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2024.09.13発売
西葉瑞希 愛しのベビーフェイスvol.1 FRIDAYデジタル写真集
西葉瑞希の可愛いところ、全部詰め合わせっ!
自由気ままにおやつを頬張って、寝っ転がって……自然体で過ごす無防備な姿に胸キュンが止まらない。
vol.1には爽やかなブルーやミントグリーンの水着姿を収録。愛らしいベビーフェイスと美しいメリハリボディに癒されてください。
※vol.2と写真の重複はありません。

2024.09.13発売
あさひは失敗しない
講談社文庫
幼い頃に母がかけてくれた「あさひは失敗しない」というおまじない。それはやがて呪縛となり、追い詰められた彼女は取り返しのつかない「失敗」をしてしまう。
メフィスト賞デビュー『#柚莉愛とかくれんぼ』著者による、サスペンス・ミステリー
どこまでが愛で、どこからが狂気か。その境界は誰にも見えない。
――本間 悠(佐賀之書店)

2024.09.13発売
逆境 大正警察 事件記録
講談社文庫
明治の末に刑事課の大改造を行われ、大正時代になると警視庁ではやっと科学捜査が始まった──熱血刑事の事件簿・書下ろし警察小説!
明治44年(1911年)、警視庁は大改革を行い、日本初の鑑識課を設置。世界でも早期に科学捜査の一つ「指紋捜査」を開始した。それまでの刑事捜査は、江戸時代の「岡っ引き方式」を引き継いで個人による手柄競争が奨励され、検挙率は3割を超えない低さだったのだ。本庁捜査係の虎里武蔵は、「眼力でピストル強盗を逮捕した男」として名を馳せ、板橋署から引き抜かれた優秀な刑事。その武蔵が非番の日に電報で呼び出される。東京府西多摩郡の山村で6歳の少女の死体が見つかったのだ。武蔵は麹町の下宿から青梅町に向かい、山中の遺体遺棄現場に臨場した。現場では円匙(スコップ)が見つかり、早速新たな科学捜査として、指紋が採取される。驚いたことにその指紋は少女の父親のものと一致し、最重要容疑者に浮かび上がる。だが武蔵は、犯行動機に疑問を感じて……。

2024.09.13発売
母上は別式女
講談社文庫
大名家の奥を守る、女武芸者・別式女(べっしきめ)。
凸凹夫婦の真里村家は、今日も大騒動!
女だてらに剣の達人──諸藩を見渡しても数少ない女剣士・万里村巴は、護衛に武芸大会に剣術指南に大活躍。新機軸書下ろし時代小説!
「別式女」は実在した。大名家の奥を守る女武芸者のことで、御三家や仙台藩などの大藩には置かれていたが、万里村巴が仕えるたった5万石の雨城藩に6人もいるのは珍しい。なかでも巴はその統率者たる「別式女筆頭」なのである。その任務は多岐にわたり、藩主の妻女の護衛のほか、家臣の子女への剣術指南なども行った。だが巴は、剣の腕は立つが料理はからっきし。反対に夫の音次郎は、上屋敷の賄い方助として料理の腕をふるっているのだ。そんな「凸凹夫婦」の万里村家には、皮肉屋の父や楽天家の息子もいて、まったくもって目が離せないのだ……。

2024.09.13発売
猫弁と狼少女
講談社文庫
累計53万部の大人気シリーズ!
亜子との共同生活にも慣れてきて、幸せをかみしめている天才弁護士・百瀬太郎。迷い猫を保護して訴えられそうな依頼人の家を訪ねると、塀の上に座る少女の姿が。裸足で逃げる少女に「助けて」と言われ手を差しのべた百瀬は、巡回中の警察官に逮捕されてしまい――!? 猫と謎だらけの大人気ミステリ、最新作!
えっ、百瀬が誘拐で逮捕!
なのに、留置場で法律相談?
どうなる、亜子との結婚!?
その嘘は、幸せになる呪文

2024.09.13発売
素数とバレーボール
講談社文庫
41歳の誕生日おめでとう。高校のバレーボール部仲間、ガンプ君から届いたのは、500万ドルのストックオプションプレゼント。メールを受け取った同い年の部員4人は久しぶりに再会し、メールの真偽とガンプ君の消息を探り出す。不惑を越え厄年を迎えた大人たちが、人生の折り返し地点で選びなおした未来とは。
41歳の誕生日に届いた、
人生最大のエール。
夢も希望もほどよく諦め、でもまだ捨てない。
四十にして惑わずなんて、嘘じゃん。

2024.09.13発売
あきらめません!
講談社文庫
共働き&ワンオペ育児を経て、定年退職を迎えた霧島郁子。夫の田舎へ移住し悠々自適な生活を送るはずが、待っていたのは閉鎖的な地域社会のしがらみばかり。失意の郁子を救ったのは、老齢の女性市議・市川ミサオだった。彼女の後押しで市議会議員に立候補することになった郁子の運命は!? 痛快選挙小説誕生!

2024.09.13発売
杜ノ国の滴る神
講談社文庫
時空をこえて結びつく二人。
いま読みたいファンタジー。
華麗な世界観で大反響!
『杜ノ国の神隠し』『杜ノ国の囁く神』に続く、
「杜ノ国」シリーズ最新作
真織は不死身となって神に近づいていく自分に戸惑いながらも、人に近づこうとするかつての神王・玉響との結びつきを強めていく。
豊穣をもたらす女神とその声をきく神王が祭政の中心をなす杜ノ国で、政権転覆を企む神領諸氏は水ノ宮を急襲、新しい神王をさらう。
古代和風ファンタジー新章。
〈文庫書下ろし〉

2024.09.13発売
すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集
講談社文庫
NYタイムズ紙が選ぶ「21世紀の100冊」
作品集累計15万部突破!
一篇読むたびに本を置いて小さくうなり、深呼吸せずにいられない。
このように書く作家はほかにはいないと、何度でも思う。
――訳者あとがきより
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この人の短編は時間を切り取るのではなく出現させる。だからその都度新鮮な生命力を持つ。
――江國香織 「毎日新聞」より
最初のときほどびっくりしないだろうという気持ちもあった。だが、やはりびっくりしたのである。そして、ルシア・ベルリンを読む喜びは、一作読むたびに驚かされることだったと思い出した。
――中島京子 「日本経済新聞」(2022年5月28日)より
こんなに渇いても、人は愛せるし、こんなに汚くても、人は気高いし、こんなに希望がなくとも、人は生きられる。その事実を天気のように受け入れるほかないのだと、隣で微笑(ほほえ)まれているような読書だった。
――金原ひとみ 「朝日新聞」(2022年06月11日)より
ルシア・ベルリンの作品は、深い海にダイブする前と後にも似ている。海を前にする時、あの暗い青の中に何が渦巻いているのかわからない。いざ飛び込んでみると世界は一変する。鮮やかな魚や珊瑚(さんご)に出会って感嘆し、時にはごつごつした岩で体を切り、血が滲(にじ)む。塩っ辛く、息も苦しいけれど、振り仰いで見える海面は、この世で一番美しい光の網目をきらめかせている。海から上がれば、もう元には戻れない。暗い青の中には素晴らしくて残酷な、温かくて冷たい世界が広がっていると知ってしまった。
――深緑野分 「深緑野分のにちにち読書」(「Web東京創元社マガジン」連載)より
ルシア・ベルリンの小説の良さは、何にも代えがたい、キラーフレーズの鮮やかさだと思う。
選ぶ言葉のセンスの良さが、小説を読むときのたのしさを思い出させてくれる。ああ、こういう言葉たちに触れたくて自分は小説を読んでいるのだと、分からせてくれるのだ。
――三宅香帆 「365bookdays」より
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中学でスペイン語を教える新米女性教師が、
聡明な不良少年のティムにとことん振り回される(「エル・ティム」)。
夫を失った傷を癒やすために訪れたメキシコの小さな漁村で、
女がダイビングを通じて新たな自分と出会う(「すべての月、すべての年」)。
世界中で驚きと喜びをもって迎えられた、至高の短篇集。

2024.09.13発売
文庫版 鵼の碑
講談社文庫
百鬼夜行シリーズ新作長編!
殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。
消えた三つの他殺体を追う刑事。
妖光に翻弄される学僧。
失踪者を追い求める探偵。
死者の声を聞くために訪れた女。
そして見え隠れする公安の影。
発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、
縺れ合いキメラの如き様相を示す「化け物の幽霊」を祓えるか。

2024.09.13発売
復活の歩み リンカーン弁護士(下)
講談社文庫
無実の囚人を自由に! その前に立ちはだかったのは弁護士の元妻だった。
サンズの無実を証明する裁判が始まり、ハラーは犯行の再現映像や携帯電話の位置追跡などあらゆる手を尽くす。
だが、検察側は意外な証人を用意して、新証拠の採用を認めさせない。ボッシュの証言の反証に立ったのは、ハラーの元妻マギーだった。
窮地に陥ったハラーは、さらに法廷侮辱罪で拘束されてしまう!
リンカーン弁護士シリーズ第7弾!
「クライマックスの法廷シーンは見事だ」
──英国タイムズ紙 マーク・サンダースン

2024.09.13発売
復活の歩み リンカーン弁護士(上)
講談社文庫
ミッキー・ハラー&ハリー・ボッシュ。
最強コンビで冤罪を晴らせ!
無実の罪の服役囚を救い出した刑事弁護士ミッキー・ハラーには、冤罪を訴える囚人からの手紙が殺到していた。
元ロス市警刑事のハリー・ボッシュがその選別をし、前夫殺害犯のルシンダ・サンズに目をとめる。
凶器が未発見など不可解な点を探り始める二人だが、その矢先、それぞれの自宅に何者かが侵入した。
リンカーン弁護士シリーズ第7弾!
「コナリーに比肩する犯罪小説の語り手はいない。……見事にお膳立てされたリーガル・ダンス」
──ミステリ&サスペンス・マガジン アンドルー・スミス

2024.09.13発売
講談社の動く図鑑MOVE 恐竜 育脳シールパズル ”かしこい脳”を育てる!
講談社の絵本
「講談社の動く図鑑MOVE 恐竜」発の、脳医学者がオススメする、遊びながら地頭を鍛える魔法の知育パズル!
恐竜好きのお子さん、4歳ごろ~小学生、大人まで楽しめる一冊です。
<あそんでいるだけで脳を育て、賢くなれる!魔法の知育シールパズル>
台紙と同じ番号のシールを見つけて貼るだけで、パズルが完成!
数字に強くなるのはもちろん、指先を器用に使うスキル、集中力、想像力、空間認識力、やり抜く力…など様々な力を育みます。
<脳医学者・瀧 靖之先生監修>
MOVE「はじめてのずかん」シリーズの総監修を務める、東北大学の脳医学者・瀧靖之先生がこの本を監修。
<パズルのあそび方>
(1)台紙とパズルシールを準備します。いずれもミシン目で切り離せます。
(2)台紙の枠の中にある数字を確認します。そして同じ数字のシールを探します。シールはランダムに並んでいるので、がんばって探しましょう!
(3)枠にあわせて、シールを貼ります。
(4)完成! 躍動感あふれる恐竜の姿が現れます。
切り離して遊べるので、きょうだいやおともだち同士でいっしょにあそべます。
長距離移動や待ち時間のときはもちろん、
ちょっとだけ静かにあそんでいてほしいときにも重宝します。
<登場する恐竜>
1、ズール
2、ティラノサウルス
3、オビラプトル
4、トリケラトプス
5、ブラキオサウルス
6、スピノサウルス
7、ヤマトサウルス(日本発の新種恐竜)
8、デイノニクスvsテノントサウルス
9、ケントロサウルスvsケラトサウルス
10、ティラノサウルスvsトリケラトプス、プテラノドン
対象:4歳ごろから小学生まで、大人も楽しめます!
シールと台紙はそれぞれ10シート
230ミリ×230ミリ
<監修者・瀧 靖之先生からのメッセージ>
この「講談社の動く図鑑MOVE 恐竜 育脳シールパズル」では、番号に合わせて細かいシールを貼り、それぞれの恐竜の全体像を完成させます。シールを選んで貼っていく過程では、集中力、空間認識力、やり抜く力、手先の器用さが養われます。さらに「きょうりゅうの ひみつ」ページで恐竜についていろいろ学ぶことで、知的好奇心もどんどん育まれると思います。子どもたちの脳の発達において「知的好奇心を伸ばす」ことはとても大切です。この本によって、お子さんが恐竜への興味をひろげ、楽しく学び続ける力を伸ばしていってくれることを願っています。

2024.09.13発売
霊獣紀 鳳雛の書(上)
講談社文庫
大ヒット作「金椛国春秋」シリーズに続く気鋭のファンタジー作家の注目作。
「三国志」の時代から続く戦乱の中国、五胡十六国時代。
鳳凰の眷属・紫鸞は、玉山で天命を授かった直後、神獣・一角麒に出会う。
人界に馴染むことが肝要だ、という一角の助言から、紫鸞は人間の街で暮らす。
ある夕暮れ、突如現れた流星に突き動かされ、北方遊牧民の穹盧に辿り着く。
紫鸞を惹きつけたのは、たった今受精した未来の聖王が放つ光だった。〈書下ろし〉

2024.09.13発売
ゴジラ&東宝特撮 OFFICIAL MOOK vol.32 日本沈没/日本沈没 テレビシリーズ
日本が世界に誇る東宝制作の特撮作品を網羅したシリーズムック。第32巻では、空前のベストセラーの映画化「日本沈没1973」およびその連続テレビ版「日本沈没1974 テレビシリーズ」を大特集。

2024.09.13発売
機能性色素ハンドブック 染色、バイオ・医療、先端デバイス
2200種もの色素の物性値および機能・用途を解説。その色素の重要文献も逐一掲載。色素を調べるときに必須の一冊。
(1)構造 (芳香族、複素環芳香族、シアニン、大環状化合物)
(2)機能 (天然・食用色素、カラーインデックス(C.I.)色素、レーザー色素、分析化学用、生体染色用、光-電子機能)
の2つに大別して分類・解説した。
【目 次】
「構造」
・芳香族
・アゾベンゼン類、複素環化合物
・シアン類
・大環状化合物
「機能」
・天然染料・食用色素
・酸性染料、アゾ染料、塩基性染料
・直接染料、分散染料、蛍光増白剤、媒染染料、酸化染料
・反応染料、溶剤染料、硫化染料、建染染料
・有機顔料
・レーザー用色素、蛍光色素
・分析化学用色素
・生体染色・バイオ関連色素
・光-電子機能性色素
・C.I. 番号の分類
・未掲載色素一覧
・CAS 番号索引
・化学式索引

2024.09.12発売
張騫 シルクロードの開拓者
講談社学術文庫
武帝から西域出使の命を受け、未知なる国へと出立した張騫(ちょうけん)(?-前114)。13年もの旅を経て帰国後、下級官僚から大中大夫への大昇進、失態から死罪宣告されるも、並ぶ者なき唯一の「西域専門家」として復権を遂げる――! 文化・物資の東西交流の大道を築いた英雄の波瀾万丈な出使記録と、シルクロード開通の功績を丹念に考察。
NHKの名番組「シルクロード」(1981)(1985)、「大黄河」(1986)を手がけたNHKプロデューサーにして中国文学研究者が、軽やかな筆致で描写。知られざる張騫の生涯と功績から、中国視点でのシルクロードを活写する。
本書の原本は1991年9月、筑摩書房 ちくまライブラリーより刊行されました。
目次
プロローグ 天の河へ行った男 語り継がれる張騫
第一章 張騫登場の背景
匈奴の馬蹄に戦く漢王朝
耳よりな情報と武帝の経略
奇特な応募者張騫――出身と時代風潮
第二章 第一次張騫出使―経過と成果
拘留十年、節を通す
はじめて飲んだ葡萄酒――パミールを越えて
13年目の帰国と報告
第三章 第二次張騫出使――経過と成果
不倒翁の面目
烏孫内属
広がる波紋・張騫効果
第四章 人跡たえぬ流砂の道
葡萄・珍宝そして音楽――西域から漢へ
汗血馬来る――李広利の大宛遠征
絹の威光と穿井法――漢から西域へ
第五章 張騫につづくもの――西域経営の功労者
烏孫の「女王」解憂公主
最初の西域都護――鄭吉
虎穴に入らずんば虎子を得ず――西域に殉じた班超
エピローグ 墓前に思う
解 説 井上文則(早稲田大学教授)

2024.09.12発売
徳川海上権力論
講談社選書メチエ
◆近世は「水軍」が連れてきた!◆
緻密な実証とグローバルな視点による、最新研究の精華
《SHOGUN 将軍》で描かれた按針のモデル・三浦按針がもたらしたものとは何か?
徳川将軍家の権力・権威にとって、軍船は欠かすことのできないものだった。それはなぜか?
戦国の片隅の小勢力が「将軍」という最強の盟主の地位に登り詰めたのは、海上軍事の力があってこそだったからだ。
水の上の視点から、中世から近世へと列島の権力構造が移りゆくさまをダイナミックに描き出す!
【本書の内容】
序章 徳川権力にとって海上軍事とは何か
第一章 戦国大名・徳川氏と東海地域の水軍
第二章 徳川氏による水軍編成の本格化
第三章 豊臣政権の下で変容する徳川氏権力と水軍
第四章 水軍が支えた徳川権力の全国政権化
第五章 徳川家康の対ヨーロッパ貿易 「扇の要」向井政綱・忠勝父子
第六章 西国統治と「鎖国」 拡張する海上軍事体制
第七章 「水都」にして「軍都」=江戸
終章 東西ユーラシアの海上軍事と徳川権力
【登場する主要人物】
ウィリアム・アダムス/ジョセフ・アダムス/天野景能/天野重房/石川重勝/石川政次/稲生重次/今村重長/今村正長/小笠原一庵/小笠原権之丞/小笠原忠真/小笠原長住/小笠原信元/小笠原信盛/小笠原広勝/小笠原広光/岡部貞綱/岡部長盛/岡部正綱/岡部元信/小浜景隆/小浜利隆/小浜広隆/小浜政精/小浜光隆/小浜守隆/小浜安隆/小浜嘉隆/角屋七郎次郎/九鬼守隆(友隆)/九鬼嘉隆/ヤコブ・ヤンスゾーン・ファン・クワケルナック/高力清長/榊原職直/ディエゴ・デ・サン・フランシスコ/清水政晴/清水政吉/千賀重親/千賀信親/千賀与五兵衛/曽我古祐/ルイス・ソテロ/竹中重義/竹本吉久/寺島斧之丞/ファン・テーリョ/藤堂高虎/戸川達安/戸田尊次/戸田忠次/戸田忠昌/戸田忠能/フランシスコ・モレノ・ドノソ/内藤家長/内藤政長/中島重次/中島重春/中島重好/中安種豊/乃美景継/長谷川長綱/長谷川藤正/長谷川藤広/支倉長経/服部左京亮/服部政光/花房正成/花房幸次/林茂右衛門/樋口淡路守/樋口関大夫/彦坂元正/セバスティアン・ビスカイノ/細井勝吉/堀内氏善/本多重次/本多忠勝/本多忠政/松平家清/松平家忠/松平家信/松平家広/松平清善/松平清宗/松平定勝/松平定綱/松平定房/松平定行/松平定頼/松平忠明/松平忠利/松平頼重/間宮高則/間宮信高/間宮長澄/間宮武兵衛/水野守信/溝口重長/向井忠勝/向井直宗/向井正方/向井正重/向井政綱/向井正俊/村上景広/森村重/ファン・バウティスタ・デ・モリナ/雄誉霊巌/ヤン・ヨーステン/ジョアン・ロドリゲス/渡辺織部/渡辺喜兵衛/渡辺弥一郎

2024.09.12発売
禅門の異流 盤珪・正三・良寛・一休
講談社学術文庫
◆権威など眼中になし! 激しく、自由に、そしてしなやかに“ほんとうのこと”を求めた禅の巨人たち◆
血まみれになるまで考え抜いた:“不生禅” 盤珪
徳川家旗本から42歳で出家:”在家禅”正三
厳しい自省を静かに徹底した:”大愚禅”良寛
人間性丸出し「大妖怪」:”風狂禅”一休
強烈な個性をほとばしらせた禅者たちがいた。かれらはいずれも、時の権威に背を向け、反骨をむき出しにして、まことに独創と言うべき道を選んだ。それはなぜか。かれらの言葉をふんだんに引き、かれらの激しく厳しい禅は「本流」にも劣らない「偉流」を成したのであったことを明らかにする。
鈴木大拙の愛弟子である著者が、自身のうちにある「万腔の反骨心」を投影させながら、激しく生き抜いた四者それぞれの禅のかたちを描いた異色作。
著者に師事した竹村牧男氏による解説をあらたに付した文庫化。
【本書より】
ひとたび禅経験(大死一番、絶後蘇息)を、わがものにしてからのちの、禅者の生き方は、まことに自由で、多彩をきわめている。そこにわれわれは、真に“個性的”な人間の生き方を見ることができる。(「まえがき」)
【解説より】
あらためて本書を読んでみると、実に巧みに必要かつ十分な解説を適切に施していることに気づかされた。(中略)それらのすべては、禅を究めた達道の士ならではの指摘である。(中略)各人の独自の本質を十分に描いていて重厚であり、読み応えのある書物となっている。この四人を一堂に並べての説述によって、日本の禅仏教がいかに豊かなものであるかが、ますます明らかとなっていよう。
【本書の内容】
まえがき
不生の仏心の説法・盤珪禅師語録
一 不生の人
二 盤珪禅の特色
三 不生禅の提唱
四 禅師の行履
二王坐禅と在家仏法・正三道人『驢鞍橋』
一 禅門の一匹狼
二 曠劫多生の修行
三 正三の二王禅
四 正三の在家仏法
わが詩は詩にあらず・良寛禅師詩集
一 大愚の生涯
二 詩でない詩(『草庵集』鈔)
風狂の禅と詩と・一休禅師
一 風狂の自由人
二 祖師禅の源流にくんで
三 栄衒の徒を呵して
四 狂雲は大徳下の波旬(悪魔)
五 性の自由境を謳歌して
六 「風狂の禅」私見
参考文献
(付記)序・著作集版に寄せて
あとがき
解説 「偉流の人」が描く、禅の圧倒的な個性と多様な魅力[竹村牧男]
*本書の原本は、1992年に筑摩叢書より刊行されました(初出は1967年に同社より刊行)

2024.09.12発売
生命の意味論
講談社学術文庫
伝染病も老化も死も、官僚制も企業も大学も、「免疫」からはこう見える! 『免疫の意味論』(大佛次郎賞)を凌駕する圧倒的スケールで描かれる、稀代の免疫学者による「超」生命論。(解説:養老孟司)
「私はこの本で、生命の持つあいまいさや多重性、しかしそれ故に成り立つ「超(スーパー)システム」の可能性について考えた。そこには「不気味さ」と「美しさ」が紙一重で同居している」――「まえがき」より
[目次]
まえがき
第一章 あいまいな私の成り立ち
第二章 思想としてのDNA
第三章 伝染病という生態学(エコロジー)
第四章 死の生物学
第五章 性とはなにか
第六章 言語の遺伝子または遺伝子の言語
第七章 見られる自己と見る自己
第八章 老化――超(スーパー)システムの崩壊
第九章 あいまいさの原理
第十章 超(スーパー)システムとしての人間
参考文献
あとがき
解説 多田富雄さんと私 養老孟司