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水滸伝(五)
1985.01.09発売
水滸伝(五)
訳:駒田 信二,装丁:菊地 信義,装画:井上 洋介
講談社文庫
財をうとんじ義を尊ぶ。梁山泊に集う好漢たちは、誰もがその精神を忘れない。その行動は、あるいは残酷に過ぎたり、過激に走ったりはしても、男の盟約(ちかい)を果たす限り、彼らは全てを許容する。さて、星主宗公明を盟主として日に日に勢いを増す梁山泊。いよいよ108人の好漢は一同に会した。中国大伝奇小説!
電子あり
いのちある限り ある脳神経外科医の記録
1985.01.09発売
いのちある限り ある脳神経外科医の記録
著:三輪 和雄,解説:中村 桂子,装丁:佐藤 弘一
講談社文庫
車に撥ねられ、頭部を強打するという、一瞬の事故。「死んだ方がましだ」と叫ぶ患者を励まし、献身的努力を傾けつづける医師と、絶望的な苦しみに耐えて生きつづけようとする一人の人間をめぐる、愛と悲しみの記録。生命の尊厳、安楽死への疑問、医療と社会とのひずみ、植物人間や後遺症の問題を考える。著者の執刀でかろうじて一命をとりとめた人とその家族との苦闘の日々を描く。増え続ける植物人間、医療のこころを訴える、感動の力作!
電子あり
いつのまにか晴れた空
1985.01.09発売
いつのまにか晴れた空
著:見延 典子,解説:平岡 篤頼,装丁:菊地 信義,装画:北村 紀子
講談社文庫
ベストセラー「もう頬づえはつかない」の続編ほか、軽やかなもう一つの見延典子の世界。女子大生の就職難を描く力作など6編の短編小説集ーー就職先の決まらないくり子は、卒業後、大阪に勤務することになった久雄とのことで、岐路に立たされてしまった。女子大生の就職難という腹立たしい現実を背景にした、ベストセラー「もう頬づえはつかない」の続編など、単行本未収録作品「山菜おこわ」を含む6編を収録。軽やかな小説空間をひらく、もうひとつの見延典子の世界。
電子あり
ビッグアップルは眠らない
1985.01.09発売
ビッグアップルは眠らない
著:夏樹 静子,解説:都筑 道夫,装丁:菊地 信義,装画:島田 章三
講談社文庫
三重殺人の華麗なトリックによる傑作推理.’79年11月,日光中禅寺湖で女社長が水死.’80年6月,ニューヨークで日本人商社マン変死.時空を隔てた二つの事件に奇妙な一致が現れたとき,第三の死が
欲望の海(下)
1985.01.09発売
欲望の海(下)
著:津村 節子,解説:中平 まみ,装丁:菊地 信義,装画:三宅 章夫
講談社文庫
スター歌手の座にかけた娘と母親の執念。喝采の魔力に魅入られ、栄光への階段をのぼりはじめたーー打たれても蹴られても、スターの座がまずしい。この身とひきかえにでも、栄光の座がほしい。華やかな舞台の裏で、希望と絶望が交差し、賞賛と中傷が飛びかう芸能界。この欲望うずまく海を、身も心ももみくちゃにされながら、真佐子は泳いでゆく。夢と執念にかけたひとりの少女の青春を描く、力作長編小説。<上下巻>
電子あり
欲望の海(上)
1985.01.09発売
欲望の海(上)
著:津村 節子,装丁:菊地 信義,装画:三宅 章夫
講談社文庫
栄光のかげにひそむ欲望。はなやかな芸能界にかけた少女と母親、二人の女の夢と執念ーースポットライトを浴びて、華やかに舞台の中央に立つスター歌手たち。だが、その栄光の座にのぼる道は、はるかに遠い。歌が少しうまいというだけの少女だった、真佐子。派手好みの母・静江の執念にひきずられて、欲望うずまく歌謡曲の世界に、とつじょ投げこまれた真佐子が、いつか魅入られたように、あこがれの座への階段を一歩一歩のぼりはじめる……。芸能界の裏表を舞台に、母娘の夢と欲望を描く長編。<上下巻>
電子あり
ふられ虫がゆく!
1985.01.09発売
ふられ虫がゆく!
著:武田 鉄矢,装丁:菊地 信義,装丁:道信 勝彦
講談社文庫
生きる重みを噛みしめる鉄矢の感動エッセイ海援隊の帆を下ろした彼が,俳優という仕事に就いて五年,いま何をつかんだのか。出会った人々の懸命な姿に学びつつ,自分を探して旅に出た航海日誌をここに贈る
一流人 私の好きな言葉
1985.01.09発売
一流人 私の好きな言葉
編:佐藤 秀郎,解説:岩川 隆
講談社文庫
人生を変えた言葉,糧となる金言の集大成。政界,財界,文化,学問,芸道など諸分野で活躍を続ける120余名の著名人の人生の支えの言葉,坐右の銘とその来歴やエピソードを滋味豊かに紹介したエッセイ集
新名将言行録 幕末維新(二)
1985.01.09発売
新名将言行録 幕末維新(二)
著:榊山 潤,装丁:菊地 信義,装画:田村 元
講談社文庫
ペリー来航! 泰平の夢は破れた。日本はその日を境いに、騒然たる混乱の渦にまきこまれる。開国佐幕、攘夷尊皇……、国論は真二つに割れ、人々はそれぞれの立場、利害得失に応じて、風雲の乱れを呼ぶ。本巻には、幕府側に立つ井伊直弼、松平容保、小栗上野介、榎本武揚、河井継之助、大島圭介、天野八郎を収録。幕府側立場で幕末史を彩る英傑俊英の相!
電子あり
新名将言行録 幕末維新(一)
1985.01.09発売
新名将言行録 幕末維新(一)
著:榊山 潤,装丁:菊地 信義,装画:田村 元
講談社文庫
長い安定政権を誇った徳川幕府も、19世紀を迎えると、さまざまな矛盾を露呈しはじめた。財政難、鎖国による文明の遅れなどなど。そうしたさなか、日本近海には西欧列強の船舶が不気味に出没しはじめ、近代日本を拓く人々の動きも活溌化する。本巻には、高野長英、渡辺崋山、吉田松陰、勝海舟、徳川慶喜を収録。近代日本を拓く傑物・巨人たちの動と静!
電子あり
わたしの生きがい論 人生に目的があるか
1985.01.09発売
わたしの生きがい論 人生に目的があるか
著:梅棹 忠夫,解説:林 雄二郎,装丁:菊地 信義,装画:山岸 義明
講談社文庫
人生における有益とは何か? 何が有益で何が無益だということを、いったい、だれが決めるのか? いまこそ既成の価値観へ問いを発しなければならない。文明の宿命的進化にブレーキをかけ、「目的の体系」を脱し「無」にかえる、まさにこの「逆進化の発想」が求められているのだ。その「目的の体系」から「逆進化の発想」へ転換するなかにこそ、真の生きがいを探索するすべがある。安易な処生術や精神修養的生きがい論をくつがえす、衝撃の書。あなたの生きがいを真につかみ直そう!
電子あり
巨人の素顔
1985.01.09発売
巨人の素顔
著:石井 代蔵,解説:塩見 恒行,装丁:菊地 信義,装画:小沢 良吉
講談社文庫
一世を風靡したふたりの巨人の栄光と悲哀。未だ破られぬ69連勝に輝く大横網双葉山,隆盛を誇る今日のプロレス界の礎を築いた風雲児力道山。絶頂を極めた二人の知られざる孤独と悲しみを描く傑作実録小説
モッキンポット師ふたたび
1985.01.09発売
モッキンポット師ふたたび
著:井上 ひさし,解説:松田 修,装丁:菊地 信義,装画:ヒサ クニヒコ
講談社文庫
お帰りなさい、モッキンポット先生!ご存じ小松、土田、日野の3人組のいたずらにふりまわされる善意の人、われらがモッキンポット師が笑いと涙で帰ってきた――。お人好し神父と悪ヂエ学生の行状を軽快に描いた、笑いとペーソス溢れる名作『モッキンポット師の後始末』の続編登場! お帰りなさい、モッキンポット先生!ご存じ小松、土田、日野の3人組のいたずらにふりまわされる善意の人、われらがモッキンポット師が笑いと涙で帰ってきた――。お人好し神父と悪ヂエ学生の行状を軽快に描いた、笑いとペーソス溢れる名作「モッキンポット師の後始末」の続編、文庫オリジナルで登場!
電子あり
新・私の中国人ノート
1985.01.09発売
新・私の中国人ノート
著:和久田 幸助,装丁:細谷 巌
講談社文庫
もっとも中国をよく知る著者の書き下ろし作初めて日本人を善玉として描いた映画の話をはじめ,中国と中国人の最新情報と,50年にも及ぶ交流から得た中国理解のエッセンスを語る評判のシリーズの最新作
内藤将棋勝局集
1985.01.09発売
内藤将棋勝局集
著:内藤 国雄,解説:中平 邦彦,装丁:菊地 信義,装画:山藤 章二
講談社文庫
空中戦,自在流の華麗変幻な内藤将棋の真髄変幻自在,華麗な攻め,必殺の寄せ―いかなる戦法をも縦横無尽に駆使して世に自在流と謳われる鬼才の勝局集.坂田三吉,升田幸三らの流れを継ぐ関西将棋の強腕
読書巷談縦横無尽 とっておきの50冊
1985.01.09発売
読書巷談縦横無尽 とっておきの50冊
著:谷沢 永一,著:向井 敏,装丁:安彦 勝博
講談社文庫
充実した時間を約束する決定版ブックガイド正真正銘楽しめる本,ヒザをうって感嘆できる本,イキのいい本を,読み巧者としてきわめつけの二人が,ホンネで精鋭をよりすぐり,その本の勘どころを語った快著
戦後欲望史 転換の七、八〇年代篇
1985.01.09発売
戦後欲望史 転換の七、八〇年代篇
著:赤塚 行雄,装丁:菊地 信義,装画:針 すなお
講談社文庫
話題の人物や事件でつづる戦後史。世間を騒がせた大事件や懐しい風俗・流行など、時代の求める雰囲気をいちばん鮮明に映す「欲望」という観点か、「“我らの昨日」を再現する! ーー連合赤軍事件や三島由紀夫の自決や、前総理大臣・田中角栄の逮捕から、近くはグリコ・森永事件まで……恐しい犯罪や奇妙な事件のあいつぐ1970~80年代の深層を、人間の「欲望」という視座から見据えて描く戦後の同時代史。詳細な社会風俗年表とともに、当時の懐しい雰囲気や時代相が甦る。全3冊。
電子あり
ボク風船にのったんだ
1985.01.08発売
ボク風船にのったんだ
文・絵:平田 実,装丁:丹羽 朋子
ボク,パパ,ママ一家で楽しめるフォト絵本熱気球にのってカリフォルニアからノルマンジーへと,青い空を旅するぼうや.空をとぶあこがれの世界,風船から見た自然の姿などを,美しい写真ストーリーで紹介
白きアンガラ河
1985.01.08発売
白きアンガラ河
著:伊藤 登志夫,装丁:蟹江 征治
講談社学術文庫
シベリア抑留者による捕虜収容所の人間記録敗戦でソ連の捕虜収容所に送られた元日本兵の集団が,飢えと寒さに苦しみながら,古いイデオロギーを捨てて民主運動にめざめていく過程を生生しく描いた体験記.
古代朝鮮と日本仏教
1985.01.08発売
古代朝鮮と日本仏教
著:田村 圓澄,解説:金 達寿,装丁:蟹江 征治
講談社学術文庫
これまでの日本の仏教史研究者の多くは、朝鮮仏教の役割やその歴史的評価について、ほとんど無視してきたと思う。しかし、古代の日本仏教と朝鮮仏教との関わりからすれば、中国仏教よりも朝鮮仏教のほうが、より緊密であった。飛鳥仏教の形成に直接関与し、かつ最も重要な役割を果たしたのは朝鮮仏教であったと思う。仏教を東アジア世界の共通の宗教・思想・芸術・文化として考究する視点も必要なのではないか。(「まえがき」より)