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平家物語(五)
ヘイケモノガタリ
- その他: 杉本 圭三郎

治承4年6月、清盛は、福原への遷都を断行、8月、伊豆に頼朝が挙兵したとの報が、早馬によって福原へ伝えられる。頼朝の挙兵は、超人的な天性不敵の怪僧文覚(もんがく)のすすめによるものとして、頼朝と文覚の出会いにいたる挿話が語られる。頼朝追討の平家の大軍が、富士川で戦わずして敗走し、以仁王に加担した南都が、清盛の命によって攻められ、東大寺・興福寺が焼失するなど、大事件が連続するなかで、治承四年が劇的に暮れていった。
目次
1 都遷(みやこうつり)
2 月見
3 物怪之沙汰
4 早馬
5 朝敵揃
6 かん陽宮
7 文覚荒行
8 勧進帳
9 文覚被流
10 福原院宣
11 富士川
12 五節之沙汰
13 都帰
14 奈良炎上
書誌情報
紙版
発売日
1982年07月07日
ISBN
9784061583559
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
通巻番号
355
ページ数
279ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
その他: 杉本 圭三郎(スギモト ケイザブロウ)