怖いくらい通じるカタカナ英語の法則

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怖いくらい通じるカタカナ英語の法則

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ブルーバックス

「画期的な英会話の解説書」と好評を博し累計9万部突破。ネイティブスピーカーが読み上げた例文を収録した音声CDを付録しています。

【★ご購入をご検討の方へ】カタカナ&ネイティブ音声をネット上で聴けるようにした改訂版が2016年10月19日に発売予定です。言語学習について脳科学から考察した「理論編」も拡充しています。ご購入前にCD版、ネット対応版の別にご注意ください。

「こんな単純な方法で本当に通じるの?」と思われるかもしれませんが、実際に本書の法則で英文を読むと、不思議なことに、自分の発音がネイティブのように聞こえてきます。聞き取りチェックをした何人ものアメリカ人が驚き太鼓判を押す「カタカナ発音法」をぜひお試しください。

(著者からひと言)
初心者が英語で何かを伝えたい場面で、とくに気を付けなければならない点は、いかに文法が正しいかということや、いかに表現が適切かということよりも、いかに発音が“それっぽい”かという音の技術です。極言すれば「通じない英語は、下手な発音が原因である」とさえ言えるでしょう。
ここまで問題点が明確ならば、それに対する解答は簡単です。そうです。発音を修正すればよいのです。しかし、脳の成長の観点からは「外国語を正しく発音する能力は、一般に9歳を境に急激に低下する」といわれています。となれば、私たち大人に残された道はただ一つしかありません。そう、開き直ることです。
そこで思いついたのが、巷では禁断の手段といわれるカタカナ英語の活用でした。本書では、私がアメリカに留学した際に、試行錯誤の末に見出した13の発音法則を収録しました。この法則に基づいて適切なカタカナ読みをすれば、自分の言いたいことをネイティブに伝えることができるようになるはずです。完璧な発音とはいえませんが、少なくとも、「自分の話している英語がまるで伝わらない」という最悪の事態からは確実に脱却できます。

べつにカタカナ英語だっていいじゃないか。理想を求めることは潔くあきらめよう。どうせ、私たちには発音するための脳回路がないのだから。

少なくとも私は、こう開き直った瞬間、肩の荷が降りたように気分が楽になりました。本書が、英語学習で行き詰まりを覚えている方のお役に立てれば、著者としてもこの上ない幸せです。


目次

0章 はじめに
1章 意識改革編
なぜカタカナ英語が必要なのか?
2章 実践編
現実に起こりうる英会話の場面を想定した59の文例を元にカタカナ置換のルールを解説
2-1 初級編
2-2 応用編
掲載例
▼ We had a lot of snow → ウィアダラーラスノウ
▼ Have you been to Seattle? → ハヴュベナセアロウ
▼ That is not what I meant. → ダーツナーッワライメンッ
3章 法則編 カタカナ置換17の法則を300以上の例とともに紹介
▼ 『iはエで』 business → ベゼネス
▼ 『(母音の間の)Tはラ行で』 activity → アクテヴェレ
4章 理論編 外国語の習得に関する最新の脳科学の成果を紹介
5章 おわりに

書誌情報

紙版

発売日

2008年01月22日

ISBN

9784062575744

判型

新書

価格

価格:1,100円(本体1,000円)

通巻番号

1574

ページ数

208ページ

シリーズ

ブルーバックス

初出

2004年10月20日に小社より刊行された『魔法の発音 カタカナ英語』を一部改訂して新書化。

著者紹介

著: 池谷 裕二(イケガヤ ユウジ)

1970年生まれ。薬学博士、東京大学大学院薬学系研究科准教授、脳研究者。

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