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1994.10.05発売
管理職の叛旗
講談社文庫
会社は誰のものか! ついに決起す。ワンマン経営者に叛旗を翻した管理職たちの勇気あるたたかいの行方は……。綿密な社内改革の作戦が練られる! ーー会社は誰のものか! 30年近くトップの座に君臨してきた会長の妄執と横暴に、ついに怒りが爆発。叛旗を翻した管理職たちは、社内改革に綿密な作戦計画をたてる。一方、ワンマン経営者は人事権を乱用して、切りくずしにかかる。不気味な沈黙の日が続くが、覚悟の対決は目前に迫る。<『人事権執行』改題作品>

1994.10.05発売
遅番記者
講談社文庫
全裸で殺された女性5人の四肢は切断されていた。彼女たちは、なぜ簡単に男の誘いに乗ったのか。事件の謎を追う遅番記者サム・ホーンは、交通事故で亡くした妻のクレアが、上司の編集局長ルールと苦しい恋をしていたことを知った。そして――。「NYタイムズ・ブックレビュー」紙も激賞の傑作ミステリ。

1994.10.05発売
お金物語
講談社文庫
金(カネ)を発明したときから、人類のさまざまな不幸せは始まった――。ひとの儲けを皮算用する「他人の懐」や相続をめぐるドタバタの「被相続人」ほか、恋愛、結婚、形見分けと、お金が生みだすペーソスを、明るく笑いのめす12編。読み出したとたん、お金の摩訶不思議な力に搦めとられていた自分を発見。笑うしかない! お金に換算するから悩みが始まる。人生をカネで眺めたパスティーシュ。人生を金に換えるといくらになる?

1994.10.05発売
崩れ
講談社文庫
山の崩れの愁いと淋しさ、川の荒れの哀しさは、捨てようとして捨てられず、いとおしくさえ思いはじめて……老いて一つの種の芽吹いたままに、訊ね歩いた「崩れ」。桜島、有珠山、常願寺川……みずみずしい感性が捉えた荒廃の山河は、切なく胸に迫る。自然の崩壊に己の老いを重ね、生あるものの哀しみを見つめた名編。

1994.10.05発売
アンジェリク(22)氷の都ケベック(下)
講談社文庫
春が訪れ、本国から、待望の国王の親書が。
ついに明かされた、国王の心の内。アンジェリクのとるべき道は?
ケベックにようやく春が訪れると共にアンジェリクの身辺にも矢つぎ早に事件が起こる。謎の神父が放った密使との闘い、夫ジョフレへのひそかな疑い、市の周辺まで迫ったイロコイ族の大襲撃とその和平交渉。やがて、本国から最初の船が到着し、待望のルイ14世の親書が届けられたのだが……。(全26巻)

1994.10.05発売
アンジェリク(21)氷の都ケベック(中)
講談社文庫
大河は凍り、吹雪が襲う北の都の長い冬。
社交界の女王となったアンジェリク。そして、まつわりつく命の危険。
雪と氷にすっかり閉ざされたケベックの長い冬。宗教行事と華やかな催しの日々のなかで、社交界の中心人物となったアンジェリクとペイラック伯爵をめぐって、嫉妬や誘惑が渦巻くが、執拗な敵からの挑戦もつづいた。そして、ある日氷原へ遠出したアンジェリクの背後に狂気の暗殺者が忍び寄る。(全26巻)

1994.10.05発売
アンジェリク(20)氷の都ケベック(上)
講談社文庫
夢に見たフランス領の都市ケベックに到着。
歓迎の群集のなかにひそみ、アンジェリクを凝視する、激しい視線。
長い間夢に見た北の都ケベック。アンジェリクと夫ペイラック伯は、ついにこのフランス領の地に到着した。奪われた過去の地位と名誉のすべてを取り戻すための伯爵の危険な賭けでもあった。盛大な歓迎、思いがけない人々との再会。だが、姿を隠した敵は、ふたりの新しい生活をじわじわと脅かす。(全26巻)

1994.10.05発売
聖なる死の塔
講談社文庫
神戸の名門校・マリア女子学園で、高さ25メ-トルの塔から一人の若い修道女が転落し、不審な死をとげた。高梨洋子は、親友の不可解な死の謎を探るため、学園に駆けつけた。そして、いっけん平和そうな女の園の奥深くに、邪悪な意志と策謀を知る。学園のペットの無惨な死、女学生たちの不可解な行動、さらに続く修道女の不気味な死……。サントリーミステリー大賞読者賞の気鋭女流による、傑作推理長編。修道女を殺そうとする者がいるのか? 名門女子学園に起きた、奇怪な連続殺人事件。闇に葬られた過去の謎は? 愛と憎しみがよみがえる。

1994.10.05発売
あのひとの行方
講談社文庫
私が生まれてすぐ、どんな事情があるにせよ、父親を放棄したあのひと。肉親にたよらず他人の中を泳いできた男がなぜ、最後に私を頼るのだろう。20歳になって初めて出会ったあのひとに忍びよる死の影、それを醒めた眼でみつめるポルノ女優の娘。父と娘の凄絶な生と性の有様を描いた、自伝的連作長編小説。

1994.10.05発売
なまいき始め 私の転職・留学物語
講談社文庫
厳しい就職戦線を勝ち抜いて、保険会社でのOL生活が始まった。つかの間の昼休み、渋谷の街を行きかう人々を眺める私の心をよぎる思いは、いつも同じ……。このまま、こうしていていいんだろうか? 私は、まだ何もしていない! 焦りや迷いに揺れ動く、20代の心模様を鮮やかに切りとった、青春プレイバック! ここに、きっとあなたがいます。すったもんだの転職・留学奮戦記。「クリスタルは嫌いよ」でデビュ-した著者の、女20代泣き笑い日記。

1994.10.05発売
抱け、そして撃て
講談社文庫
超ハードバイオレンス&エロス巨編
殺しの前に女を抱け!そして無垢な少女を殺した男に復讐の銃口を向けろ。
殺し屋業から足を洗って4年、今は新宿の場末でバーを開いている男がその日、何者かに狙撃されたが、弾は男の傍の少女に命中した。昔、男に仕事を斡旋した女は殺しを依頼した夜、必ず男とベッドで燃えた。女から過去をたどるしかない男は、怒りを胸に目に見えぬ敵に銃口を向けた。バイオレンス巨編。

1994.10.05発売
第一生命広報部長からの手紙
講談社文庫
仕事と趣味の日々を語り合う、出色の往復書簡集。美術館、コンサートホールをまわり、読書を楽しみ、手紙を書き続け、しかも、会社の仕事はきちんとこなす広報部長。いつもどこか旅にいる永六輔さんと交わした手紙には、豊かな男のロマンがいっぱい。ビジネスマンはかくありたい。一つの処世、一つの人生に乾杯!

1994.10.05発売
ドイツ 傷ついた風景
講談社文庫
第二次世界大戦の戦後処理、経済復興、東西統一問題に、ドイツ人はどう対処したのか。強い経済力によって、平和な生活を享受しているかのように見えるドイツ人。しかしその実体は、ユダヤ迫害に起因する自己喪失と、民族本来がもっている自信過剰・傲慢さの葛藤に苦しみ、精神分裂症に陥っている。新潮学芸賞受賞の名作。二つの過去にさいなまれる民族の悲劇とは? ドイツの全貌を描いた名作。
1994.10.05発売
水晶の夜から来たスパイ
講談社文庫
ドイツ統一は是か?排外主義を巡る推理小説’89年11月、ベルリンの壁は崩れ、ドイツは歓喜の渦に包まれた。だが、その一方で取り残された旧東ドイツの治安組織が、復興の計画を密かに進めて動き出した

1994.10.04発売
御用絵師狩野家の血と力
講談社選書メチエ
室町中期から江戸末までの4百年、絵画の世界に君臨した天才絵師たち、元信、永徳、探幽……。「絵師の家」として、時の権力に巧みに結びつき、城、御所などの障壁画制作を独占していく。狩野派の画風はいかに創られたのか? 「家」の継続はいかに図られたのか? 狩野家の闘いと苦悩を新しい視点から描く。
【目次】
はじめに
第一章 絵師の家、狩野家の出現――正信
第二章 狩野派の大成――天下画工の長・元信
第三章 栄光と大飛躍――永徳
第四章 狩野派の動揺
第五章 画壇の帝王――探幽
第六章 奥絵師の繁栄と衰退
註・参考文献
あとがき
索引

1994.10.04発売
二十世紀モード 肉体の解放と表出
講談社選書メチエ
飾られたカラダからの解放、貧しいまでに簡素なスタイル、反抗のシンボルになったジーンズ、浮き彫りにされた脚の意味、オートクチュールとプレタポルテ……。20世紀はモードの大転換をなしとげた。ポワレやシャネル、賢三や一生のデザインにもふれつつ、時代精神とのかかわりを見つめた力作。
【目次】
序章 もっとも二十世紀的
第一章 背景としての十九世紀
第二章 肉体と布の交響詩――第一次革命の群像
第三章 ジーンズ――モードの新しい流れ
第四章 女性像の変容――脚を通して
第五章 躍動する肉体
第六署 デザイナーズ――第二次革命の群像
註
ブックガイド
年表
図版出典
あとがき
索引

1994.10.04発売
いつかブナの森へ
ブナの森の魅力を、四季を通して伝えます。ブナッコという、作者の手作りおもちゃをきっかけに繰り広げられる物語。美しい細密画と、平和で静かな語り口で、読者をいつかブナの森へおいでよ、と誘います。
1994.10.04発売
New東京ディズニ-ランドポケット百科
講談社の絵本
TDLを楽しむ情報満載のハンディーブック新アトラクション、スプラッシュ・マウンテンを中心に益々元気なTDL。新写真でつづる巻頭と、楽しく読んでTDLのすべてがわかる2色ページで構成します。

1994.10.04発売
ヨオロッパの人間
講談社文芸文庫
ヨオロッパ世界はその精神の故郷が地中海にあってその文明の円熟の頂点は18世紀に極まるとみる著者は、人間が人間であることの限界を認め、その人間らしさを重視しつつ、エリザベス1世、ヴォルテエル等の魅力からランボオ、ヴァレリイ他の鮮かな人間像へと説き及ぶ。18世紀の優雅と哀愁を回顧し、諦念から出発した人生のそれ故の喜びと楽しみを、芳純な文体で語る歴史随筆。

1994.10.04発売
アヴァンギャルド芸術
講談社文芸文庫
常に時代を“転形期”として捉え、前近代的なもの、B級の芸術を否定的媒介にして“モダニズム”を超える思考の提出。世界の秀れた前衛の思想をラジカルに踏んだ強力な視座、常にダイナミックな“変革”を志す世界的発信性の獲得。思想の追尋者・花田清輝の代表作。