家こそ、古くてせまくてきたないのに。
納得のいかないボクが、ふたたび「現場」に戻って部屋をのぞいてみると、そこはタンスや本棚、テレビ台などが足の踏み場もないほど、びっしりと詰めこまれていたのだった……。
※小学校上級から

2021.02.15発売
帰命寺横丁の夏
全米図書館協会バチェルダー賞、大賞受賞!!
アメリカで翻訳された児童書の中で、傑出した作品に贈られるバチェルダー賞の大賞を、2022年1月に受賞。
死んだ人が生き返る!?
帰命寺横丁からあらわれた幽霊の女の子。気がつけばクラスの一員だった!!
祈れば生き返ることができる「帰命寺様」からくりひろげられる、柏葉幸子の大ファンタジー!
帰命寺横町には不思議なご本尊「帰命寺様」が、代々まつられていた。「帰命寺様」に祈ると、死者がよみがえるという。
ある夜、トイレに起きたカズは、庭を横切る白い影を見る。それは、よみがえった少女・あかりの影だった。
二人の不思議な夏休みがはじまる!

2021.02.15発売
つづきの図書館
「本をさがすんですよね。」
「いやいや。本をさがしてもらいたいのではない。青田早苗ちゃんのつづきが知りたいんじゃ。」
「本ではなくて、青田早苗ちゃんのつづきですか?」
桃さんには、さっぱりわけがわからない。田舎の図書館でおこった、不思議なできごとに、司書の桃さんはいやおうなしに巻きこまれてしまいますが…。
本を愛する人、本に愛された人すべてに贈る、心あたたまるファンタジー。
*子どもから大人まで すべての漢字にふりがなつき
*小学館児童出版文化賞受賞作

2021.02.12発売
旅の話・犬の夢
講談社文芸文庫
若き文学者・江藤淳のほとばしる好奇心、躍動する批評精神。旅先での思索、愛犬との日常ーーロンドンでターナーと漱石の内的現実について考え、ドイツで音楽生活の厚みと欧州人の厳格な孤独に触れ、ウィーン国立歌劇場の爛熟と洗練を極めたオペラに酔い、アメリカで世阿弥を読み自己の核心を支えるものを発見し、東京で愛犬ダーキイを傍らに思索を重ね執筆する。著者が20代後半から30代にかけて、横溢する好奇心と旺盛な行動力、躍動する批判精神で綴った、随筆集の名著。

2021.02.12発売
考えるよろこび
講談社文芸文庫
江藤文学への最高の入門書。『漱石とその時代』執筆当時に行った、若き著者の知性とユーモア溢れる講演録。表題作の他「転換期の指導者像」「英語と私」など、全6編ーーアメリカから帰国し、名作『漱石とその時代』を準備中の、1968年から69年にかけて行われた若き日の6つの講演。現代における真の「英知」とは何か……歴史を探り、人物を語り、表現の謎に迫り、大学や国際化の意味を問う。軽妙なユーモアと明快な論理、臨場感あふれる語り口で、読者を一気に江藤文学の核心へといざなう。多くの復刊待望の応え、甦った歴史的名講演集。
※本書は、講談社文庫『考えるよろこび』(1974年9月)を底本としました。

2021.02.12発売
野鴨
講談社文芸文庫
はかなく取りとめない日常の中に現代の至福を描き出す長篇小説。家族を愛し人生を慈しむーー丘の上に住む作家一家。息子たちは高校生・大学生になり、嫁いだ娘も赤ん坊を背負ってしばしばやってくる。ある時から作家は机の前に視点を定め、外に向いては木、花、野鳥など身近な自然の日々の移ろいを、内では、家族に生起する悲喜交々の小事件を、揺るぎない観察眼と無限の愛情を以て、時の流れの中に描き留めた。名作『夕べの雲』『絵合せ』に続く充実期の作家が、大いなる実験精神で取り組んだ長篇。
◎庭に来る鳥や、庭の樹木から書き起こされる章が多いが、人の心が自然現象のなかに融け、照らし出されているように感じられる。八章には、「四十雀が飛び立ったあと、水盤の水に映った空が揺れている。」という小景描写があった。水面が揺れているのではなく空が揺れている。こんなところを読むと、今、見ているような気がする。昭和の小説には、このような豊かさがあった。<小池昌代「解説」より>

2021.02.12発売
室町記
講談社文芸文庫
日本文化の核を育み、社会の階層をかき回した、渾沌と沸騰の200年! 豊かな乱世の絢爛たる文化ーー
日本の歴史の中でも室町時代の200年ほど、混乱の極みを見せた時代はなかった。が、一方では、その「豊かな乱世」は、生け花、茶の湯、連歌、水墨画、能・狂言、作庭など、今日の日本文化の核をなす偉大な趣味が創造された時代でもあり、まさに日本のルネサンスというべき様相を呈していた。史上に際立つ輝かしい乱世を、足利尊氏や織田信長らの多彩な人物像を活写しつつ、独自の視点で鮮やかに照射する。

2021.02.12発売
天狗童子
講談社文庫
笛の名手である与平は、あるとき天狗様から、子供のカラス天狗に笛を教えてやってほしい、と依頼される。九郎丸という少年は、不思議なカラス蓑を脱ぐと、人間の姿に早変わり。このカラス蓑がなくなると、カラス天狗の姿に戻れない、と聞く。そして、与平と九郎丸との師弟生活が始まった。次第に九郎丸への愛情がふくらんだ与平は、カラス蓑を焼き捨ててしまおうとするが……。鎌倉・室町時代の背景を見事にとらえ、赤い鳥文学賞を受賞した、戦国歴史ファンタジー。
◎コロボックルシリーズを生み出した佐藤さとるによる新作! ーーファンタジーのさきがけ、「鬼が島通信」連載時から単行本、ソフトカバー、そして文庫版になるまで改稿に改稿が重ねられた渾身作。鎌倉・室町時代背景の中、師弟関係の愛情、カラス天狗同士の友情、戦が続く混乱の世で生きた人々を見事に描き、村上豊氏の挿絵とともに赤い鳥文学賞を受賞。今までになかった歴史ファンタジー。

2021.02.12発売
迫るアジア どうする日本の研究者 理系白書3
講談社文庫
転落した科学技術国家・日本のこれからの戦略。弱いニッポンの再生法ーー2006年、中国人研究者の発表論文数は、米国に次いで世界2位となった。引用された論文数や引用回数では、まだ日本が多いものの、理学分野では、抜かれるのも時間の問題だ。工学分野においても、韓国をはじめとする電機メーカーに、シェアで抜かれている。日本人研究者は、いま何をすべきなのか?

2021.02.12発売
武蔵と五輪書
講談社文庫
凡俗を超越した達人の心技の妙。現代人に最高の処世訓ーー生涯60余度の真剣勝負に勝ち続けた宮本武蔵が、「二天一流」の奥儀を後世に残すために記した「五輪書」。兵法の世界のみにあらず、人生全般にわたる処世訓と読める、普遍の広がりをみせる練りぬいた名著述である。この、宮本武蔵の心と技を、剣道三段の津本陽がわかりやすくときあかす、極めつきの現代語訳。

2021.02.12発売
数学は嫌いです!
講談社文庫
読めばゼッタイ子どもに教えたくなる。「楽しい勉強」の基本形ーー関数だの、方程式だの、微分だのといっても、基本的な部分は、日常生活の中で、普通に暗算しているようなことばかりなのだ。買い物に行ったときのお釣の話から、二次方程式へ。また、蛇口から垂れる水の量の話から、積分の話へ。これ一冊で、数式も苦じゃなくなる! 数学嫌いを大変身させてくれる、目から鱗の名教則本。

2021.02.12発売
『巨人の星』に必要なことはすべて人生から学んだ。あ。逆だ。
講談社文庫
星飛雄馬はカーブを投げられなかった!? 目から鱗の新発見! ーーがんこ親父の代名詞ともいえる星飛雄馬の父・一徹は、ちゃぶ台をひっくり返したことは一度もなかった。中日に入団した大リーガー・オズマは、なぜカタカナで喋るのか? 飛雄馬はどこのマンションに住んでいたのか? ……など、名作『巨人の星』に隠されたナゾを、気鋭のデータコラムニスト・ホリイが徹底解明!