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大江戸えねるぎー事情
2020.09.11発売
大江戸えねるぎー事情
著:石川 英輔
講談社文庫
かつて世界第一の規模を誇ったころの江戸は、じつに無駄のない省エネ都市として栄えていた! その知られざる豊かな知恵を掘り起こし、尨大なエネルギーを消費して「無」へと突き進みつつある現代人の生き方に警鐘を鳴らすべく、精密なデータをもとに両時代の暮らしを比較活写する、異色の新文化論。図版の多数掲載。意外や意外、江戸時代の快適生活がわかる新・江戸論の決定版!
電子あり
未来妙法蓮華経
2020.09.11発売
未来妙法蓮華経
著:石川 英輔,解説:田加 優子,装丁:岸 顯樹郎,装画:加藤 直之
講談社文庫
宗教と科学を巡って描く壮大な人間ドラマーー釈尊が妙法蓮華経で説いた教えから、人間は何を学び、何を学ばなかったか――。人類がスペース・コロニーへ移住ができるほどに科学的進歩を遂げつつあるとき、はたしてその心と、とりまく自然は、どうあるべきか? 科学に宗教の視点を交錯させ、人間の真の幸せとは何かを鋭く追究する、壮大な傑作異色長編小説。<『SF妙法蓮華経』改題作品>
電子あり
情報クーデター(下)日本改造の日
2020.09.11発売
情報クーデター(下)日本改造の日
著:竹島 将,装丁:荒川 じんぺい
講談社文庫
巨大情報商社による日本改造の日はいつか? ーー多くの企業と野心家たちを動かした巨大な情報キャンペーン「ジャパネスク」は、あたかも生き物のごとく独走し始める。TVキャンペーン取材地である激動の中国や、ハワイでのハイジャックなど、不可解な事件も続発し、国内では過激派の蜂起に自衛隊の出動準備へと、全土を席巻! ついに日本にク-デタ-発生の危機が迫る! 壮大なスケールで描く現代情報戦小説。<上下巻>
電子あり
情報ク-デタ-(上) 総合情報商社の野望
2020.09.11発売
情報ク-デタ-(上) 総合情報商社の野望
著:竹島 将,装丁:荒川 じんペい
講談社文庫
世界最大の商社といわれる全広により、あらゆるメディア、政財界から芸能界までを巻き込んだ、巨大な広告戦略「ジャパネスク」が始動した! その仕掛人の深沢冴子を軸に、様々な個人と組織の野望と策謀が展開。その大キャンペーンの真の狙いは何か? 日本中を揺さぶる驚異の情報戦を描く迫真のノベル、前編。<上下巻>
電子あり
浅水湾の月
2020.09.11発売
浅水湾の月
著:森 瑤子,装丁:亀海 昌次
講談社文庫
玩弄物として貧民窟から拾われた、欧亜混血美女・ロレッタ崔。彼女はいま、捨てられようとしている。リパルスベイに昇った十四夜の月が、かすかにその手の中のものを光らせた――。返還を目前にした香港を舞台に、あたかもゆるやかな死を迎えるごとく、頽廃を生きる人々の絶望的な愛・性・死を描く、魅惑の連作。
電子あり
破滅の日(2)
2020.09.11発売
破滅の日(2)
著:竹島 将,解説:小川 和久,装画:岸 顯樹郎,装画:生頼 範義
講談社文庫
中東の内乱に、二大国の米ソが介入、アラブ・オイル獲得戦から、ついに第三次世界大戦への道を突き進む。日本も、日米安保のために、核を含む最新兵器による戦場へ……。在日米軍・自衛隊の出動、国内の決死の報道合戦、そして政府首脳の秘策は? 刻一刻迫る日本潰滅の日を、豊富なデータをもとにリアルに描く長編。<全2巻>
電子あり
破滅の日(1)
2020.09.11発売
破滅の日(1)
著:竹島 将,装丁:岸 顯樹郎,装画:生頼 範義
講談社文庫
オイル王国のサウジアラビアに、クーデターが発生。同国駐在のすべての外国人、世界経済を左右するアメリカのオイルマンたちが、出口なしの窮地へ! 必死に脱出をはかる日本人商社員たち、革命軍との虚々実々の駆け引きに狂奔する各国の要人たちの取るべき行動は? 壮大なスケールの新クライシス・ノベル。迫る第三次世界大戦の恐怖! <全2巻>
電子あり
灼熱の女獣 ファントム勇者伝説4
2020.09.11発売
灼熱の女獣 ファントム勇者伝説4
著:竹島 将,装画:生頼 範義
講談社文庫
美貌のOL・沢村ゆりが、パリ旅行中に誘拐され、アラブの戦争商人・アリーのハーレムに売られた。凌辱され、セックス・マシーンにされた彼女は、決死の脱出。そして出会った真の勇者とともに、アリーの私設軍団を相手に、凄絶な死闘へ! 強烈なエロチシズムとバイオレンスの、新女戦士誕生の物語。<全7巻>
電子あり
鮮血の貴婦人 ファントム勇者伝説3
2020.09.11発売
鮮血の貴婦人 ファントム勇者伝説3
著:竹島 将,装画:生瀬 範義
講談社文庫
No.1パイロットにして不死身の男・矢沢高雄は、亡き恋人・幸子への愛と仲間との友情に全身を燃えたぎらせて、闇軍団の更なる襲撃と対峙する。新たな敵のリーダーは、謎の超美女! 矢沢vs.美女のめくるめくエロスの饗宴を幕開けに、双方の死闘は灼熱のリビア砂漠へ……。勇者たちの雄大な格闘物語、第3弾! <全7巻>
電子あり
亜空間不動産株式会社
2020.09.11発売
亜空間不動産株式会社
著:石川 英輔,解説:星 敬,装丁:菊地 信義,装画:加藤 直之
講談社文庫
新ジャンルのハ-ドビジネスSFーーアッと驚く広大無辺の土地が、ある日、偶然ぬれ手に粟のロハで、一介の不動産屋の手に入った。だがこれは、常識的にはあり得ぬはずの亜空間なのだ。が、これを現実のものとして、しかも現行法の枠内で合法的に売って大儲けしたい! 苦心惨憺の末に考え出した奇想天外なその方法とは? ストレス解消、スリル満点、機略縦横の、スーパー・ロマン。
電子あり
お天気博士の気象ノート
2020.09.11発売
お天気博士の気象ノート
著:倉嶋 厚,解説:白井 健,装丁:菊地 信義,装画:矢吹 申彦
講談社文庫
四季折々雅趣あふれる気象をめぐるエッセイーー地球の公転に伴い春夏秋冬の四季が生じ、自然界では芽生え・万緑・黄落・荒涼の変化が現れる。さらに大気の流れにより、多様な気象変化が展開される。そして古今東西、人々の暮らしは、この気象とは切っても切り離せないかたちで営まれてきた。人気のお天気博士が蘊蓄を傾ける、雅趣あふれる気象エッセイ集。
電子あり
詩集 小さなぼくの家
2020.09.11発売
詩集 小さなぼくの家
著:野長瀬 正夫,解説:与田 準一,デザイン:亀倉 雄策,装画・その他:三国 よしお
講談社文庫
ぜいたく品といえる物は一つもないが、毎日のくらしに必要な物だけは、いちおうそろっている。それが、ぼくの家の中身である……。だが、タケシの心には、暖かな家族によって築き上げられた立派な家があった。タケシ一家の生活をテーマに、親子・姉弟の心のふれあいを、ほのぼのとしたタッチでうたいあげた物語詩集。赤い鳥文学賞・野間児童文芸賞受賞作品。
電子のみ
SF水滸伝
2020.09.11発売
SF水滸伝
著:石川 英輔,解説:柴野 拓美,装丁:亀倉 雄策,装画:田沢 茂
講談社文庫
波瀾万丈の古典名作の傑作SFパロディー。……平等革命で高度に自動化した天球星社会は、現実には官僚の個人的裁量で左右され、賄賂が決め手という腐敗社会に変貌していた。そこに現われた9人の闘士。〈水滸百八〉の謎、〈九天玄女〉によって語られるその真相、〈闇の霊〉との対話――物語は勇壮に展開していく……。
電子あり
第二怪奇小説集
2020.09.11発売
第二怪奇小説集
著:遠藤 周作,解説:権田 萬治,装丁:亀倉 雄策,装画:GOY. HARRISON
講談社文庫
霧ふかい冬のリヨンの実娘殺しを扱う「ジャニーヌ殺害事件」、夫の死を無意識に願う妻の内面を描く「共犯者」、屈折した女の復讐心をさぐる「偽作」、物に憑かれた人間の泥沼を抉る「憑かれた人」など、日常生活のひだの中に素材をもとめ、深層心理の陰影を自在な筆で掘り下げる、哄笑と怪奇の好短編9編。
電子あり
改訂版 神話と歴史叙述
2020.09.10発売
改訂版 神話と歴史叙述
著:三浦 佑之
講談社学術文庫
書きのこされた「歴史」は、現実に営まれた事実としての「歴史」とイコールではない。神から人へと直線的な時間で編まれた日本書紀と、神がみと人間の時間が併存する古事記。天皇の婚姻系譜における父系と母系。クーデターの正統性と敗者への視点……。過ぎ去った時間を手中におさめたい意志が歴史を編集する。神話と歴史をともに表現行為ととらえ、古代の世界観を検討する。 ベストセラー『口語訳 古事記』を生み出すことになる、通説への疑義と考察に満ちた一冊を大幅にアップデートして文庫化!
電子あり
黄禍論 百年の系譜
2020.09.10発売
黄禍論 百年の系譜
著:廣部 泉
講談社選書メチエ
アメリカが取り憑かれ続けてきた強迫観念―「アジア人が攻めてくる!」 中国が日本と結び、西洋世界へと牙を剥く。驚異的な人口のパワーに、欧米は飲み込まれてしまう…… こうした「黄色い禍」という強迫的観念は、日露戦争で日本がロシアに勝利したことをきっかけに生まれた。 そしてこの「人種主義的思考」は、西海岸に多くの日系移民が押し寄せたアメリカにおいてはとりわけ強く刻まれ、形を変えながら現在に至るまで、社会・政治のなかに脈々と息づき続けている。 「我々は白人種と交わることのない人々から同質な人々を作り出すことはできない」 ―ウィルソン(第28代米大統領・国際連盟提唱者)が署名したアジア人移民排斥を訴える文書 「黒人はアフリカに、黄色人はアジアに、そして白人はヨーロッパとアメリカにいるべきだと強く思うんだ」 ―トルーマン(第33代米大統領)が妻に送ったラブレター コロナ禍によって黄禍論的思考はいまだ欧米社会に根を張っていることが明らかとなり、アメリカでは人種をめぐる対立がいまもってなお深刻であることが露となったいま、トランプ大統領を生み出したアメリカ社会に100年以上根づく「人種主義的思考」の歴史をひもとかなければならない。 【本書の内容】 東洋人の群れ ―「日中同盟」の悪夢 幻の「人種平等」 ―国際連盟設立と人種差別撤廃案、そして排日移民法 汎アジア主義の興隆と破綻 戦争と人種主義 消えない恐怖 ―冷戦下の日米関係 よみがえる黄禍論
電子あり
江戸・東京水道史
2020.09.10発売
江戸・東京水道史
著:堀越 正雄
講談社学術文庫
徳川氏入国以降中心都市となった江戸では、拡大する市街に上水を供するため、すでに独創的な工夫を絶えず続けていた。東京と改まってのち、明治20年の横浜に始まる近代水道は同31年に東京でも通水を開始する。以来日本の首都として急速に発展した東京は、震災、戦災、水害、渇水、地盤沈下、断水と度重なる危機をどう乗り越え、発展してきたのか。家康が家臣に命じ小石川の上水を引いてから淀橋浄水場が「跡地」となるまで、供給側と市民生活の変貌を描く。戦前より長年、東京都水道局で実務に携わった著者渾身の「水道の文化史」。(原本:『水道の文化史』鹿島出版会、1981年刊)
電子あり
満州事変 戦争と外交と
2020.09.10発売
満州事変 戦争と外交と
著:臼井 勝美
講談社学術文庫
泥沼の十五年戦争は、なぜ、どのように始まったのか? 端緒である1931年の満州事変と翌1932年の上海事変は、中国北洋軍閥間の争いの混乱に乗じた前者、民族的抵抗の形成を見た後者と、それぞれ異なる性格を有している。両者について経緯を詳述し、さらに5年後の盧溝橋事件による全面戦争展開へつながる時代の流れを示す。その時内閣は、軍部は、日本の世論は、列国や国際連盟の反応は、両国各部隊の進路は――? イデオロギーを排し、史実のみを丹念に追うことで中国侵略の発端の全貌を明らかにする、近代史研究における古典的名著。(原本:中公新書、1974年刊)
電子あり
シルクロード世界史
2020.09.10発売
シルクロード世界史
著:森安 孝夫
講談社選書メチエ
かつて、「歴史」を必要としたのは権力者だった。権力者は自らの支配を正当化するために歴史を書かせた。歴史家は往々にして、権力者に奉仕する者だったのである。しかし、近代歴史学の使命は、権力を監視し、批判することにこそある。近代世界の覇権を握った西洋文明を相対化し、西洋中心史観と中華主義からの脱却を訴える、白熱の世界史講座。 近代以前の世界では、中央ユーラシア諸民族の動向が、歴史を動かしていた。騎馬遊牧民はどのように登場し、その機動力と経済力は、いかに周辺諸国家に浸透していったのか。シルクロードのネットワークを媒介とした「前近代世界システム論」とは。ソグド人やウイグル人のキャラバン交易や、キリスト教の最大のライバルだったマニ教の動向などを、ユーラシア各地に残る古文書、石碑の読解から得たオリジナルな研究成果をもとに解明していく。そこから見えてくるのは、あらゆるモノは歴史的所産であり、文化・言語・思想から、政治・経済活動まで、すべては変化し混ざり合って生み出され、純粋な民族文化や普遍的な国家など存在しない、という真実である。さらに、近年日本で発見されて世界的な注目を浴びるマニ教絵画から、日本伝来の史料で明らかになるシルクロードの実像まで。「興亡の世界史」シリーズ最大の話題作『シルクロードと唐帝国』の著者による、待望の書下ろし。
電子あり
食はイスタンブルにあり 君府名物考
2020.09.10発売
食はイスタンブルにあり 君府名物考
著:鈴木 董
講談社学術文庫
かつて650年近くに亘り、栄華を極めたオスマン帝国。 東洋と西洋、イスラムとキリスト教という文明と宗教の交差が生み出した 大首都・イスタンブルで、当時、人々はなにを食べ、どんな暮らしをしていたのか? 1500坪の台所で260余名のコックが、年に600万円予算で贅を尽くしたトプカプ宮殿の献立。 食事が足りないと鍋を投げて暴動を起こした、屈強たるイエニチェリ軍団の食い意地。 施しこそ敬虔な信仰の証、と貧者への給食すら豊かだったこの帝国を、 当時の料理書や、市場で売られた食材物価表までたどって、細やかに検証。 オスマン帝国の興亡を「食」で大胆に考察する。 目次 巻ノ一 古都は食をはぐくむ 巻ノ二 遊牧の遺産 巻ノ三 ケバブのみがトルコ料理にあらず 巻ノ四 イスタンブルの市場めぐり 巻ノ五 君府料理尽し 巻ノ六 貧者の給食 巻ノ七 トプカプ宮殿の台所 巻ノ八 スルタンの食卓 巻ノ九 祝祭の饗宴 巻ノ十 「土」風から「洋」風へ 学術文庫版あとがき  今でも、トルコ語で「大鍋を覆す」といえば反乱を起こすことを指すが、事態がそこまでいかなくとも、俸給支払いの日のスープをイェニチェリたちが飲むのを拒むとなれば、帝都の騒擾につながりかねず、下手をすれば当面の政権の担当者たる大宰相の首が文字通り飛んでしまう。トプカプ宮殿の中庭でのイェニチェリへのスープの振舞いは、(略)、一大国事でもあった――― 巻ノ八 スルタンの食卓より 本書の原本は、1995年、NTT出版より刊行されました。
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