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平家物語(六)
ヘイケモノガタリ
- その他: 杉本 圭三郎

治承5年正月には、その仁徳を仰がれた高倉院が崩御され、その生前の挿話と、小督との悲恋が語られる。東国では、頼朝についで木曽義仲が挙兵し、さらに九州・四国からも平家に背く在地の武士の動きが飛脚によって伝えられ、平家の危機が切迫したとき、一門を領導してきた巨星、清盛がはげしい熱病に冒され死んでいく。悪行の人といわれた清盛も、数々の善政をしていたことが、その出生の事情とともに挿話として語られていく。
目次
1 新院崩御
2 紅葉
3 葵前
4 小督(こがう)
5 廻文(めぐらしぶみ)
6 飛脚到来
7 入道死去
8 築島
9 慈心房
10 祇園女御
11 嗄(しはがれ)声
12 横田河原合戦
書誌情報
紙版
発売日
1984年08月08日
ISBN
9784061583566
判型
A6
価格
定価:968円(本体880円)
通巻番号
356
ページ数
230ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
その他: 杉本 圭三郎(スギモト ケイザブロウ)