名僧列伝(三)

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名僧列伝(三)

メイソウレツデンサイギョウ・ゲンシン・シンラン・ニチレン

講談社学術文庫

薄幸(はっこう)の佳人璋子(しょうし)への鎮魂の歌を詠み続けた西行。『往生要集』の著者で、藤原道長の心からの信服を得、念仏による極楽往生の道を説いた恵心僧都源信。全身全霊を打ち込んだ他力の信心を確立した親鸞。『法華経』を信ずることによって、この苦しみに満ちた世界が浄土になることを激しく訴えた日蓮。一沙門として終始した念仏者と唱題者4人を描き出す。


目次

【西行】
西行の出自 運命の美女待賢門院璋子 陰謀の渦 花への開眼 人はどうして歌わずにいられぬのか やがて空しくなりにけるかな 時雨西行 おもしろや!
【源信】
平安時代の念仏 恵心僧都の生い立ち 美しくも荘厳な死 下品往生 『横川法語』
【親鸞】
地獄は一定(いちじょう)すみか 激動 念仏停止(ちょうじ) 二座の聴聞 流人 常陸の国へ 異端邪義 善鸞義絶 冷え冷えと醒めた決断力 その死
【日蓮】
代表的日本人 静かで根強い出発 迫り来る死の恐怖の日々 佐渡流罪 闇を一挙に光へ 身延

書誌情報

紙版

発売日

2001年08月07日

ISBN

9784061593923

判型

A6

価格

定価:1,012円(本体920円)

通巻番号

1392

ページ数

304ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

底本:本書は’77年8月、文藝春秋刊行の「名僧列伝(三)」を底本とした。

著者紹介

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