影の現象学

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影の現象学

カゲノゲンショウガク

講談社学術文庫

影はすべての人間にあり、ときに大きく、ときに小さく濃淡の度合を変化させながら付き従ってくる。それは「もう一人の私」ともいうべき意識下の自分と見ることができる。影である無意識は、しばしば意識を裏切る。自我の意図する方向とは逆に作用し自我との厳しい対決をせまる。心の影の自覚は自分自身にとってのみならず、人間関係においてもきわめて重要である。刺激に満ちた万人必携の名著。


Ⓒ河合 嘉代子

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目次

1 影
  1.影のイメージ
  2.ユングの「影」概念
  3.影の種々相
2 影の病い
  1.二重身
  2.二重人格
  3.夢の中の二重身
3 影の世界
  1.暗黒
  2.不可視の影
  3.地下の世界
4 影の逆説
  1.道化
  2.トリックスター
  3.ストレンジャー
5 影との対決
  1.自我と影
  2.影との対話
  3.影と創造性

書誌情報

紙版

発売日

1987年12月04日

ISBN

9784061588110

判型

A6

価格

定価:1,298円(本体1,180円)

通巻番号

811

ページ数

316ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2021年03月12日

JDCN

06A0000000000122849A

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