本多勝一 逝き去りし人々への想い

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本多勝一 逝き去りし人々への想い

ホンダカツイチユキサリシヒトビトヘノオモイ

日本のジャーナリズム、政治、文化、国際問題、社会運動を支えた巨人たち、身のまわりの愛しき人々への「鎮魂歌」

著者が共に生き、共に闘った人々の生き様、死に様を綴った記念碑的作品!

『多くの「友人や恩師など」とお別れしてきました。しかし想えば「多く」なるのは当然きわまること、自分が年をとるのと全く並行して、同世代にしろ前後世代にしろ共に来世に近づくのですから、(略)私自身にしても、お別れ「する側」になるのか「される側」になるのか、一切の予断は許されますまい』――<「あとがき」より>


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書誌情報

紙版

発売日

2010年10月21日

ISBN

9784062164030

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

402ページ

初出

収録作品参照

収録作品

  • 作品名

    妹の死

    初出

    季刊『辺境』第2次の1(1973年10月)

  • 作品名

    死の用意が常にできていた高校教師

    初出

    飯田高松山岳会『圏谷』6号(1958年9月)

  • 作品名

    アイヌ民族の苦悩と栄光の生涯

    初出

    『週刊朝日』1961年6月23日号

  • 作品名

    若くして急死した友へ

    初出

    曾我富士男遺稿追悼文集刊行委員会編「帰寂」(1970年)

  • 作品名

    父の通夜

    初出

    季刊『辺境』第2次の1(1973年10月)-未完-

  • 作品名

    お地蔵さんになった日雇い労働者

    初出

    下沢勝井・松下拡「人間・宮沢芳重-その半俗の生涯」合同出版(1967年)の帯から

  • 作品名

    極地探検の研究と煽動の生涯

    初出

    アテネ書房「ケルン-解題」(1978年6月)

  • 作品名

    「人民軍」同士の不当な戦場に死す

    初出

  • 作品名

    庄屋の台所の五〇個のハンコ

    初出

    宮本常一追悼文集「宮本常一-同時代の証言」1981年春

  • 作品名

    精悍なハニカミ屋との激論の日々

    初出

    脇坂誠追悼集「山・薔薇・ザッカス」1983年

  • 作品名

    故郷と文化と民族を考えさせた詩人

    初出

    武田太郎「誌と文と絵」刊行委員会「遺稿・追悼集「武田太郎・詩と文と絵」」1983年刊

  • 作品名

    「かけがえの無さ」を考える

    初出

    『生協運動』1984年8月号

  • 作品名

    地球環境汚染と戦っていた「ガイガー」なのに

    初出

    『朝日新聞』1989年7月29日夕刊、追悼田附重夫出版会「追悼田附重夫」(1991年)

  • 作品名

    漫画家を夢想した頃の「恩師」

    初出

    『朝日ジャーナル』1988年9月16日号「なぜ日本人は嫌われるか」・1989年2月24日号・3月3日号、『朝日新聞』1989年2月11日夕刊、『SPA!』1989年2月23日号

  • 作品名

    着想が卓抜な「真夜中のニワトリ」

    初出

    『朝日新聞』1989年4月17日夕刊、日本山岳会『山岳』1990年版

  • 作品名

    北方動物へのダ=ビンチ的な幅広い研究

    初出

    『朝日新聞』1989年8月14日夕刊

  • 作品名

    ヒマラヤに逝った最高級の登山家たち

    初出

    『朝日ジャーナル』1991年11月8日・15日各号

  • 作品名

    病床に先生を見舞う

    初出

    『話の特集』1992年10月号

  • 作品名

    神も仏もないような二六歳の事故死

    初出

    『サンデー毎日』1992年9月13日号

  • 作品名

    「北海道アイヌ」よ、さようなら

    初出

  • 作品名

    悲しみよりも、友を失う淋しさ

    初出

    酒井三到男「生の時刻」付章・かまくら春秋社(1992年)

  • 作品名

    梅里雪山へ、若者たちはなぜ?

    初出

    「廣瀬顕追悼集刊行委員会」編集・発行「追悼 廣瀬顕」(1995年)

  • 作品名

    今後にこそ影響力と光芒を

    初出

    「地理学への情熱-太田勇追悼文集」(1997年4月)非売品、『週刊金曜日』1997年4月11日号

  • 作品名

    郭沫若の長男、ふしぎな因縁の「老朋友」

    初出

    郭和夫記念追悼誌編集委員会編・発行「逝きし友の魂に-郭和夫の追悼」(1996年)

  • 作品名

    「ジャーナリスト」を守ってくれたジャーナリスト

    初出

    伊藤正孝回想録編集委員会「「駆け抜けて」-回想・伊藤正孝」(1997年)

  • 作品名

    またしても岳友の遭難

    初出

    神奈川ヒマラヤンクラブ「スキルブルム7360-夢は白き氷河の果てに」(1998年)

  • 作品名

    地球環境の重要人物を飛行機事故で失う無念

    初出

    『週刊金曜日』1997年10月31日号

  • 作品名

    君に弔辞を「読む側」になろうとは・・・・・・

    初出

    「信大名誉教授・山田哲雄氏のお別れの会」での弔辞(1998年9月12日)

  • 作品名

    母が泣いた日

    初出

    灰谷健次郎編「母を語る」(1998年)倫書房

  • 作品名

    生死を共にした解放戦線のベトナム人

    初出

    朝日新聞社「本多勝一集」第10巻「戦場の村」第八部解放戦線から、『週刊金曜日』2005年6月10日号

  • 作品名

    目線が市民の側にあった哲学者

    初出

    『週刊金曜日』1999年2月19日号

  • 作品名

    日刊紙創刊の同志を失って愕然・・・・・・

    初出

    『週刊金曜日』1999年6月4日号

  • 作品名

    ある「新聞記者」との別離

    初出

    本多勝一「母が泣いた日」(1999年)光文社

  • 作品名

    「ベルーフ」としてのジャーナリスト

    初出

    「追悼 新井直之」(2000年5月)

  • 作品名

    南京大虐殺研究の先駆け

    初出

    『週刊金曜日』2000年3月31日号に加筆

  • 作品名

    凶刃に倒れた真の政治家

    初出

    『週刊金曜日』2002年11月15日号

  • 作品名

    「あの世」で議論しい哲学者

    初出

    芝田さんを偲ぶ会編「芝田進午の世界-核・バイオ時代の哲学を求めて」(桐書房)

  • 作品名

    「白バラ」同志のはずが急逝

    初出

    『週刊金曜日』2003年1月24日号

  • 作品名

    新聞記者としての活動の陰の恩人

    初出

    「追想 広岡知男」朝日出版サービス(2003年)

  • 作品名

    まさに空前と言えた天才装丁者

    初出

    2003年12月13日「偲ぶ会」での弔辞

  • 作品名

    一貫してこられた正確な論理

    初出

    尾山宏ほか編「家永三郎の残したもの引き継ぐもの」日本評論社(2003年)

  • 作品名

    真に偉大な旧陸軍将校たる歴史学者

    初出

    『中帰連』2003年夏季号

  • 作品名

    具体的活動開始の矢先にお別れとは・・・・・・

    初出

    2003年9月28日の葬儀への弔電、追記:『週刊金曜日』2003年8月22日号から

  • 作品名

    良い意味での”古いタイプ”の新聞記者

    初出

  • 作品名

    モスクワで殺された有能な”飲み友達”

    初出

  • 作品名

    尊敬する政治記者との最後の対話

    初出

    『週刊金曜日』2004年7月30日号・8月6日号

  • 作品名

    親類づきあい以上の友人だったアイヌ

    初出

    『週刊金曜日』2004年12月17日号、追記:山と渓谷社「初めての山へ六〇年後に」(2009年)収録の「南駒ケ岳-二度目の山へ五十八年目に」から

  • 作品名

    ユーモアに満ちたイタリア人「日本学者」

    初出

    京都大学山岳会『Newsletter』33号(2004年12月)

  • 作品名

    「南京大虐殺」証人、その死が意味するもの

    初出

    『週刊金曜日』2004年12月24日号

  • 作品名

    アメリカ南部取材以来の親友が・・・・・・

    初出

    『週刊金曜日』2005年4月1日号

  • 作品名

    残念な死に空しさと侘しさ

    初出

    『週刊金曜日』2000年11月10日号、中川裕編「片山龍峯さんを偲ぶ」私家版(2005年)

  • 作品名

    山スキーの”大先輩”を悼む

    初出

    『週刊金曜日』2006年3月3日号

  • 作品名

    『南京大虐殺』のアメリカ版刊行

    初出

  • 作品名

    独創的発想に終始した植物学者

    初出

    北海道大学出版会「中尾佐助著作集」内容紹介パンフ(2006年)、『FRONT』1999年12月号、『山と渓谷』2006年3月号

  • 作品名

    真の「アイヌ民族」の死

    初出

    『週刊金曜日』2006年5月12日号・2008年6月27日号

  • 作品名

    米軍脱走兵支援の運動を共にしたころ

    初出

    『週刊金曜日』2007年9月7日号

  • 作品名

    ”非常識組”同期生の無念な肺ガン死

    初出

    『週刊金曜日』2008年11月14日号・11月21日号・12月5日号

  • 作品名

    ヒンズー=ラージを共に探検した地質学者

    初出

    『週刊金曜日』2009年1月30日号

  • 作品名

    わが生涯で最も影響され、直接お世話になった先生

    初出

著者紹介

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