タブーの漢字学

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タブーの漢字学

タブーノカンジガク

講談社現代新書

性の話、トイレの話……
はばかりながら読む漢字の文化史!

「性」にまつわる漢字
かりに私たちがまだ文字のない時代に暮らしているとして、王様から文字を作る仕事をあたえられた、と仮定してみよう。(中略)王様から作成を命じられたのが、もしも「一人前の立派な男」という意味を表す文字だったら、あなたはいったいどうするだろうか。男の子が成長し、一人前の立派な男性になったことを文字で示すには、いったい何で表現すればいいだろう。なにを使うかは、人によってまちまちである。現代人ならば、それをスーツにネクタイという姿で表現する人もいるだろうし、引きしまったたくましい肉体のイメージで、一人前の男をとらえる人もいるだろう。そして中には、そんなの「男のシンボル」でしか表現できないじゃないか、とニヤニヤしながら考える人もいるにちがいない。――<本書より>


目次

序章 言い換えられることば
第1章 「性」にまつわる漢字
第2章 「死」をめぐる漢字
第3章 大小便と「月のさわり」
第4章 名前に関するタブー

書誌情報

紙版

発売日

2004年11月20日

ISBN

9784061497511

判型

新書

価格

定価:792円(本体720円)

通巻番号

1751

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介

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