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最後の学徒兵
1993.07.22発売
最後の学徒兵
著:森口 豁,装丁:川上 成夫
生身の人間へ振りおろした、ただ一度の軍刀が招いた悲劇…… 沖縄戦のさなか米兵3名が命令一下、密かに処刑された「石垣島事件」。執行者の1人ゆえに戦後の昭和25年4月7日に「戦死」しなければならなかった学徒兵の真実を日米の新資料を駆使して突きとめた話題のノンフィクション作品。 石垣島事件に即していえば、捕虜に手を下した日本軍部隊と、戦後それを槍玉にあげたアメリカ軍の双方それぞれに“大義”があったのです。大義と大義のぶつかり合いが人間を人間でなくしていく、そしてその時に先頭に立たされるのは常に真面目な若者であるという歴史的事実が、私を何ともいたたまれない感情におとしいれます。――「あとがき」より ……学友名簿に「昭和25年4月7日戦死」と記(しる)された学徒兵の名は、「田口泰正(やすまさ)」、北海道小樽の出身である。いったい、彼はなぜ、昭和25年4月の戦死なのだろうか。学友名簿に記された22文字の中には果たしてどのような真実が秘められているのであろうか。そしてまた、学友たちは戦後の平和時に死んだ友を、なぜ「戦死」と書き込まなければならなかったのか……。 歴史の闇と不条理を埋葬した分厚い“学友名簿”のページを1枚1枚めくる私の長い旅が始まった。
汚名の広場
1993.07.22発売
汚名の広場
著:北方 謙三,装丁:宇野 亜喜良
文芸(単行本)
アル中レ-サ-の復活を賭けた闘いが始まる引退して信州の田舎酒場でバ-テンをつとめる元レ-サ-の前に現われた一人の男。あの女が自殺したという。蘇えるサ-キットの記憶。傷心の男の情念を描く長編。
白い狂気の島
1993.07.22発売
白い狂気の島
著:川田 弥一郎,装丁:辰巳 四郎
文芸(単行本)
37年ぶりに日本で狂犬病患者が発生した!第38回江戸川乱歩賞作家受賞第一作の書下ろし長篇ミステリ-。島の診療所医師となった窪島典之と恋人の美人薬剤師山岸ちづるが、狂犬病殺人事件の謎解きに挑む
賢い女は結婚上手!
1993.07.21発売
賢い女は結婚上手!
著:水野 麻里,装丁:藤村 誠
新たな局面を迎えた平成女性の結婚事情とは結婚だけが人生じゃないと胸を張ってきたけれど三十路を過ぎると世間が冷たい。こんなはずではないと幸せ探しに彷徨する貴方に贈るとっておきの結婚エッセイ集。
涙の乾くまで
1993.07.20発売
涙の乾くまで
著:水野 麻里,絵:尾崎 芳美,デザイン:山口 馨
講談社X文庫ホワイトハート
ピュアな想いが胸を打つ、女教師の感動物語「彼に似ている」教師生活の第1日目、山崎勇気を見た瞬間、碧は思った。以来、勇気の表情、言葉のひとつひとつにドキドキする碧。恋する女性として碧は…
レミニッスンス―回想―
1993.07.20発売
レミニッスンス―回想―
著:斎藤 肇,絵:内田 一奈,デザイン:山口 馨
講談社X文庫ホワイトハート
夏香、僕は君を愛するためにここにいる…。ある日突然、幻覚に襲われ始めた夏香の前に、雅之と名乗る少年が現れる。その日を境に、周囲に起きていた超常現象はますます激しくなり、ついに運命の時が……
メディカル人事室
1993.07.20発売
メディカル人事室
著:山崎 光夫,装丁:小泉 孝司
文芸(単行本)
表題作ほか4編の医学サスペンス短篇集。 企業戦争を勝ち抜くためには社員の健康管理こそ最重要。意欲ある社員を集めるために入手した検査数値を陰で最大限に利用しているのは誰か。表題作ほか4編。
まいごのおばけ
1993.07.20発売
まいごのおばけ
作:佐藤 さとる,絵:村上 勉
もしかしたら、こんなおばけにであうかも……そんな気になる、ほのぼのとしたお話。 まいごと称する、てるてるぼうずみたいなおかしなおばけが、たっちゃんの作ったどろのおだんごを買いに来る。そして……。
げんきなこいぬ
1993.07.19発売
げんきなこいぬ
編:三推社出版部,イラスト:MURU
講談社の絵本
東京ディズニーランド大図鑑
1993.07.19発売
東京ディズニーランド大図鑑
編:講談社,デザイン:青木デザイン事務所
講談社の絵本
TDLのすべてを写真で楽しく見せる本。 10周年を迎えますます充実してきたTDLのすべてを、新しい写真で構成します。役立つ情報も満載し、TDLへ行く前も行ってからも楽しめる本です。
解体屋外伝
1993.07.19発売
解体屋外伝
著:いとう せいこう,装丁:坂本 志保
文芸(単行本)
鬼才が放つ、サイキック・バトル・ノベル!洗脳はずしのプロ・解体屋と、彼らの脳(システム)の破壊をもくろむ洗脳屋との闘いを壮大なスケ-ルで描くサイキック・ノンストップ・バトル・フィクション!
ビタミンDのすべて
1993.07.19発売
ビタミンDのすべて
編:尾形 悦郎,編:須田 立雄,編:小椋 陽介,装丁:遠藤 茂樹
骨疾患の治療だけでなく、種々の癌や乾癬症など多方面での治療効果が期待される新薬として注目をあびているビタミンDの作用機構から、創薬・臨床をていねいに解説。
バーバラハリスの臨死体験
1993.07.16発売
バーバラハリスの臨死体験
著:バ-バラ・ハリス,著:ライオネル・バスコム,訳:立花 隆
全米で最も著名な臨死体験者の告白。 これは現実離れした夢や幻の類ではない。臨死体験によって、深い精神性と価値観と人生の目標を持って生まれ変わり、劇的にその人生が一変した、一人の女性の魂の遍歴の書である。 彼女が臨死体験をしたころに、どんなひどい状態にあったかは本書に詳しいが、そのときの彼女と今の彼女は、これが同じ人間かと驚くほど違う。彼女は、臨死体験による人格変容の見事な実例なのである。 臨死体験前は、バーバラは大金持ちの実業家の有閑マダムでしかなかったが、体験後は、彼女の価値観はガラリと変わり、物質的価値に一切興味を持たなくなる。それまでの華美で安楽な生活を捨て、ひたすら苦しむ人の救済に身をささげるようになる。そして、価値観が全く違ってしまった実業家の夫とは離婚してしまう。 本書は、臨死体験によって、劇的にその人生が変わってしまった1人の女性の魂の遍歴の書であるが、同時に、アメリカの臨死体験研究の歴史を伝える書でもある。──(あとがきより)
巨大銀行の構造
1993.07.16発売
巨大銀行の構造
著:津田 和夫,装丁:杉浦 康平,装丁:赤崎 正一,その他:國米 豊彦
講談社現代新書
預金量世界上位を独占する日本の巨大銀行群。強大な経済支配力、徹底した秘密主義、カネ・人・情報のパワー、証券との死闘、そして厖大な含み資産と不良債権――。日本資本主義を育成した金融の王者たちの光と影を内部から克明に描く。 床柱を背にした銀行――企業は銀行の機嫌を損じてはいけない。そこで、貸付部門の人々や、審査担当の幹部役員などに豪華な宴席や、盆暮れの高価な贈答品提供などの接待攻勢をかけた。「床柱を背にした銀行」と揶揄(やゆ)された光景であった。……諸産業の君臨し、一段と高いところから企業経営の隅々まで関与し、不満足であれば賃金を減らし、時に役員を派遣する。古典的金融理論でいうところの「独占金融資本の産業支配構造」そのものの風景であった。「石橋を叩いて他人に渡らせて自分は渡らない」のが銀行の本質で、「貸渋り」はいま始まったわけではなく、「雨が降ったら傘は取り上げる」のが、わが国の銀行の深層心理に定着していて、そう簡単には変わらない。いまでは、資本市場があるので大企業の銀行依存度は弱まったものの、市況が悪ければ増資や債券発行が難しくなる。やはり銀行に逃げられたら困る。まして中小企業は銀行に頼るしかない。いざとなったら銀行様なのである。――本書より
ゴリラとヒトの間
1993.07.16発売
ゴリラとヒトの間
著:山極 寿一,装丁:杉浦 康平,装丁:赤崎 正一,その他:山本 匠
講談社現代新書
「狂暴で残忍な」ゴリラは、穏和な森の住人だった。胸叩き(ドラミング)の見事な様式美。ストイックな視線の会話。多様な行動文法を読み解き、類人猿から人への進化を探る。 平和共存の儀式的行動――相撲と胸叩きが異なるのは、前者が闘いを必然としているのに対し、後者が闘いを避けることが前提であるということだ。そのため、相撲では仕切りは両者がぶつかり合うための前奏として重要である。それぞれの儀式化された美しい動作は、むしろ両者の力を抑え、闘う意思を統制し、一瞬の立ち合いをうまく合わせることへ集中する。一方ゴリラでは、ディスプレイが架空の闘いを演出する。両者は代わる代わる胸を叩いてクライマックスに達し、異なる方向へ突進して闘う意欲を相互に外すことに重点が置かれる。闘いに至れば、ゴリラのオスは死を賭した真剣勝負をしなければならない。相撲のように、体に土がついたり、どちらかが土俵を割った時点で勝負が決まるということはない。ゴリラのシルバーバックたちは、ディスプレイの中で燃え尽き、闘いや攻撃に発展することなく興奮を静める術を進化させたのである。――本書より
看護婦の現場から
1993.07.16発売
看護婦の現場から
著:向井 承子,装丁:杉浦 康平,装丁:赤崎 正一,その他:高橋 常政
講談社現代新書
一刻を争う救命救急医療から、ターミナルケアまで、医療の最前線で生命の尊厳と向きあう看護婦たち。深夜勤務、密度の濃い労働、恵まれない待遇など、知られざる看護の実態と、揺れ動く医療制度にメスを入れ、よりよき看護と介護のあり方をさぐる現場からの報告。 「よい看護」とは――「自分の問題」として看護を受けとめてみる時、いま一度、私たちは看護の内容を何も知らず、また知らされてこなかったことに気がつくのである。看護婦さんたちは、どんな現場で具体的に何をしているのか。患者は、どんなことをしてもらえるのか。患者の側も、それをイメージとしてつかんで、世の中に声を出してもいいのではないか、と思った。と言いつつ、私たちはイメージをつくり出すための資料をほとんど持っていない。知らされてこなかった、と言ってよい。ここまで考えて、私は、とにかく看護の現場を歩いてみようと思い立った……。いわば、「よい看護」探しである。「よい看護」ができる条件はなんなのか。看護婦さんたちが「よい」と思うことは、患者にとっても「よい」ものであるのか。そして「悪い看護」と言われるところに横たわる事情はなんなのか。とにかく、現場に立ち、考えてみることにしてみた。――本書より
新版・経済指標を読みこなす
1993.07.16発売
新版・経済指標を読みこなす
編:朝日新聞経済部,装丁:杉浦 康平,装丁:赤崎 正一,その他:浅沼 テイジ
講談社現代新書
経済の実態と変化を50のデ-タから読取る有効求人倍率、住宅着工統計、日銀短観、貿易統計などの基礎的な経済数字から、日本経済の全体像、さらには変化の予兆を読みとる方法を分かりやすく伝授する一冊
森が消えれば海も死ぬ
1993.07.16発売
森が消えれば海も死ぬ
著:松永 勝彦
ブルーバックス
森の栄養が海の生物を育てる 昔から漁民たちは、海の魚介類を増やすためには湖岸、川辺、海岸の森林を守ることが大切だということをよく知っていて、この森のことを「魚つき林」と呼んでいました。森の栄養分が海の生物を育てるのです。しかし、現在では、これを知っている人は、漁師以外にはほとんどいません。本書は、長年、森・川・海をひとつながりの生態系としてとらえ、研究し続けてきた著者が、自身の体験談をまじえながら、陸の森と海の生物との深いつながりを語り、地球環境にはたす森林の大きな役割を紹介するものです。
関節はふしぎ
1993.07.16発売
関節はふしぎ
著:高橋 長雄
ブルーバックス
人のからだの驚異のしくみを解き明かす 関節はどんなに激しく動かしても、摩耗したり、熱をもったり、油がきれたようにギシギシいったりすることはありません。機械には絶対マネのできないこのふしぎな動きはどんなしくみにささえられているのでしょうか。 また、日ごろよく耳にする「お皿に水がたまる」とか「関節にねずみが走る」というのはどういうことなのでしょう。野球肘、テニス肘、関節炎、痛風、リウマチなどといった関節の故障・疾患はなぜ起こるのでしょうか? それらの原因をさぐり、対処法をも紹介します。
超能力ははたしてあるか 科学VS超能力
1993.07.16発売
超能力ははたしてあるか 科学VS超能力
編:大槻 義彦
ブルーバックス
超能力をさぐると、科学の本質まで見えてくる! 「気」、「念力」、「透視」、「念写」、「テレパシー」、「チャネリング」……、この世には実に、さまざまな超能力があるとされているが、常識を越えた、これら超能力の正体は何だろう? 本当に、科学でも解明できない神秘な力があるのだろうか? 科学のモットーは「実事求是(じつじきゅうぜ)」である。事実にもとづいて、真実を求めることだ。その科学の“鏡”に超能力を写してみると、どんな“姿”が見えるのだろう? 本書を読めば、この世に現れた超能力と、その謎解きをする科学の双方を読者は楽しむことができる!